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2003.12.30

現実にあったことだけど

 夜はもう働きたくないので、作り置きのおでん食べつつTVを眺めている。
 例によって、NHKの動物ドキュメンタリーを見ているのだが、題材が熊や虎なんで、気を抜いてると捕食シーンがばんばん出てきて、ご飯食べながら野生のシビアな喰ったり食われたりを見るというほのぼのとは言い難い展開に。野生のことなんで、子連れだってはぐれるし、子熊だって飢えて死ぬのである。鳥の卵を盗っていくきつねにむーとうなるが、きつねの帰っていく巣穴には子ぎつねが待っているのである。自然の元で生命がぐるぐるしてるのがあからさまな番組。びみょーに枝に隠したり、角度をつけて見えにくくしたりしてるけど、獲物を採って喰うシーンも干からびた死体も映ってる。こういうの、残酷だから子どもには見せたくない、という親御さんも多いかもしれないけど、隠したってこれが現実なんだから、見せた方がいいと思う。
 つけっぱなしにしてぼーっとしてると、今度は「映像の世紀」が始まる。このテーマ曲が「笑う犬」初期に内村演じるやたらと強い女アヤカというコントで使われていて、どうもそのイメージが焼き付いてていかんのです。しかし、本編が始まるともはや笑ってる場合ではなく。昨日もベトナム戦争あたりからカンボジアのポル・ポト政権の虐殺などなど、寝る前に見るとどん底気分になるテーマだったけど、今日も20世紀に入って各地で紛争が起きるたびに難民が世界にあふれました、という、救いのないどんよりした内容。これがどれもこれも現在進行形なのがつらくてしょうがない。動物ドキュメンタリーのときは「残酷でも直視すべき」なんてエラそに思ったんだけど、対象が人間だと生々しさがアップする分しんどい。<結局、動物は他人事なのね。あなた。
 あそこでひどい目に会った人が、別の場所では誰かをひどい目に遭わせる立場に回ってる。一年、五年、十年経っても、同じような理由で争ってる。人間って本当に成長してるんでしょうか。いい方に変わる可能性ってあるんでしょうか。百年かけて、何の進歩もありませんことよ。
 新年を目前にどよーっとなりながら就寝。

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