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2004.02.01

男の好きなマンガ・女の好きなマンガ

 ドラマ版「エースをねらえ!」が好調を続けてるって話を、なんとなく相方とした。
 あのころの少女マンガの絵をそのまま実写で再現したら、そりゃ見た目はお笑いになるに決まってるし、実際になってるんだけど、見てる人によれば、話も原作どおりでしかもよくまとまってるらしい。原作どおりにやればいいってもんじゃないのは、去年の同じ枠の「動物のお医者さん」が実証済みだから、やはりシナリオの出来がいいんだろうなあ。
 そのうち「あしたのジョー」も実写ドラマ化かなあと相方は言う。「巨人の星」の実写化よりはアリかもしんないけど、あれをそのまま実写に置き換えたらやっぱ見た目で笑う気がする。「あしたのジョー」はああいう話だから、笑った時点で悲しくなりそう。そもそもドヤ街なんか身近にないし、少年院もずいぶん変わったと言うし。あの時代だから成り立ってた部分がたくさんある話。
 それで、なんで「あしたのジョー」はだめっぽいけど「エースをねらえ!」は可能なんだろう?って話になって、どうやら少年マンガと少女マンガの違いのせいじゃないかなあ?というオチになった。
 さすがに「エース」でも、例えばスポーツのトレーニング理論なんかはやっぱ古い。今は返ってやってはいけないこともあるくらい。だけどメインで起きる事件はお蝶夫人や宗方コーチとの葛藤だったりするわけで、その辺は今でも通用する感じ。舞台も学校とそれぞれの家と試合のあるコートがほとんど?時代遅れっぽいところもありはするけど、見るに耐えん、と言うほどでもないかも。要するにドラマのメインはスポーツを通じての人間関係や主人公の成長物語で、そういうものは時代性に左右されにくいのかもしれない。
 「あしたのジョー」は、まず主人公の生い立ちやそのハングリー精神が広い世代に訴求できるかと言うと厳しそう。時代背景も今では説明なしではわかりにくいところもありそう。それに、ああいう話の仕立ては、年代を問わず男性に好まれる、のだろうか?今の十代はもっとおっとりとやさしいものを好むようにも思える。(もちろん、燃える男の熱いドラマにもちゃんとニーズはあるようだけど)
 相方が言うには、「男は状況と関わるドラマが好きな気がする」そうで、それはどうしても時代と関わりが深いから古びてしまいやすいんじゃないかと。少女マンガは人と関わるドラマが好きのようで、根本的なところで時代の影響は受けにくいんじゃないか、と。
 そう言われると、そうかもしれないね、と思う。

 個人がやってるマンガやアニメのサイトは、同じ作品のものでも男性と女性で大きく切り口が違う。個人差ももちろんあるけど、性差による傾向が明らかにある気がする。
 なんて言うんでしょ。ガンダムのファンサイトなんかを見てると、男の人のは、このモビルスーツは何話で出た、いつ改造された、誰が乗ってた、みたいなデータベースとか、この事件はいつ起きた、それによってこういう影響が出たみたいな年表っぽいまとめみたいなコンテンツが多い。女の人のは、この話で誰と誰がどうしたと言った感想(感想は男性も書くけど)や、絵が書けない人は二次創作を載せてるところが多い。
 きっと、延々とモビルスーツのスペックを書き連ねたサイトを女性が見てもちっともおもしろくないし、大きな事態の変化も起きない、ひたすら人間関係の細やかな機微を追っかけた二次創作は、男性には退屈でたまらないだろう。(なぜか、男性のえろげサイトには大量の二次創作があって、そこでは様々な恋愛模様が繰り広げられてるけど、えろげは恋愛ものが多いから、そういう傾向になるのかな)
 データベースや年表は状況のコレクションで、二次創作は人間関係のコレクションなんじゃないだろうか。それぞれの性で興味の切り口が違うから、それがコンテンツに反映されてるんじゃないのかな。
 それがいいとか悪いとか、どっちが優れてる劣ってるとかではなく、単に「違う」というだけの話だけど。

 そういえば、今NHKで平日の夜11時からやってるドラマも原案は大島弓子のマンガらしい。家族の関わりのドラマに仕立ててるから、昔のマンガでも原案になり得るのかもしれない。

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