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2004.05.04

「火の鳥」、見ました

 恐ろしいことにさすがNHK。全十三話放送の「火の鳥」が既に出来上がっている!民放ではあり得ないスケジュール。おかげで連休の一日、こないだの「一挙六話放送!」の残りの七話もまたまた一挙に見ることができました。(正確には「全十三話一挙放送!」の日だったんですが)
 残りのエピソードは「異形編」一話、「太陽編」四話、「未来編」二話です。
 私は原作読んでないんであれですが、多分知ってる方は「えっ、『太陽編』四話?無理なんじゃないの?」と思われるでしょう。原作は壬申の乱の時代の仏教とそれ以前からの産土信仰との争いと、未来の宗教勢力戦争を視点を切り替えつつ進行させる、ちょっと複雑な構成らしいんで、取り上げるエピソードとしても厄介そう。(壬申の乱とは何か?みたいな歴史背景の説明がないので、不得意系の人にはわかりにくいし)
 と思っていたら、やっぱり未来の話は全部ぶった切って壬申の乱絡みの部分だけでまとめてしまいましたよ。しかもオチがなーんか。これでいいのか?みたいなとってつけたようなオチで。(戦乱の中でハリマの狼の顔が傷つけられ、それが元で人の顔に戻る。ハリマの働きに帝は褒美を賜るというがハリマはそれを断り、なじんだ里の民にも別れを告げて北へ去った産土信仰の神々(というか、マリモ)を追っていくのだった、みたいなー)原作ではきっと、未来社会とリンクするからこそやれた作劇がなされてるんでしょうねえ。うーむ、原作を確認したくなった。復活編でロビタのいきさつを切ったのが私にとって「なんでー?」だったんで、きっと「太陽編」も読んだ人にはこの辺「なんでー?」ではないかと。
 「未来編」は、もう読んで相当経つから原作どおりかどうかはわかんないんだけど、一応ポイントになるいきさつはちゃんと追ってるように見えるのに、どこかモヤっと感が残るというか。結局ロックは事態を引っ掻き回して勝手に死ぬんかい、とか、タマミは死に損なのかい、とか、原作ではうまく処理してたんじゃないか?と思われる部分が説明が足りなくて引っかかりまくるのです。五千年間の冷凍睡眠?をしてたと思しき女性のエピソードに力点置きすぎなんじゃないか?とか。
 せっかく最後に未来編を持ってきてるのに、腑に落ちるように流してくれないんで、長い時間の末に地球に新たな有機生命体が生まれましたよ、という下りが、偶然生まれ出てくるのをマサトが見守ってるだけみたいな感じで。あの生命体の発生にタマミが関わってるんじゃないの?だから、生命の発生と同時にマサトの元にタマミが立ち現れてるんじゃないの?この辺がわかりにくいんですわ。
 この二作に比べれば、「異形編」はまとまってるけどもとが短編だし。
 ってゆーか、これやるんだったら「復活編」三本立てにしてロビタやればよかったのに。<しつこい。
 というわけで、どこか消化不良感が残る全十三話でした。個人的には「黎明編」が一番納得しやすい出来かなあと思いました。

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