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2004.08.14

「川の深さは」、読了

 福井作品は、なんちゅーか、ヲとしての自分があんまり語るなと言ってる気がします(笑)。ので、ちょっとだけ。
 乱歩賞受賞作の「twelve Y.O.」の前日譚的な内容だと聞いていたので、まずはこちらからと読み出した「川の深さは」。文庫版の解説にも書かれているように、以降の作品に出てくる代表的なモチーフ全詰まりと言ってよく、処女作の荒削りさゆえに作者の根底にあるこだわりがストレートに伝わります。「終戦のローレライ」まで連綿と書かれているらしい(未読なんで)このテーマ、福井さんはまだ書き尽くしてないんでしょうか。これを語り切ったら、次はどういう主題を据えてくるんだろうかと、その辺も気になりつつ。簡単に語り切れるはずもないテーマだけど、切り口を変えなければ物語りに仕立て続けるのは難しいわけで、次の切り口をどこに持ってくるのだろうと、そちらにも興味があります。
 しかし、心に熱いものを抱えながらもやり場なくくすぶっている中年男と、不器用に正面を向いて疾走していく少年と言う組み合わせ、この方、好きなんですね。如月行より増村保の方が、ちょっと骨太いかな。彼は守るべきものを持ってますから。<ショタだけに、中年男より少年に注目してしまう。いかん、いかん。
 物語も終盤、保くんの行動に「ヒイロかよ」とつぶやいたのはここだけの内緒の話だ(笑)。葵ちゃんはリリーナよりも可憐な感じですが。(<Wはスパロボでしか知らないのに、よく言うな、オレ)

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Comments

「命なんて安いものさ。特に俺のは」
このセリフが出てきた瞬間から、私の頭の中では読んでいる間中ずっと、保の声は緑川光になっていました。「任務完了」って、そこまでやるかよっ!!

Posted by: ゆき | 2004.08.28 at 12:53 PM

>ゆきさん
やっぱりそう思われますよね>増村保=ヒイロ。
最初からもわーんもわーんとそういう雰囲気は漂ってたのですが。「任務完了!」には、ほんとあぜんとしました(笑)。

Posted by: きいろ | 2004.08.31 at 12:48 AM

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