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2004.10.22

「攻殻機動隊」、見ました

 今さらって感じですが、BShiでやっていたので。公開当時から全米での評価の高さを聞いたあたりまでは、なぜか「見よう!」という気持ちが湧かなかった。その後はなんとなくでスルーし続け、「イノセンス」もレンタルに出たしそろそろ見ておくかなあと。
 さすがに十年前の近未来な設定ってちょっとつらいかも。なぜかサイバーで退廃な町並みのイメージは中華系に流れ着く。飛行機が低く飛ぶ光景は、啓徳空港が現役だった頃の香港そのもの。話はかなり形而上な感じなのに(だからこそ?)、ストーリー展開も説明もないイメージシーンがかなりあって、しかも全編が90分ないとは!草薙少佐のサイボーグ体破壊から人形使いとの融合までがクライマックスとは思いもせず、その後あっさりうわさのENDシーンになってしまったのでびっくりでした。
 肉体と精神と外界認識に関しては未だ各論乱れ飛ぶ状態だから、「攻殻機動隊」で表現される人格の未来像みたいなのに「なーるー」と思考喚起されるかというと、私はちょっとなあ。(私の固体認識感はかなり泥臭いです)ネットで接続されて他者(それがシステム上に形成された元になる個人のないゴースト?であっても)と融合するって展開で、すぐに諸星大二郎の「生物都市」を発想してしまう私の古さゆえでしょうけど。(しかもモトネタが本編ではなく「不条理日記」というのも、我ながらどうかなあ)
 断片的な情報であれこれ考察するのが好きな人向きの作品ですよね。当時は斬新だったのだろうなあ、なんて距離を感じてしまうあたり、ものは見時があるのだと思いました。

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