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2004.12.10

もっと苦労しろよ!精神的に

 読むたびに気分が萎え萎えになる「愛の流刑地」ですが、検索ワードNo.1だし(爆)一部の知人に好評のようなので、もう少しつきあってみます。相変わらず失望(と言うほど深いものでもないが)のため息しか出ないけど。
 先週半ばからえろ化が著しかったんですが、そこは主人公が年だけあって(?)展開はノロいです。まだしばらくえろえろなまま引っ張れそうな進行状況。こんなんで年末に突入かよ。正月に謹賀新年めでたいな!なシーンでももってくるつもりか>淳ちゃん?とかよけいな心配をしていたら、一週間がかりでとりあえず接合まで行きました。まだ続きそうだな、やれやれ。日経から「そのシーンがキモですからどしどし長めに書いちゃってください!」とハッパかけられてるのか?
 以下、知らない人には「???」で興味もない話だから続き機能発動。

 なんかもー、主役のおっさんの女の好みを述べられると「あーあー、与しやすいというか、自分が圧倒されるような相手はヤなのね。安パイと見たからその気になったのね」というココロの響き合いではないわかりやすい選択理由が列挙されてて、これをどう純愛と言いくるめるつもりなのか、「恋愛の毛沢東」渡辺先生よ?と小一時間ほど(古いからもうやめる)。
 いわく、楚々とした、控えめな、ひっそりとした佇まい、それでいて肉付きがよい、豊かな、とかなんとか、自分をケモノと表現する割には気弱いですな>菊治さん。インパラの群れの中を見回して、若々しく生気に満ちた個体はちょっと狩れそうにないんで、小柄でスタミナのなさそうな、生命力の薄いメスを狙おうと考える老いたライオンみたい。で、捕まえてみたら意外と食いでがあってラッキー、であってほしいと。
 既婚女性が不倫する理由は、想像しかできんが、気分転換かダンナがくれないものをくれる相手か、無難なとこではそんなもんですが、この主人公がどっちのケースにも当てはまらなくて、ヒロインの行動が謎でしょうがない。こんな容姿も金も知性もない男となんで関わろうって気になったんだろう?「愛は非論理的」なんて非論理的な言葉で読者を丸め込むつもりか?>渡辺先生。
 毎日マンネリだしー。昔ファンだった小説家が物欲しそうで後腐れなさそうだから、一回こっきり関わってみる?って考えるほど、割り切れてる女じゃないっぽいし(そもそもそんな人は、菊治さんも読者のおじさま方もお好みでないだろう)、じゃあ菊治が何くれるって(最早呼び捨て)、京都にホテル取るのに損得考えるショボい人がゴージャスなディナーとか宝飾品とかくれるとも思えん。「失楽園」ではご飯と小旅行は充実してたようだから、今後に期待かもしらん。(渡辺先生がウンチク全開で書いて下さいます)
 まして。愛はね。この話、のっけから全然心の交流ないから。そういうシーンじゃ、さらに男の思いこみしかないから。この先、女性も納得させるような愛情が育まれる展開になるとは思えない。人の気持ちは話さなきゃ伝わらないのに、この男、ほんとに言葉を惜しむ。世の女性を次から次にとっつかまえて聞いてみなさいよ。どんなにえっちが上手でも、心がマグロな男とはつきあえないって言うと思うよ。既婚女性は特に、言葉での関わり合いに飢えてる人が多い。家で飢えてて、外でもお預けじゃあ、不倫のリスク負う価値はどこにあるのか。言葉はあんたの本業でしょうが、菊治。それでも小説家かよ?
 人間関係の面倒がいやなら、恋愛なんてややこしいことには手を出すな。

 リアルな展開としては「きょうのばんごはん」の「愛の流刑地」が順当なところでしょう。

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Comments

いつも、このネタにばかりコメントいれてごめんなさいです〜。
菊治さん(=渡辺先生ということでよい思うのですが)、女性の好みがかなり保守的というか、わかりやすいですよね。下着の色から何からかにから、どうせそうだろうなと思った通りの嗜好でいらっしゃいましたわ。これも一種のドリーム小説っていうやつですかねえ。楽しませてはいただいておりますが。
私も「にっけいしんぶん新聞」ブクマにいれてます(笑)

Posted by: Troika | 2004.12.10 at 11:02 PM

「愛の流刑地」で検索かけてたどり着きました。
いや~私の心の中でモヤモヤしてたことを代弁していただいた気分でスッキリですっ!
「心がマグロな男」すごくうまい表現ですねっ
ほんっとおっしゃる通り。
なんていうか、まるで心の交流がないのに、「愛」って言葉が度々出てくるのがどうにも納得いかなくって…男女の受け止め方の違いなのかしら。
私ももうかなりうんざりしてきてますこの小説。

Posted by: みゅう | 2004.12.12 at 07:38 PM

>Troikaさん
もはや男女の恋愛どころか、中高生の性教育レベルにまで話を落とさねばならなくなった「愛の流刑地」です。
↑に別項立てて書きましたけど、妄想は妄想でいいんだけど、書いてる本人(+一部の誤解親父)がドリィムだと自覚してないっぽいのがイタいんですよねえ⋯。
好みが保守的なのもあるけど、こういうタイプでないと歯が立たないというのもあるかなあと。相手に譲歩してもらっといて、ケモノが聞いてあきれます。

原文を読むといらいらと腹が立ってくることが多々あるんで、すでに突っ込みが入れられている「にっけいしんぶん」さんであらすじ押さえるほうが、精神衛生的にはいいですねえ。

>みゅうさん
 はじめまして。ウケていただいてうれしゅうございます。
 概ねの女性はかなりいらいらしながら読む羽目になりますよねえ>愛ルケ。あの世代の男性は、「以心伝心」という言葉を都合よく履き違えてるんじゃないかと疑う瞬間があります。
伝わってるんじゃないの。相手が先読みの努力をしてくれてるか、すでに伝えることをあきらめてるの。
若い男性は違和感を感じたり、「これって妄想」とわかってくれてるようなので、男女というより世代の違いのような気がします。

私もうんざりしまくってますが、ネタとしてもうしばらく生暖かく見守っていきます。

Posted by: きいろ | 2004.12.15 at 01:25 AM

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