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2005.01.01

読めないドラマ

 正月一日は相方の里なので、特に書くこともなく。お屠蘇飲んで雑煮食べてお節食べて、初詣と墓参りに行ったくらいでしょうか。31日から急激に寒くなり、福岡では昼過ぎても雪が残るほどの積雪。帰省先も雪こそ降ってないもののごっつい寒風が吹いてて、思わずユニクロ行ってカシミアマフラーを買ってしまいました。元日だと言うにユニクロ盛況。駐車場は満杯、福袋は女性用Mは完売、みなさんそれなりの量の服を買い物かごに突っ込んでおられまして。急に寒くなられて、とりあえず着るものを確保しに来たのか?
 別にあれせいこれせいと言われるわけでもないお気楽な帰省ではあるんだけど、普段勝手気ままに暮らしている分、読み差しの本やちょっと聞く気になったCDや編みかけでほったらかしのビーズ細工や、あとインターネット環境(爆)、そんなものが手元にないとどうも落ち着かない、することがなくてぼーっとしてしまうんです。

 夜は例によってチャンネル権がないので映っているものを眺める。家だったらトリビア見てるのになあ(でなかったらNHKBSのドキュメンタリーの再放送)、新年最初に私が見るドラマは普段なら絶対に見ない「はぐれ刑事純情派SP」です。これが年末だったら、韓流ドラマに深入り中の義母の好みで危うく「冬のソナタ」に延々付き合うことになってたところ。相方のご両親は幼少時に朝鮮におられたので、韓国ドラマの風景に懐かしいものを感じるらしいのです。
 ともかく。さすがに「はぐれ刑事」を全編見続ける根性はなく、相方が家に残してたハヤカワとかざざっと眺めたりしてたんですが、ついクライマックスあたりのはずの22:40ごろに画面を見ると、もう事件の真相の80%は解明されてそうな時間帯なのにまだまだ話は続く模様。いったい後に何が?もうEDじゃないの?TV欄を見てみると、なんと23:30までの超ワイド枠。そして、終盤も超終盤になって不思議なことに安浦刑事以下警察官だか刑事だかの皆さんは突然時代劇の衣装を着て、加藤茶(かつての同僚らしい。詳細は知りません)が所属する地方周りの劇団の芝居に出演です。前後のいきさつがさっぱりわからないんだけど、事件の黒幕もしくは真犯人をお芝居の会場におびき寄せるという展開のよう。出し物は国定忠治ベースのお笑い劇。一介の刑事のハズの安浦さん、堂々と主役の国定忠治をやってますが、お客さんは事情を知らされてないわけで素人芝居を見せられてお金取られてそれでええの?いや、藤田まことですから全然トチることもなく粛々と芝居は進行していくんだけど。これは「藤田まこと」じゃなく、「安浦刑事」だと思って見てるからさ。私は。趣味は演劇というわけでもなさそうな安浦刑事が達者に主演を努めるって、どういうドラマなん?と思ってしまうのよ。
 私のわけわからん感は、加藤茶の石川五右衛門がピンクのライトを浴びて「ちょっとだけよ」とやり出したことでさらに増す。ええっと。これは加藤茶が演じている「はぐれ刑事」の登場人物であって、加藤茶自身ではないんですよね?この「あんたも好きねえ」のシーンが結構長く、これだけでも不可解感が倍増なのに、さらにはゲスト出演とおぼしき左とん平が(劇団員じゃなさそうなのに)芝居に参入し「what's your name?」と「左とん平」としての持ちネタをやり始めて、私の頭上に「???」が大乱舞。
 これはいったいどういうドラマなの?
 彼らはドラマの登場人物ではないの?演じてる本人なの?
 なにやらメタ的な構造を持ったドラマなの?
 そんなことを追求するのは無粋なんでしょうが、一本のドラマの中で役と本人がごっちゃになってるのはどうなん?もうこの後、安浦刑事がまじめな顔で犯人逮捕に向かっても、私には刑事ごっこをしている藤田まことにしか見えんのよ。
 このドラマはそういう部分に引っかかりを感じない人たちに向けたものなんでしょうねえ。そもそも御年70才の安浦刑事が定年も迎えることなく現役って時点でリアリティ云々を言う話じゃないってことは、わかってたつもりだったんですが。
 しかし、加藤茶と左とん平のネタが両方わかる世代っていくつぐらいなんだろう?相方に聞いたら「左とん平があるから、四十代後半から五十代くらいじゃないの?」だそうで。
 だったら、わしらはいくつなんじゃ!

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