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2005.01.15

「スパイダーマン2」、見ました

 夏に劇場で見損なった「スパイダーマン2」をようやく見ました。
 うまいなー。という、あまりに冷めた感想から始めてすみません。でも、OPで前回のあらすじをフォローするスマートさや、そこだけ追求するとしんどくなってしまうピーターの青春物語を彼の極端な不運さで時折笑いに転じてみせるバランスのよさや、それでありながら正義のヒーローものの王道をはずさない作りや、そういうのを見せられると、そりゃプロの技だからうまくて当然かもしれないけど、素直に「うまいなー」と口ぽかんになってしまいます。
 やっぱ、ピーター・パーカーのキャラクタがいいんでしょうね。トビー・マグワイヤがまた雰囲気にハマってるし。自分のことすら要領よくこなせそうもないピーターが、その上正義の味方をやらねばならないなんて、いずれ破綻の時が来るに決まってます。彼なりに毎日の帳尻を合わせようと努力し、でもいっこうに報われない姿を見てきた観客は、だからピーターが敬愛する叔父の幻の引き留めを振り切って「スパイダーマンなんかやめちゃる!」と言い出しても、「しょうがないよなあ」と共感してしまう。だって、精神的にも経済的にも報われないのに、中身は一般人に過ぎない彼が、どうして一方的に義務と責任を背負わされなくちゃいけないの?
 それからピーターが再びヒーローを引き受けようと決める後半がヒーローもののキモです。お子様もぜひ見てください。「大いなる力には大いなる責任が伴う」のです。そのために、自らの夢をあきらめることになっても。誰の心にも必要なヒーローの任を誰かが負わなければならないのです。個人のしあわせを追うのが流行の昨今だからこそ、こういう話はないと困ります。
 この辺の流れがいい感じなので、核融合というより巨大強力磁石なのでは?と思われるドック・オクの発明や、暴走を停止させる方法は制御装置を川に沈めることなんてアリ?という疑問は脇にどけられます。だって、電車の暴走を止めようと奮闘するスパイダーマン=ピーターの姿と乗客の皆さんの下りとか、やっぱ泣けるもん。
 相変わらず「そこまであこがれる、ほどかなあ」と感じてしまうキルスティン・ダンスト=MJとか、若き実業家としても少々器の小さそうなハリーの友達甲斐のなさとか、個人的な好みによるツッコミも入れつつ、でも二時間楽しめました。いよいよ3でのラスボスはハリーなんでしょうね。
 EDの最後でアニメ版?のスパイダーマンのテーマを使ってたけど、アメリカでは観客がここでみんなで大合唱したのかもなあ。

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