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2005.01.20

男のロマン純愛編

 毎日おぢさんの妄想にまみれた話を読んでいると、そしてこれを楽しみに読んでいる中年以上男性が日本中にあふれているのかと思うと、季節以上にさぶい風が心に吹き渡ってしまいます。妄想を否定する気は毛頭ありませんが(レベル低くてすんません)、他に見る夢ないんかなーと。もし自分の配偶者が「愛ルケ」をただいま最大のお楽しみにしていたら、しょーがねえなーとため息つきつつ、なけなしの愛情が霧散していくのをどうすることもできないでしょう。
 幸い我が家の同居人は、かつてSFサークルの友人たちに「こいつはメカしか愛せない」と言われた猛者です。いまさらおやぢドリームに浸りに行くくらいなら、自衛隊の航空ショーにでも行くでしょう。どっちがええかは、女性から見るとビミョーなとこでしょうが。(航空ショーなら私も楽しめるので、そっちの方がいいです)
 その、メカしか愛せなかった男に言わせると、「すべての男がえろ最優先ってわけじゃないと思うんだけどなあ」だそうです。据え膳食わない男がいるわけない!と断言する明石家さんまなら絶対に同意しないでしょうが、わたくしの周囲のヲ因子持ちの男性を見ていると、その比率はけして低くない気がします。性欲よりも物欲とか(笑)。別の欲のために割くお金と時間と情熱で手一杯。そっちの満足でこっちまで満たされるってこともあるんじゃないかと。各種メディアで若い世代のセックスレスが取り上げられてますし。(その反面、全く洗練されてない性感覚を持った若造が増えてるみたいで困ったもんだが)

 そういう文脈で読んじゃいかんのでしょうが、「Beltorchicca」の「世界の中心で愛を叫ぶ」と「ほしのこえ」の類似に関する考察がおもしろかった。肉欲から遠ざかる男性の純愛ロマンの方向性、みたいな感じでしょうか。新海アニメは純文学ってのも、なんとなく「なるほどなー」。
 いや、私はけっこう「ほしのこえ」好きだけど。見てて気持ちええ画面やし。昔の少女マンガに出てくるあこがれの王子様も、こんなもんだったしな。「タイタニック」のディカプリオも、「私」のために若くして死んでくれたしな。その美しい思い出をバネに、「私」は新大陸でたくましく夢を実現する「私」に生まれ変わったの。新しい男もGETして家族にも恵まれた上に、晩年になって若く美しい私を閉じこめたタイムカプセル(タイタニック)まで出現。完璧すぎる「私」の人生。
 あ。でも「タイタニック」もヲ属性強そうなキャメロンの作品ではあるか。

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Comments

「ほしのこえ」は、夕焼けの美しさと、雨の優しさだけでも見る価値のある映像でした。純愛ものとしてみているというよりは、ある種の環境映像としてかも。
純愛ものとしては「彼と彼女の猫」の方にひかれたかな。悲恋かもしれないですが。

Posted by: JB | 2005.01.22 at 02:37 AM

私も新海アニメは自然描写の美しさで見ているところがあります。後はカット割りやテンポのよさかしら。
環境ビデオっぽい気持ちのよさがあります。
物語作家としての資質の点で、まだこなれてないのかもですね。でも、あの感覚は惜しいので今後に期待です。

Posted by: きいろ | 2005.01.23 at 12:22 AM

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