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2005.02.04

ドンキホーテは誰か

 先週「もうやりません」と言った側から月曜には言及してしまった「愛の流刑地」。二ヶ月のうちに「くだらねー」と思いながらも毎日読む習慣ができてしまったようで、我ながらウツ。しかも話は正月に冬香が訪ねてきてから延々とおやぢ好みのえろシーンがダダ漏れ、どころか途中に挟まれるおやぢの自己チュー妄想に腹立つばかりの展開で、どう考えても身体によくない。やり場のない怒りほど強いストレスはないんだから、さっさと読むの止めればいいのに>自分。

 「にっけいしんぶん新聞」さんに集まるblogとしては大量のコメントも、概ねはきくぢ&ナベ爺の勘違い&身勝手な言動に対する怒りと呆れをぶちまけるものだから、私がこれ読んで腹を立てるのもそんなに的はずれなことじゃないとは思う。「愛の流刑地」でざっくりググると、引っかかってくるのは呆れてるか失笑してるかお手軽にえろが読めていいねえ(ちと古くさいが)的な意見が大半。
 ではあるけど。中には真剣に「これこそ男のロマン」「冴えない中年に夢を与えてくれる」と言い切ってる人もいるわけで。十人十色だし人生いろいろだし、同じもん読んでみんなが同じ感想を持たなきゃいけないわけじゃない。
 でも。これがけっこう「愛ルケ」読者・サイレントマジョリティのご意見で、ほんとに日経が「愛ルケ」のおかげで部数伸ばしてて、読者の意見として一部女性の嫌悪と抗議よりも大量の「楽しみにしてます」の声が届いてるのかもしれない。
 と思うと、なんか怒ってる自分がアホらしくなってくる。こんなもんに怒るなんて時間のムダやったなあ、というアホらしさじゃなく、ああ、ここまで男(特に中年以上男性)女の恋愛観って溝深いんだなあ、わかってたけどやっとれんなあ、というアホらしさ。
 そして、そういうサイレントマジョリティな男性は、きっと「にっけい」さんとこの怒りのコメントを読んだら「いやだなあ、リクツばっかりのヒステリー女は。最近はこんな女ばっかりだよなあ。やっぱり冬香みたいに素直で、恥じらいながら『…はい』とか言ってくれる女がいいよなあ。冬香、サイコー」なんて思うんだろうと。考えるだけでアホらしさを通り越してウツ。
 こういう前近代的な恋愛観の持ち主は、はいはい、みなさんナベ爺とご一緒に夢の世界に遊んでいてくださいませ、とほったらかすのが一番なんでしょうけど、残念ながらお勤めというものをしているときくぢ世代の夢見るおじさま方と関わらないわけにはいかないのでして。頭の中がお花畑になってるおじさま方が、同僚の若い娘さんたちに勘違いな狼藉を働くんじゃないかと心配です。(もちろん、自分は対象外だってわかってますとも!)

 ただ、話題性・経済性では勝者たれるかもしれないナベ爺ですが、彼が「愛ルケ」を書き出した本来の目的、打倒!「冬ソナ」の方は敗北が確定したように思えるんですが。別におやぢを勇気づけ、夢見させるために書いてるわけじゃないんでしょ?>ナベ爺。「女子どもは『冬ソナ』で浮かれてろ。男は男同士で好き勝手に妄想して楽しむもんねー」ってのが主眼の話じゃないんでしょ?えっちも出てこないレベルの低い「純愛」じゃなく、俺様の書く至高の「性愛」に溺れるがいい!>女ども、という野望の元にやってるんでしょ?
 ネットで活発に活動してる女性は冬ソナのコアファン層からはズレてるようだから、ネットの「愛ルケ」批判をそのまま冬ソナファンの意見に置き換えるわけにはいかないでしょう。年配女性には根強いナベ爺ファンがおられるようで、年代的に冬ソナファン層とかぶりそうだから、そういう方は冬ソナを愛しながらもナベ爺を擁護するかもしれないし。(もしかしてナベ爺の異常に熱い冬ソナへの対抗意識は自分のファンを取られた嫉妬?)
 でも、「愛ルケ」と「冬ソナ」を並列すれば、どっちが女性の心を掴むかってそりゃあ「冬ソナ」でしょう。わたくし、冬ソナはNHKの特番でちらっと見ただけ・伝聞で物言ってる不精者ですが。冬ソナファンの様々な賞賛意見で印象に残ってるのは「ミニョン(チュンサン)さんはユジンのことを心から大事に思っている」「ミニョンさんがユジンに向ける言葉には紛れもない誠実さがある」というもの。それからしたらきくぢみたいな、ホントのところ冬香が何を考えてるのか知ろうともしない、相手の都合なんてどうでもよさげ、厨房並みに語彙がない上に空気も読めない、えろ妄想だけが頭に渦巻いてる自己チュー中年はお呼びじゃないでしょう。まあ、冬香も何にも考えてないおがくず頭である可能性大ですが。
 そして何より「冬ソナ」には清潔感がある!(爆)CMやグラビアでしか知らなくても、ビジュアルはきれいだなーって印象ありますもん。美しく清潔なイメージは女性が浸るには大事な要素です。つましくても清貧ならばファンタジーとして許される。物語的にはどうでもいいはずの風呂嫌い疑惑がついて回る「愛ルケ」には求めようもない世界です。

 ってゆーか、「冬ソナ」には全くの無関心・ペさまのよさなどさっぱりわからない私でも、「冬ソナ」と「愛ルケ」のどっちがいいか?と聞かれたら、聞きかじった知識しかなくても冬ソナの方が(清潔なだけでも)百万倍いいと断言するし、きくぢとミニョンさんとどっちかをどうしても選べと言われたら、脇目もふらずにミニョンさんに向かって全力疾走する。
 ナベ爺が信じられないっていうなら、トリビアみたいに20代以上の女性二千人集めて聞いてみたらいい。(もちろん、それぞれの現物を体験させた上で)賭けてもいいが八割の女性は「愛ルケ」より「冬ソナ」を選ぶはず。これにはさすがのナベ爺も、「愛ルケ」が書籍化されて(あり得ないと思うが)ベストセラーになったとしても、自分の勘違いに気づくんじゃないか?本人今のとこ、情愛大師とか呼ばれる恋愛のエキスパート・なんだかんだと言いながら結局は「女とはこういうものである」と断言なさる自信満々な御仁でおられますが。
 どこかでアンケート取れないもんだろうか>「愛ルケ」.vs「冬ソナ」。できれば理由欄自由記述で。

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Comments

愛るけ、読んでいるんですね、きいろさん。

私としては、きくじのまめさは、ほめてあげたいですね。
ただ、女は、演技できる、というのを理解して欲しいなあ・・・
そのまめさを奥様に発揮していれば、どうだったんでしょうか。手抜きはいかんぞ、きくじ

冬ソナと、愛るけ・・・・

どっちも苦手なので、困ったなあ・・・

Posted by: 正木久子 | 2005.02.04 at 07:07 PM

ええ、読んでます。なぜか>「愛ルケ」。
⋯やめたいのに!(涙)

私には、きくぢはあんまりマメに見えないです。平凡な気の利かない男にしてはそこそこ、かもしれませんが、不倫しようという野望持ちにしては手抜き過ぎかと。
不倫はマメで甲斐性のある男しか、しちゃいかんのです(笑)。
奥さんは早々に「こんなの、鍛えても無駄」ときくぢを見切ったのかもしれません。フラワーアレンジメントで食べていけるくらい自立したお方だそうですから。(ナベ爺がそんな設定、憶えてるか疑問だが。とゆーか、そんなことまで押さえてる自分がいや)

女性が演技できることは、ナベ爺がわかってないのでしょう。最後まで相手をたばかれるたいへん優秀な女性とおつきあいされてきたようですから。
私も冬ソナはきっと得意ではないはずだけど、昔、文句垂れながらも「キャンディ・キャンディ」を読み切れたからなんとかなるかと!

Posted by: きいろ | 2005.02.05 at 01:06 AM

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