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2005.08.13

便乗商法

 「おっさん世代のセクシャルモデル」を考えてて思ったんだけど、おじさんたちをときめかせるエロ妄想に文章力や物語性は必要なくて、好みの状況(人妻とか純真無垢な美少女とか、オレマンセーセリフとか)を発想させる記号さえあればいいんだとしたら、わざわざ原稿料の高い賞味期限切れの老大家に書いてもらうことはないんじゃないだろうか。金がもったいねえ。
 そういう人たちはエロを楽しむのに権威の隠れ蓑が必要だから、メジャーな賞を受賞したベストセラー作家が書いてるってあたりが重要なのはわかるけど、もっと安上がりな権威を見つけてきたらいいんじゃないだろうか。たとえば、アメリカのミドルクライシスにかこつけた中高年の恋愛分析みたいな肩書きつけて、ビジネス書とかメンタルヘルス本っぽい体裁を取るとか。
 で、中身はエロ妄想炸裂の個人のブログとか拾って継ぎ接ぎすればいいのではないかと。あと、定年世代の同人小説だの投稿小説だのに勘違いエロ小説がかなりあるという噂もあるから(久美沙織だったろうか、嘆いていた)、その辺をあさると原稿ネタには事欠かないと思われ。ブログそのものが電通だっけか?今年度前半の重要キーワードに選ばれていたから、電脳苦手なおじさまには「これで今の流行がわかるのか?」的期待を持たせられるだろうし。
 それで「愛ルケ」が大幅加筆訂正の上単行本化された暁には、「俺たちの流刑地」とかなんとかモロ便乗感あふれるレトロ風味のタイトルをつけて短期集中決戦で売り逃げるってどうでしょう?意外と「愛ルケ」そのものよりも、そっちの方が社会観察的な視点で見たらおもしろいんじゃないかって気もするんですよ。ネタ元を書いた側と本を買った側の分析することで、中高年世代の性感覚がつかめてきたりとか。
 その結果が、やっぱり「昼間は聖母で夜は娼婦女マンセー」とか「女を人間として認識してない」だったら絶望的にいやん、ですけど。

 もしほんとにこういうコンセプトの本が出たら、予言大賞をくださいませ(笑)。

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