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2005.09.18

今週のトミゾー

 違うっ。俺の知っているトミゾーはこんなやつじゃないっ。
 ⋯⋯はーはー。すいません。こうなることは予測済みだったけど、人間事実に直面するとヨワいものですね。
 木暮が気に入らないから、見返してやるためにアームドセイバーを使いこなしてやる、なんて、わかりやすいけど浅い動機です。それに、空回り気味ながら誠心誠意がんばるトミゾーには似合わない考え方かと。今度の姫と童子は、理由はわからないけどとても強い。もしかしたら響鬼さんでもかなわないかもしれない。だから、自分はしばらく変身できなくなるかもしれないけれど、なんとかあの強力な武器を使って皆が助けられたら、みたいな、ちょっと思い込みが強くて危機感薄めながら、まずみんなのことを考える動機の方がトミゾーにはしっくりくると思うんですよね⋯。私は、だけどね。
 なんたって、斬鬼さんが木暮さんのことを悪く言わなかったわけで、その時点でトミゾー的には「俺って木暮さんのこと、よくわかってないのかな?」と思うはずなんですよ。私の解釈では。

 全体に、なんちゅーか、路線変更後のみなさんはわかりやすい。浅くわかりやすい言動を取るようになってる気がします。
 スーパー童子や姫に襲われて森の中をさまよってる時の響鬼さんと轟鬼くんのセリフのわかりやすく無駄なこと。お子さま視聴者に対する配慮なのでしょうか?お子さまってそれなりに賢いと私は思うのだけど⋯。轟鬼くんがわかりやすくお間抜けキャラになってるのも、なんだかねえ。こういうキャラが軽んじられるのは、対お子さま的にはむしろよくないんじゃないでしょうか。

 木暮さんにしても、桐矢転校生くんにしても、フツー感のない人たちです。日常からテンションが浮いてる人たち、というか。木暮さんは、立場的に少々浮世離れしている人、という設定でもいいのかもしれないけど、一般の人たちに紛れてひっそりと魔化魍と対峙してきた猛士という集団は、だからこそ普通であることを大事にしてきたんじゃないかと思うのです。
 さりげなく、どこかにありそうな甘味屋さんが秘密基地で、もしかしたら買い物途中ですれ違ったおじさんが事務局長かもしれなくて。そんな、なさそうでありそうな感覚が響鬼の世界でした。猛士の人たちも、「俺たちが」「俺たちが」って力み返ってるんじゃなく、いろいろあって自分で悩んで決めたことで、だからって特別な存在じゃない、というスタンスでいる。
 木暮さんも、変わっててちょっと付き合いにくいけど、いろんな人がいるからねって受け入れ方もあったんじゃないかなあと。そういうキャラ立てもできたんじゃないかなあと。

 ゲストキャラの木暮さんが変人なのは、二話でスルーできるから特例にできるとしても。
 ますます浮きまくってる桐矢転校生はどーすんだ?出れば出るほどヘンなんですけど。いくら金持ちでベンキョできていろんな才能の持ち主でも、私がクラスメートならこういうヤツにはドン引きです。てーか、友だちいねーだろ?って感じで。
 いくら明日夢くんが少々優柔不断気味の内向悩みすぎ少年であるとしても、桐矢転校生の百万倍もまともな好少年なのであって、おめーなんかに「つまんないやつ」呼ばわりされる筋合いねえや、とTVをド突きたくなってくるのですが。この人は視聴者的に悪役と認識してOKなのでしょうか。
 普通に生きていくって、それなりにいろいろあるんですよ?
 たいへんなのはお前だけじゃない。

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Comments

今週はもう、来たよ~井上節だよ~という感じでした。『普通のひと』とか『さりげない台詞回し』には全く無縁、エキセントリック(幼稚とも云える)な人物が紋切り型の台詞を垂れ流すと云うのを井上スタイルと認識しておりますので、またコレなのか…とうんざりした気分です。お子様を意識してんじゃなくて、そーゆーのしか書けないひとなんじゃないかと疑ってます。とりあえず、戸田山が斬鬼さんから貰った大事な武器を捨てて新兵器に走るなんて有り得ない!ですよね!
転校生はもう、何のために出てきたのか解らなくて可哀相(役者さんが)です。そろそろ持田に「安達くんのこと何も知らないくせに!」とか「安達くんに近寄らないで!」とか云われてしまうが良いよ、と思いました。

Posted by: 小藍 | 2005.09.20 at 07:40 PM

ああ...。あれは井上さんの作風なのですね>登場人物の言動が何かと極端。ものすごく異常な事態が起きてる世界で、誰も彼もがちと極端という設定の作品ならさして違和感がないでしょうが、ヒーローがいるのにどこかのんびりだった響鬼の世界に接ぎ穂されると、継ぎ目がばっちり見え見えの増築工事みたいになってしまいます。
突然の当番でご本人も当惑しておられるのかもしれませんが、普通の視聴者は製作サイドの事情などに留意しないわけで。すみませんがプロなので、がんばっていただきたいです>脚本の方。おもちゃ出したりバトルを派手にしたりというのと、物語を成立させるのは両立できる問題だと思うのですが。

トミゾーは、実はかなり描写が難しいキャラだと思います。表現スキルがないと、今回みたいなわかりやすーい間抜けキャラとして処理されちゃうんですよね...。
頼むから、「清める音」でトミゾーの不器用な誠実さに感動した私の気持ちを無下にしないで。
それと、「挫けぬ疾風」で威吹鬼さん萌えーになった私を悲しませないでーーー。

桐矢転校生はヤバいです。何のためにいるのか、すでに全くわかりません。このままだと路線変更を憂う人たちのスケープゴートになります。矢面に立たされそうな役者さんがかわいそうすぎるので、早めに降板させてあげたほうがいいと思います...。

Posted by: きいろ | 2005.09.22 at 01:43 AM

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