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2005.10.04

「火星の土方歳三」、読了

 すごいタイトル>「火星の土方歳三」。見た時点で客を選ぶ本。と思った。ので、資格なさげな私はすごすごと棚に戻した。
 それが、BookOffの100円棚に並んでいるのを見つけて、ついレジへ⋯。
 なぜ客を選ぶかって、それはバローズの火星シリーズを知ってないとダメげだし、新選組の知識も必要そうだし、どっちも半端な私には出る幕ないよなーと。おもしろさがわかるんかいな?と。
 でも、結果半端でよかったかもと思いました。あまりにも新選組スキーでマイ土方像が固まっている人は、土方の一人称で語られるスタイルだけに「私のトシさまと違う!」と引っ掛かるものを感じてしまいそう。去年のアレとかその絡みのあれこれで新選組を知ってる程度の私だと、「あー、あの人」「あの事件のことかー」くらいのなるほど感で読める。火星シリーズは、きっともっと読み込んでる方がおもしろかったんだろうけど、今から分厚い合本を何冊も読み下すのは無理です(涙)。
 主人公が次々と出会う冒険の数々、異世界の怪異と奇態な生物たち。意識的にレトロな雰囲気に仕上げてあって、著者の元ネタに対する愛情の深さがよくわかります。ので、言ってしまえばパロディ作品なんでしょうけど、非常に楽しく読めました。なつかしい気分になれます。

 ソノラマ文庫、紙質といい字組といい読みやすいー。(字はもう少し詰まっててもいいけど)でも、ソノラマの本来の読者層って火星シリーズも新選組も押さえてるような世代なのでしょうか⋯。新選組はともかく、火星はどうか。

 そう言えば、「火星のプリンセス」、「スカイキャプテン」の監督で映画化企画が進行してるはずなんだが。個人的には「スカイキャプテン」スキーなので(大好き!)非常に楽しみにしてるけど、多くの人は(特に原作ファンは)不安であろう。日本のファンにとって、デジャー・ソリスのイメージは武部画伯の描く楚々とした中にも色気のある美姫でできあがってるから、今どきのがっちりグラマラスで顔のパーツがはっきりしてるハリウッド系の女優が演じたらぶちこわしーな気分になりそう。

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