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2005.10.30

様式美でもいい

 今期確実に追い続けているのが「牙狼GARO」一本になってしまった。いいけど。
 物語のおもしろさで見てるかってーとそうじゃない。ある種の人にとっては「よくある話」の域を出ないだろうし。私の場合、何となく見ていけるのはきっと「絵」的に好みだからなんだろう。もともと「ゼイラム」とか「作りすぎじゃん!」「わかりやすすぎじゃん!」な「カッコよさ」が気持ちよくて好きだったし。
 コウガの一見重そうに見える白いコートだかマントだかが「ここでカッコよく翻らなければ!」と思うときにちゃんと翻る。しかも、「この角度で、こんな感じで」とイメージしたとおりに。いったい何回撮り直したんだろう。CG?
 見るからにアヤしげな格好のコウガが一般人母子に声をかけて立ち去る公園。左に形いいめの木を配し、空の分量多めの構図に仕上げてる。きっともんのすごく不審な兄ちゃんのはずだけど、絵が決まってるから許す。
 と、私の好みからいうと気持ちいい絵が見られる、それだけで「牙狼」は「見よっかなー」な気分にさせてくれる。アニメではなく実写で(特撮だけど)これってのがいいのね。

 今回は悪役を演じるのが加勢大周。この番組、微妙な知名度と実力の俳優さんを持ってくるよなあ。「この枠の予算でこの人を!」と思いつつも、知名度的に引きはどう?みたいな。でも、さすが台湾で武侠物ドラマに主演している加勢大周、殺陣がうまい。組み合った時の形がきれい。へんな着ぐるみの怪人になる前の方が断然見応えありました。<着ぐるみの中は加勢大周じゃねーだろう。
 芸歴も長く演技も上の加勢大周を相手にせねばならぬコウガ役俳優小西大樹。滑舌の具合からしてもけしてうまい役者ではないと思われるのに、アクション監督が支える支える、ボロが出ないようにいろいろ工夫しまくりの画面。特に決めポーズがぐらつかないよう注意してあるようで、受けがそこそこきちっとしてるから見ててへなーな気分にはならない。どんな役者でも使いようだなあと思う。(小西さんの実力も芸歴も知らずに失礼言ってすまん)
 あと、怪人の造形。頭の後ろからメスとか注射器とかが触手の先に何本もついてるっていやー。先端恐怖症の人は見るのもヤだと思います。美意識的にも、天才的な技術を持つ医者として(あんだけ触手があれば一人でオペ可だろうよ!)死病の患者を救い、生きている喜びを噛みしめているしあわせの絶頂に食らうと美味、なんて嫌みね、いやな悪役です。そういう設定がいい。

 そんなこんなでけっこう楽しく見ています。作品的評価とおもしろく見られるってのは、また別の問題。

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