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2005.12.14

きびしいなあ

※この記事には人によって不快を感じることがあるようです。出だし数行で「だめだ」と感じた方は読み飛ばすことをお勧めします。

 なんでそういう話になったのか。ねこぢるの話なんかしたからか。
 たまたま知った本に「自殺されちゃった僕」というのがある。ねこぢるの友人だった人が立て続けに他の友人、そして奥さんに自殺されて、その心中をつづった本らしい。(読んではおらず、書評か何かを見た)

 その本の話をしたところ、派遣の同僚が「奥さんが自殺されたってことは、旦那さんにはいくらかの責任がありますよね」と言うのである。それはケースバイケースじゃないの?と聞き返すと、どういう事情であれ自殺するほど追いつめられた妻の心境を夫がくみ取りきれなかったせいもある、だから「旦那さんにも責任があると思います」とのこと。
 ええー?でも、中には自分の存在に引きずられる配偶者に申し訳ないって理由で自殺する人もいるよね。「それは、妻にとって夫が頼り切るに足る存在じゃなかったからですよね」「悩みを相談する人って、どれほど親身になって話してもこちらの言ったことが全然眼中にないことがあるでしょう?何を言っても心に届いてないって感じで。それは自分が、その人にとって『この人の言うことを聞きたい』と思って貰えるようなポジションじゃないからでしょう。でも、配偶者がそれじゃ駄目なんじゃないでしょうか。配偶者なら仕事でとか子育てでとか相手がなんで悩んでるのかを理解してそれに寄り添って、解決するために手を尽くさなきゃ」。で。でもー。いくら配偶者でも他人のこと完全にフォローできるもんじゃないよ。「それは、そういう『結婚』だったからでしょう。世の中の結婚にはいろんな事情があるのはわかってますけど」。
 ひえー。私は思わず「きびしいねえ…」と言ってしまいました。「こういう考え方する人は結婚に向かないですね」と彼女が言うのに、「うーん…。そこまで要求するのは相手がちょっとかわいそうかな」と答えるオニな私。
 だって、無理だよー。親子であれ夫婦であれ恋人であれ、やっぱ他人だもの。本人になりきって悩みを共有するなんて無理。そもそも本人自身、自殺したいほどの悩みの本質を正しく認識しているとは限らない。自分が直視したくない本来の悩みから無意識に目をそらして、自分が受け入れやすい悩みとすり替えてることもある。そのすり替えた悩みを切々と訴えられてそれにどんなに誠実に対応しても、解決には絶対至らないわけで。相手も気づいていない悩みの本質を見抜いてこそ真の配偶者だというなら、そのハードルを越えられる夫婦ってこの世に何組くらいいるんだろう。
 まー、家は問答無用に論外だな(笑)。
 それに、そこまで相手と密な関係を築きたいならこっちもそれに見合う「頼られるに足る人」にならなきゃいかんわけで。しかも、夫婦となるとその密さをかなり長期間維持していかなきゃならんわけで。と考えていくと、結婚ってなんか精神修養の場みたいに思えてきます。
 もっと気軽に考えちゃだめですか。相手の全人格を受け止めて補完し合うような関係じゃないと「真の夫婦」とは呼べませんか。
 いや、うちがいー加減すぎるのかもしれないけど。人づき合いを長く持たせるには、適度なユルさとかアバウトさがないときっついんじゃないかなーと思うんですが。

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Comments

きいろさん・・・。
実際に逢ってはいますが、ネット上ではお初です。

正直・・・。
ブログというのは、自分の思想や思いを書き記すことは良いことだと思います。
ですが・・・
その「同僚さん」の意見を引き合いに出すのはいかがでしょう?

読んで良い気分は致しませんでした。
そして、その気持ちを此処に残すことを躊躇いましたが、貴女が引き合いにだされているので、私も残します。
お初なのに、失礼致しました。
ではおつですっ

Posted by: お嬢 | 2005.12.18 at 02:26 AM

>お嬢さん
 たぶん、あの方ではないかな、と思いつつRESを書いています。違っているかもしれないけど。
 私の書いた日記について、貴重な感想をくださりありがとうございます。
 こういう内容の日記を書いている以上、たぶんここを覗く全ての人を不快にすることなく済ませられるような内容ばかりではないだろうという自覚はありました。が、いろいろと力不足で他のアプローチ方も見つからず、だらだらとこのやり方でやらせてもらってきました。
 今までも不快な気持ちになった方がたくさんいらしたと思います。見逃してくださった方には感謝していますし、こうやってご指摘くださった方にはそのたびごとにおわびするしかありません。
 全部をなかったことにしてしまうのはずるい気がするので、元記事は冒頭にちょっとした警告を出すように修正しました。それでお嬢さんが納得されるかはわかりませんが。

 この件に関しては、元になった話をした後一日中何かにつけて思い出され、夢も見そうで、翌日になってももやっと引っ掛かるものを感じ続けていたので、自分の中を整理する意味もあって日記に吐き出してみたのです。
 実際にはもっとまとまりもなくいろんなことを話したのですが、自分にとって一番気になったというか、うまい伝え方があったんじゃないかと気になって仕方なかったのが、たぶんこのあたりだったんだな、と書いてみて思ってます。(書いた内容そのまんまのやり取りがあったわけではなく、かなり要点だけまとめてしまってます)
 あのとき彼女にうまく伝えきれなくて、後悔というか気掛かりというか、そういう気持ちになったことの元はこの辺だったんだな、と。
 それがわかってなんなんだ、とか、だから人様を引き合いに出していいのかと問われると、なんとも答えようがありませんが、次にこんなことがあったときには、もう少しましなことが言えるようになっていればいいなと。そんなことを考えています。

Posted by: きいろ | 2005.12.19 at 01:37 AM

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