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2005.12.04

プラ人をちょっとだけ見る

 相方が勇気のあることに実写版「鉄人28号」のDVDを借りてきました。体調がイマイチで全部見る気力がなかったもんで、最後の15分ばかりをよろよろ見てみました。
 ううう。やっぱり、こう。ぺなっとしたテクスチャが気になります。プラスティックっぽいです。重量感に関しては「20~30メートルで町中を歩くロボットがあまり重すぎてもおかしいと言えばそうだから」という相方の擁護意見を入れるにしても、アップになったときの鉄人の顔は実写と合成するには質感が安っぽすぎると思うんですが。
 それと鉄人.vsブラックオックスの最終戦だというのに緊迫感がない…。スピーディーに動くロボットではない、という設定なんでしょうが、パンチ一発・こっちも一発みたいな試合運びを近景と遠景の切り替えばっかで見るのもなあ。特に引きの画面が多いのは、鉄人の大きさを見せると言うより間延びした印象の方を強く受けちゃって。
 クライマックスから鉄人の帰還もあっさり風味。一応主役なんで(違うのか?)、もう少し盛り上げてあげてもいいんじゃないでしょうか。
 全編を見た相方が「敢えて好意的な立場に立つと」という断り入りで言うには、全体に淡々とした作風で、だからロボットの扱いもメインとしてがんがん戦いを見せるんじゃなくて、ドラマの進行に沿った控えめの作りになってるんじゃないかと。ロボット戦も特撮やアニメっぽい演出はわざと避けたのではないかと。実際、役者さんが出てくる部分はよくできてたと思うし。だそうで。確かに、ビジュアルは好みではないけど(<をい)、正太郎くん役の子はがんばってたと思う。脇の役者さんも演技的に固めの人を配してあったから、服装やヘアスタイルがマンガチックでも芝居はコミカル一直線にはなってないっぽかった。(白髪の香川照之は失敗した坂本龍一かと思ったけど…)だから、「そういう作品」として見るべきものなんだろう。
 でも、予告編は昔のアニメのOPをモロにリスペクトしてるわけで、見る側にそういうテイストを期待するなと言われてもちょっと困ってしまう。
 古いマンガを舞台を現代に移して実写化していくことになって、どうやって見せていくか制作スタッフなりに検討してこういう、父親を亡くした少年の成長物語の側面を強調した構成にしたんだろうなあ。ただ、「鉄人28号」というタイトルを冠した時点で明らかに観客が期待するものがあって、それとこの作品の目指すものは微妙に一致してないんじゃないか。
 制作側がきちんと誠意を持って作ったのだとしたら、不幸なすれ違いになっちゃってるなあと思います。

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