« 「火星ノンストップ」、読了 | Main | 「Q.E.D~ventus~ 鎌倉の闇」、読了 »

2005.12.03

この弟子あり

 こないだ「an・an」に連載中の林真理子のエッセイを読んで「?」な気分になったのですが、今週ばかりは本気で「???」と思わされてしまいました。
 林真理子のこのエッセイシリーズでは、ブランドショップでお買い物しては、「せっかくダイエットしたのに太ってしまって、あの服もこの服も着られなくなってしまった。ああ、なんて自制心のない私!」などと嘆く姿がよく書かれているのですが、今回もクロゼットの中で団子になって落ちているプラダやジル・サンダーやドルチェ&ガッバーナのニットというのが出てきます。やっぱり気に入って買ったものの、今はサイズが合わなくなり、タンスの肥やしになっているというのです。
 ニットはねえ…。太ると型くずれが露骨に出るから、てきめんに着られなくなるものですが…。
 で、その自分では着られなくなった服を段ボールに詰めて田舎の親戚に送ると、その手の服は着こなせなくて普段着として着られている、と嘆く。いとこだかがディオールのツインニットを家で着てるけど、それっていくらしたか知らないんだろうなあ、と。
 そりゃ、教えてないなら知らないでしょう。
 ブランド系のリサイクルショップに持っていけば、お客様のサイズはあまり動かないから、と二束三文の値づけになる。知り合いに譲ろうにも、似たサイズの人は自分でいいものを買っているし、お金のない子は細くて全然サイズが合わない。こんなことをエッセイに書くと、「だったら林さん、私にお洋服譲ってください」と言ってくる読者がいるけど、写真まで同封してくる人に限って太ってて垢抜けなくて、「私ってこんな人だと思われているんだ」とがっかりする。
 お洋服のしあわせな譲り先ってむずかしいわ。
 みたいな内容でした…。

 あのー。バングラデシュ、でしたっけ。(パキスタンだったよ...。私もアホ)地震の後、被災者に配る布団が足りなくて凍死者が出るかもってしばらく前のニュースで言ってましたが、そこに送ったらどうでしょうか?
 このエッセイシリーズ、「美女入門」シリーズとしてまとめられているのだけど、「美女」ってなんなんだろう、とちょっと考えさせられてしまいましたよ。芸風だとしても。

 前回「尊敬する渡辺淳一先生」とがっちり書かれているのに目が点になりましたが、今回の内容にそう書くだけのことはある方だと思いました。

|

« 「火星ノンストップ」、読了 | Main | 「Q.E.D~ventus~ 鎌倉の闇」、読了 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

きいろさん、こんばんは。
少し前、所謂「拉致問題」が大きく取り上げられ始めていた頃、この林女史、連載を持っている某週刊誌に「騒ぎすぎだ。(拉致被害者たちの中で)幸せに暮らしている人もいるだろう。無理矢理連れ戻してどうする。」という趣旨のエッセイを書いた事があります。
子供達の救済運動に残りの人生をかけていらっしゃる親御さんがこれを目にしたら・・・・と彼女の”空気の読め無さ”に愕然とした覚えがあります。
自分も一人の子の親である彼女が、どうして彼らの境遇を我が身に置き換えて考える事が出来ないのでしょう。(それが出来ていたらあのような能天気な文章は絶対書けないと思うのです)
それ以来、彼女の書くものは一切読んでいない私ですが、この時期に「渡辺氏を尊敬している」と堂々と公共の場で意思表示するあたり、やはり自分の判断は正しかったのだと再確認した次第です。

Posted by: 風鈴香 | 2005.12.06 at 08:55 PM

風鈴香さん
深夜にこんばんわです。
林せんせったらそんなことを書かれていたのですか...。ら致された方は自由意志でかの国に行ったわけじゃないし、百歩譲って強制されたなりにそこそこの家庭を持ってそれなりの満足を得てる方がいたとしても、故郷の家族に自由に会ったりものを言ったりする権利が確保されないのはおかしいのではないかと思うのですが。
子どもがいなくても、そんな状態の血縁者がいたらつらいなあという気持ちにはなります。
物を書く方は想像力が豊か、というわけではないのでしょうか。

毎回読んではいませんが、「an・an」のエッセイ、すっかりオットや子どもの話題が出てこなくなりました。「家庭持ちの私」はいやなのかなあ、林せんせ。

Posted by: きいろ | 2005.12.08 at 01:38 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7367/7481333

Listed below are links to weblogs that reference この弟子あり:

« 「火星ノンストップ」、読了 | Main | 「Q.E.D~ventus~ 鎌倉の闇」、読了 »