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2005.12.01

角田光代のささやかな反抗

 そんなわけで、過去の新聞を後追いのように読んでいるのだけど。
 朝日新聞日曜版で、角田光代氏が姫野カオルコの「ハルカ・エイティ」の書評を書いていた。姫野カオルコ、「ツ・イ・ラ・ク」以降快進撃だなあ。近作をほとんど読んでいないのは、もったいないことなんだろう。
 残念ながら、今回気になったのは「ハルカ・エイテイ」という作品そのものではなく(本そのものを読みたくなったのは間違いないけど)、角田氏の本作に対する評の内容だった。80才になるハルカという女性の人生を振り返る物語を「大きな小説である」と角田氏は書いている。一人の女性の人生にスポットをあてた物語が、恋愛小説にも家族小説にも読める懐の広さを高く評価されている。
 ああ、これ、もしかして、ご自身の直木賞受賞作「対岸の彼女」に対し、ズン先生がえらそーに「男性にはこういう女性におこる出来事の数々をちまちました話だと思うかもしれないが」とかなんとか、やたらと「ちまちま」を乱発した作品評を書いていたことに対する意趣返しなんじゃないの?
 おめーの話の方が信じられないくらいちまちましてんじゃねーかよ!
 と、角田さんもむっとされたのではないか?
 いや、角田さんに比べると、きっと人間的に格段に下劣なわたくしだから、こんな深読みをしてしまうのであろう。
 角田さんも姫野さんも、あんなアホ爺が選考委員をやっている文学賞と関わらなくちゃならなくて、本当にかわいそうです。

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