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2006.01.15

この耐え難いわずらわしさ

Amazon.co.jp:みんなのいえ スタンダード・エディション: DVD

 本当は「The 有頂天ホテル」を見に行く予定だったけど、公開二日目に事前の席取りができないまま出かけてはねられる不安を訴えて来週に延期。三谷スキーの相方は「うう。早く見たいよう」とタオルを噛んでいましたが(うそ)、却下。情熱の行き場を失った相方は「みんなのいえ」のDVDを見始めました。転んでもめげずに起きるやつよのう。
 「みんなのいえ」は、結婚含む親族がらみのややこしいイベントをこなしたことがある人とそうでない人とではおもしろさというか親近感の度合いがかなり違うと思う。夫婦が家を建てる、それだけのことで親やら親族やら業者やらが絡まって好き放題言って事態はうんざりする方向へ突き進んでいく。特に親との関わりは切っても切れないものだから、邪険にするにも限度があるし、身内の気安さで多少のことでは効かないし、かといってあまり効き過ぎてもこっちもつらいし、なかなか案配が難しいもんなんである。映画だから多少の誇張はあるけど、いかにも「日本」な些末なトラブルの数々があるある感満載で見ていると苦笑いになってしまう。
 映画は最終的に互いの間に落としどころや結びつきを見つけて、ほんわりとハッピーエンドになるのだけど。
 この、人間関係の距離が作り出すやっかいごとが羅列される映画を、人間関係で傷つくことを極端に恐れる世代は笑えるのかなあ?とも思う。身内の過剰な介入、強烈すぎる個性の押しつけあいの類は、人間関係の中でも面倒かつうっとおしいものの代表みたいなもんで、そう言う人たちにはたまらなく苦痛な状況じゃないかって気がする。
 残念ながら結婚が当事者二人だけのものじゃないのも未だに変わらないところで、未婚で人間関係が不得意な人がこの映画を見たら、あまりのめんどくささに「結婚、やめておこう…」と思いかねないんじゃ。
 でも、濃密な人間関係というものにも慣れて渡っていかないと、世の中生きてはいけないのよねえ…。そして、くさやの干物のように、これはこれでうまく飲み込んだら味わい深かったりもするのだけどねえ…。(くさやの干物、食べたことないけど)
 この映画を見て適度に「わはは」と笑って流せるうちは、まだまだ人の波の中でやっていけるような気がします。私は。

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