ヘビーローテでGO
NHKBSで「ラーゼフォン」の劇場版をやっていたのをチラ見したのだけど。
…これって本当にエヴァ風味だなあ。TV版を何度か見たときもあまりに演出とかセリフ回しとか世界観の思わせぶりな書きっぷりとかがまんまそのまま過ぎて、好きでもいいけどもう少し自前で消化してこう…と眉間にしわを寄せたもんだったが。劇場版は主人公と年上のヒロインがあからさまにらぶらぶ気分を放出してて、TVよりわかりやすくなってるそうなんだけど、らぶらぶ不得意な私はこそばゆくて別の居心地の悪さを感じてしまいました。それが物語の屋台骨になってるから否定したら作品が成り立ちませんが、スレてしまった身には好きでい続けることの力が世界を救っちゃう(調律に成功するってそんなニュアンスなんでしょう?)なら、その気持ちを維持してきた登場人物の意志や困難がもっと描かれないと説得力を感じなくて。男女の好き嫌いはパーソナルなものだから、個への思いが個ではなく世界に向かうことを納得させるのはなかなか難しいと思うのです。(君のいる世界を守りたいんだ、というのは、まあ一つのリクツではありますが)
エヴァンゲリオンって、あれはあれでよく出来ていたのだなー。影響下にできたものを見ると、逆に再発見です。
とか思っている私の頭の中には「やわらか戦車」の歌が無限ループ中。
「やーわらか戦車のこーころはひとつ、生きのびたい、生きのびたい」
ある意味、歌攻撃に直撃されている私。退却する方向に調律されているのでしょうか。
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