「ダイロンの聖少女」、読了
クラッシャージョウの最新刊です。新刊と言っても、出たのはもう一年近く前か…。
特に言うこともなく「あー、クラジョウってこういうノリよね」という内容なんですが、こういうノリが(途中長らく中断してはいたものの)もう30年続いてるってのはある意味すごい。タイムマシンに乗ってるみたいですよ。
本来格闘技スキーの高千穂さんなんで、猛烈丈夫なサイボーグがわっしわっしと敵をちぎるような格闘戦は好き全開で書いてらっしゃるんでしょうが、こうバケモノじみて強い相手が出ちゃうと生身のクラッシャーが勝つ状況を作り出すのに何かと無理が…。人面魔獣くらいから「これ以上強い敵が出るとしんどいよなあ」と心配してたのが現実になりつつあります。まだシリーズ続けるつもりなら、どこかで方向性変えないとドラゴンボール状態になりそうだ。
あと、やっぱ今どき読者を増やしたいならキャラ描写を厚くしないと薄味かも。
今回読んでてしみじみ思ったけど、私の文体の基礎って高千穂遙だ… orz。
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