謝っていただかなくても
トリノオリンピックがほぼ終わりまして、日本はメダル一つという開催前の盛り上がりからすればかけ離れた結果だったものであちこちで総括が始まっております。
私個人に関しては普段滅多に見ないウインタースポーツのあれこれを、しかも世界トップレベルの選手に見せていただけたわけで、これがオリンピックかあと満足しています。(スキーはちょこっとやっていたので、「この斜度だと上から見たら直角だ。私には降りられない<当然」とかスケーティング苦手なんで「クロスカントリーなんかようやらんわ」と思ったりしながら見る)一億何千万人のうちの一人がそう思ったからって、何の意味もないでしょうけども。とりあえず私はこんなもんかなあと思っております。
ですから、遅塚選手団長さんが「日本の国民に謝罪を申し上げる」とおっしゃってもなんだかぴんと来ません。日本国民の一人のはずですが、謝っていただくようなことは何もないし。オリンピックに選手を送るにあたって幾ばくかの税金を投入したかもしれないけど、その額よりもっとすごい浪費をしてる人たちがそもそも謝ってないし。
選手の皆さんはできる限りがんばっておられたのだし、オリンピックはまず参加することに意義があるでいいのではないかしらと。
日本は言霊の国だから、悪いことを口にするのは憚られるらしいんですが(悪いことが起きたとき、あらかじめそれを予想した発言をしてたりすると「お前があんなことを言うから」と怒られたりする)、でもそれで甘甘なことを言い合っていても仕方がない気が。結局後で犯人捜しみたいなことをするなら同じではないでしょうか。
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