また読んでないのか!
家内で↓のような会話の成り立つ家なので、先日NHKBSでやっていた中国の「天坑」という奇景を調査するドキュメントの説明をするのに、「すごいんだよ!上の方はロストワールドなの!それで降りていったらペルシダーって感じでね」「ほー」という会話で十分意味が通じてしまう。これを便利と言っていいのかどうか。
なのに。
今週の「名作平積み大作戦」で夢枕獏さんが「失われた世界」byコナン・ドイルを紹介しているのを見ながら、「『失われた世界』!子どものころどうしても読みたくて探したSFというと、私の場合日本では「時をかける少女」で翻訳物は「ロストワールド」だったんだよ。まさかコナン・ドイルだとは知らなくてさー(子ども向きに翻案されたホームズは読んでいたので)」と相方に話しかけたところ、「実は俺、『失われた世界』は読んでなくてなあ」とぬかしやがるではないですか!
なんでだ!あの血湧き肉躍る冒険行をなぜ子どものときに読んでないんだ!チャレンジャー博士の粗暴っぷりに、子供心に悩んだりしなかったのかよ。
…「だって俺、ロボットと宇宙船の人だったから。恐竜にはイマイチ興味がなくて」。
なんだよ、それ。
…まー、私もSF基礎知識というべき作品をいろいろ取りこぼしてますから、人様にあれこれ言える身ではないのですが。その辺は説明しなくてもOKと思いこんでいた人に「実は知らんのよ」「読んでないのよ」と言われると、ちと、がーん。
同じ時代に同じジャンルに入れ込んだ経験がある者同士がたまにすれ違うと、なぜか裏切られたような気分になりませんか。<大げさ。
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