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2006.03.04

誰のオールタイム・ベスト

 SFマガジンの2月号は厚い。
 という認識を持ち続けていた私は、相方が買ってくるSFマガジンをン年ぶりに読むようになって愕然とした。…2月号が厚くない。いつもの号と同じだ。いつ、いつからこんなことに?
 なんて驚く時点で聞く資格はないのですが。だってずっと読者だったら知ってるはずのことだし、こういう薄情な元SFファンがいるから特別号を出し続けることができなくなったんでしょうし。
 そんな不義理なSF読者の私、それでも今年の4月号の厚みにはかつての2月号を彷彿とさせられました。かつて2月号は学生には高額だと思っていたけど、この年になってもまだ高く感じる自分に涙。(私が買った訳じゃないのに)
 この号にはしばらく前から投票を呼びかけていたオールタイムベストの結果が出ていたんだけど、そのタイトルを見て相方と二人して「おお」「なつかしー」「やっぱこれだよなー」などと言い合う。(いやな家内制ヲ)何しろ、自分たちがSFと蜜月を過ごしてるころに読んだあれとかこれとかばっかがランクインしてるもんで。日本の長編部門なんか、十位以内にここ二十年ばかりに出た作品が一作も入ってない(あ、「雪風」が改ってことはなんとか一作は入ってるか)、ある意味偏ってませんでしょうか?な結果でした。
 ちなみに国内長編の一位が「百億の昼と千億の夜」、二位が「果てしなき流れの果てに」、三位が「妖星伝」。海外長編の一位が「ソラリス」、二位が「地球幼年期の終わり」、三位が「夏への扉」。なんじゃこりゃー、というくらい基本の基本ですが、基本だからこそはずせないものです。
「このころのSFが一番おもしろかったよなあ」と年寄りのようなことを言う相方。実際年寄りだけど。きっと金輪際ラノベなんか読めない体質だろうし。
 ただ、気になることが一つ。「私もこのころのSFが一番おもしろかったと思うけどさ」「そうだろ?」「でも、投票した世代も私たちと同じくらいばっかなんじゃないの?なんたって、今どきSFマガジン読んでるようなSFファンなんだから」「……」。
 きっとそうだと思う。

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