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2006.06.28

「テロリストのパラソル」、読了

Amazon.co.jp:テロリストのパラソル講談社文庫: 本
 ↓で読書に集中しすぎて、浅草橋で降り損なったときに読んでいたのがこれ。
 というくらいにおもしろい。「ででで、この先どうなるの?」と読者の興味を引っぱり続ける構成になってるのがうまい。そもそも語り手である主人公からしてのっけからワケアリのにおいがしてて、「こいつ、いったい何したんだ?」と気になった人はそのまま50Pくらい読めるはず。50P読んだ時点で好みか否かはわかってるはずで、好みの人はそのまま一気にオチまでいけるでしょう。
 いちおーミステリというカテゴリの作品だから(乱歩賞だし)あまり語るとネタバレになるのですが。たぶんネタバレ避けられないので、いやな方は以降は読まぬが花。

 ひじょーにおもしろい本ではあるんですが、読み終わってふと思い返してみると欠点まるでなし、というわけでもなく。(タイミングよく関係者が一堂に会しすぎだよなー、とか)ミステリとして考えると、主人公や他の登場人物が情報得ても内容秘匿したままその情報を元に行動したりする点はちょっちズルいなって思いましたが、純粋に謎解きをする系の作品じゃないから目くじら立てるほどではないレベルかと。
 しかしアレです、破れた恋の精神的後始末ができない男ってほんとに迷惑ですね(苦笑)。どんなに見栄えよくてお金あって頭のよさげな男でも、恋愛で自己チューっていうか、自分の気持ちにしか興味ない男は勘弁だなあと。女心に鈍感で、諦めるべきかどうか判断しづらいリアクションの男も困りものですが。<これは主人公。
 変なやくざ(本文中指摘アリ)の浅井君に「大学うやむやのうちに卒業できなくて後悔してないか?(強引な意訳)」と問われ、これはこれで自分に似合いの人生だったと後悔していない自分に気づく主人公。だったらなんでアル中なんかになったんだろう?それで死んでも、ま、いいか、みたいな感じだったから、世捨て人タイプなのかと思ってたら違うしなー。

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