そっとしてあげればいいのに
もしも誰も疑問に思わず、そのまま包みを開いていればちょっといい話で終わるとこだったのに…。
と、ローカルニュースを見て思いました。交番に新聞紙に包まれた不審物が置かれており、中身を改めるために爆発物処理班まで出動、周辺住民には避難命令まで出てあたりは一時騒然となりました、という事件があったそうだけど、実はその不審物の正体が近所の方がお礼にと置いていったビール六本…。何かしら一緒に添え書きがあればこんな大騒ぎにはならなかったんでしょうが、考えてみれば昔は近所のおすそ分けにいちいち誰それから何々、なんて伝言書いたりしなかっただろうし、置いていったご本人もビール六本で恩着せがましく書き置きするのもなーと思われたのかもしれないし…。
地元のローカル情報番組が中継しまくったようで、重機が交番前を重々しく移動しそれを見守る警察の人々という映像がニュースで流れまして、中身を知った今となっては「いや、そこまでせんでも…」とこっけいというか物悲しいというか、そんな気分にさせられました。
奥ゆかしく黙ってお礼、というのは、物騒なことが多い昨今ではむずかしいのかのう…。
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