« まぢ読めんのか… | Main | 「敵は海賊 不敵な休暇」、読了 »

2006.09.13

未完風だからこそ

 このニュース、最初は「ガセだろ?」と思った方が多かったようです。もしくはネタ? TV放送から十周年記念(?)でエヴァンゲリオンを新解釈で映画化するんだって。いやー、まー…。てゆーか、まだ集客できると判断した企画屋さん、すごい。というか、肝太い(笑)。去年の「Zガンダム」のリメイク映画が興行的に成功したからか?
 トミノは未だに大人げなくて(少しは丸くなったけど)、「Z」はその大人げない姿勢そのままで映画化してたからあれはあれでやっていいのではないかと思えましたが、エヴァの場合は。むー。
 今度は難解風を装って謎を振りまき煙に巻くことはなく、わかりやすくエンタメな結末を迎えるんですって。
 …そんなエヴァンゲリオン、おもしろいのかなあ? あれは見ながらそれぞれがない頭絞っていろいろ考えてたから、それぞれが自分の中に残る物を抱えられたのだし、それが消化不良のフラストレーションだったとしても、だからこそなーんとなく記憶に引っ掛かるものとして残り続けたんじゃないだろうか? 作り手側の迷いとか割りきれなさとか(時間のなさとか(笑)、葛藤丸ごと不格好にどーんと作品の中に入ってる無様さも含め、後1990年代半ばの空気感も含めて「エヴァンゲリオン」だったと私は思ってるんで、オトナになった製作サイドに今振り返るとあのころは大人げなかったですね、みたいな結末を差し出されてもなんだかなあ…って気がします。
 庵野さんも製作に関与するそうなので(総監督? どのくらいのポジションになるんだろう?)、実作者が自作を振り返るってどんな感じなんだろうね? という興味で見てはしまいそうなんだけど。<結局見るんじゃん!

|

« まぢ読めんのか… | Main | 「敵は海賊 不敵な休暇」、読了 »

「アニメ・コミック」カテゴリの記事

Comments

こんばんは

常々不思議だったのは、エヴァの派生モノってどれをとっても「綾波・アスカ・シンジ」ありきのモノですよね。ガンダムシリーズのように、視点を変えることが無い。パラレルワールド的展開しか見られない。ガンダムがその世界観を軸としてオリジナル作品が作られてゆくのに対して、エヴァは常にキャラクターを軸として2次創作的作品が生まれてゆく。どこまで行ってもエヴァの派生モノは同人誌的なんですよね。だから今回のリメイクも、本家の同人誌のように思えてしまいます。

リアルタイムで観ていない、当時の熱狂を知らないアニメファンもずいぶん多くなってきているでしょうから、そうした人達には受け入れられるのかもしれませんがね。いっそキャラデザも一新して、エヴァンゲリオンSEEDとでも名乗ばいいのに(苦笑)

Posted by: tate | 2006.09.28 at 05:15 AM

私もエヴァ周辺のファン派生物が、学園ものとか恋愛ものとかにシフトしたものが多いのがすごく不思議でした。元ネタの謎ふりに正面からつきあってもしょうがないという気持ちがあるからかもしれないけど、セカンドインパクト後という作品の世界観そのものと斬り結ぼうという創作物はあんまりないように感じました。
私の同人誌世界が狭すぎるせいかもしれませんが。

いや、恋愛とかにそんなに世界を変革するほどの力はないと思うのよ、私は。私は、だけど。

海外で実写版を作ってるとかって話もありましたね。まだ企画は生きてるのかしらん。
十年経ってもなにがしかの話題に上るのも、作品としての不格好さのせいじゃないかって気もします。

SEEDねえ...。興行的に成功してるらしいから負け犬の遠吠えだけど、あれは「作品」としての出来はどーなんでしょーねえ?個人的には一年戦争派なんでだめだめでしたが。

Posted by: きいろ | 2006.10.18 at 12:47 AM

>>いや、恋愛とかにそんなに世界を変革するほどの力はないと思うのよ、私は。私は、だけど。

この意見、賛成です。なのに愛だの恋だのを声高に叫ぶから、ハリウッド映画やディズニーにイマイチ共感できないです。エンタメとしては一流ではありますが。

>>SEED
 ファーストの呪縛から離れなおかつファーストに代わるものとして、ファンを含めてガンダムシリーズを刷新できたという意味では評価すべきかもしれません。

 もちろんファーストに代わる「作品」としては認めません。あくまでも「商品」として"代用品"だと認識してます。自分達トミノ世代の子供が今のファン層なのですから、それこそ"世代"が違う。年寄りがなんと言おうと、あれが今の世代のスタンダードなんでしょうねぇ~。

Posted by: tate | 2006.10.22 at 09:55 AM

アメリカというか、外国では愛とか恋とかは契約絡みだから、日本人とはまた感じ方が違うのでしょう。ダメになったらそれっきり!な関係だから、維持努力が尋常じゃないし。なんとなく惰性もまたまったり居心地いいし、みたいなあり方が許されない感じ。
すっぱり潔く儚い関係だから、価値が上るのかもしれません。

最近は全体にしんどかったりシビアだったりする話は敬遠される傾向らしいので、SEEDくらいのユルい世界観の方が好まれるのかなあ?と思ったりします。ひりひりするリアルさとかはあまり望まれてないのかもしれない。
商品としての成功ぶりは目を見張るものがありますねえ。ガンダム系のイベントに女性があんなにいるのを初めて見たよ...。
ロマンス系ゲームのファン層を見てても、女性ファンは息長く、また継続して投資をしてくれるので、商売する側としてはそこがつかめる商品は魅力的でしょうね。

Posted by: きいろ | 2006.10.30 at 03:02 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7367/12055854

Listed below are links to weblogs that reference 未完風だからこそ:

« まぢ読めんのか… | Main | 「敵は海賊 不敵な休暇」、読了 »