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2006.11.14

たのしそうだな、昼メロ

 お昼がシフトになると休憩室の誰が見ているかわからないTVで昼メロが始まります。東海TVですっけ、やたらと時代掛かった愛憎劇が繰り広げられるあの枠です。今やってるのは「紅の紋章」、魅かれあう二人が、しかし様々な困難に出会ってなかなか思いを遂げられない系というか、ドロドロではないけど「はあ?」って困難がめじろ押しの展開です。まじめに見る気はまったくないんですが、人の少ない時間帯だとセリフが丸聞こえで、そのあまりの「はあ?」な内容に思わず注目してしまうという悪循環。
 今日も突然甲高いおなごの声が「ミチヤさん、お願い、あたしを抱いて!」と耳をつんざき、うっかり条件反射で顔を上げてしまったら学生っぽい娘が服の前ボタンをばんばん開けよる。
 また同じネタかよ…。
 この話、一ヶ月だか前にも同じくヒーローの目前で、横恋慕しているヒロインの妹(らしい、「私の方がお姉さんより…」とか言ってたから)が「私の方があなたを愛しているわ、お願い、私を」とやっておったのだ。で、すげなくされて自分で服を引き破り、うそ泣きしながら「ひどい、あの人が私のこと」とかなんとか父ちゃんに訴えるという展開をやっていた。
 いやー、今だにこれってアリなのかー。とぼーぜんと画面を見つめてしまったわたくし。プロならばあまりにも使い古されたイベント過ぎて、今さらやれんやろ? と思うものではないのか。いや、いいのか、昼メロでは。

 そんなわけで、あまりに激しく今さら展開が乱打されるので、見る気が無くても画面に注意を引きずられる。これはドラマ書いてる側の勝利ですなあ。
 昼メロって特殊。たぶん普通のドラマや小説だったらこんな筋立て陳腐すぎてやれないだろうけど、昼メロでは昔々からあるドラマチックすぎて波乱過ぎるうそくさいネタをがんがん突っ込んでこれでもかとやれる。こんな物語世界が許されるのは、もはや昼メロの他には極わずかなんじゃないかと。
 しかも使い古されたネタってなぜ使い古されるかって言うと、やっぱりウケの要素ががっつり入ってるからでしょう。見る側がなんでだか快感得られる、みたいな。書き手としては、今さらやるのは禁じ手かもしれないけど、でもでもこーゆーシーン、あーいうセリフ、できれば一度くらい書いてみてー! って気分になる、みたいな。それをためらいもなくやり放題できる昼メロってある意味たのしそうだなーと思ったり。
 私はかゆくて楽しめるかどうかわからないけど。

 このドラマのヒーロー役、確か藤田まこと版の「剣客商売」の二代目大治郎先生なのよね。顔立ちが時代掛かってる分、こういう大仰なドラマに似合う、かと思ったけど、びみょーに地味。

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