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2006.11.11

毎日きっつい

 夏ごろなにげに読んでみたらどん底に暗い家庭崩壊劇をやっていて、朝からウツになるのもいやだしーとときどき斜め読みに方針転換した朝日新聞の連載小説「メタボラ」。ここ一ヶ月くらい、主人公その二? が記憶喪失になる前におそらく今話題の作業請負形式で田舎の工場で働きづめになってだめになっていく様が延々続いていてキツいのなんの。特に派遣なんて請負と紙一重の働き方をしている身としては、納得いかねーな契約内容と劣悪な職場環境がリアルすぎて、もー…。桐野夏生、容赦ない。
 母にDVした上に逃げられ、飲んだくれた末に自殺した父を持つただいまのところの主人公香川雄太がこれまた破滅指向というか。父のようになりたくないという畏怖と強い父を持てなかった屈折があるせいか、ここに来て「どうも、僕はゲイ?」とか言い出しました。好感の持てる男性同僚が出てくるとどんどん依存してしまうのです。今回の相手とは、ついに通勤用のバスの中で手を握りあうようになる始末。
 まてー。それは愛ではないかもしれないよ? 単に「強い男性性」にあこがれてるだけなんじゃ。
 と物語の主人公にツッコミいれてもなー。
 この主人公が依存していく男たちというのが、短期集中で働いてはバックパッカーで世界のあちこちを旅してきた男 → 実は各地で幼女を襲っていた犯罪者、過酷な深夜帯にあえて働く中国からの出稼ぎ青年 → 国に妻子持ち、となんかふもーな人ばかり。主人公、どこでどうなりたいのか。(どうも何も、その後集団自殺してみたけど失敗して記憶喪失になるんだが)
 その辺が気になって、くらーいくらーいと怖がりながらも斜め読みがやめられない私。

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