それ、無理だから
年末で物入りな時期だからか、はたまた世間ではボーナスシーズンだからか、もしくは一年を締めくくって見せなければならない頃合いだからか、景気の話をよく聞きます。今年、何度も何度も聞かされたアレです。いわゆる実感のない景気の良さ、というやつです。よくなってるよくなってると言われてるけど、個人消費が全然伸びない。そりゃ伸びないよねー。賃金所得者の概ねは給料全然上ってないもん。入るものもないのにどんどん出してたら、借金地獄になるじゃないですか。ボーナスが何年ぶりかに上る傾向が続いてるとかって記事は見ますけど、ボーナスもらえる立場の人は減ってるわけだから、「増えたー!使えるー!」と消費に励む人が大多数を占めるってことはないわけで。
などと我が身の懐の寒さを、ただいま求職活動真っ最中のわたくしは、しみじみと感じているわけです。派遣って即日、もしくは近々就労の案件が多いから、前職リリースの一ヶ月前とかって前倒しの就職活動はできない。いきおい、直前にばたばたしかやれなくて、心理的負担が大きくなる。
まー、ちょっとマイナス思考気味になってるわけです。
そういうときにバスの横っぱらにでかでかと書かれた「まずは65才まで働ける世の中に」なんてどこかの公的機関が出したスローガンを読んで、肯定的な気分になれるでしょうか?(いや、ない<反語)
40代はもちろん、30代だって正社員とか安定雇用を得るのはむずかしいと言うに、リストラされた50代が未だに苦戦してヘコんでると言うに、どうやって60代が職を見つけるんだ。そりゃ、選ばなきゃあるだろうけど、選ぼうなんてぜいたく言うんじゃないよ? って話じゃないですよね? とこの広告(?)出した人に聞いてみたいです。
今や正社員は安定した身分だと十把一からげには言えないし、正社員だからこそ過酷な労働強いられてたりもするから、どっちがいいとか恵まれてるとか言えないご時世なのもつらい。
働かないで寝て暮らしたいなんて言ってないのに(涙)。
よっぽどよっぽど本腰入れて対策練らないかぎり、65才まで働ける世の中なんかできないと思いますよ>どこかの公的機関の人。それ以前に、65才まで働かないと食べていけない世の中がいいかどうかもわかんないんですけど。
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