わたくしの知らない世界
ひょんなことから売れ残りの婦人雑誌一月号を二冊ももらってしまいました。世間的には、わたくし、十分に「主婦」のはずですが、自覚もないまま早○年、未だに自分から奥さん向き雑誌を買ったことがありません。(あ、「オレンジページ」や「レタスクラブ」はあるな。あれが厳密には主婦向きなのかどうかわからんけど)ので、この手の雑誌をしみじみ見るのは初めてです。
てゆーか、あまりの分厚さに本誌を読むのは早々にあきらめました。きっと家事に役立つ情報が満載なんだろうけど、ただでもダラけた無職生活中にこんなもんを読んだら、自己嫌悪でどっと凹みそうだし。<凹んで何かやった方がいいのでは。
この手の婦人雑誌の一月号で特筆すべきは、やはり付録の充実っぷりです。「りぼん」や小学館の学習雑誌も真っ青の豪華ン大付録が膨れ上がるほどについてます。その代わり、値段も膨れ上がってるのがいただけませんが。通常号の倍以上のお値段になってる模様ですよ。本屋さんって婦人雑誌の新年号の販売ノルマがあるって本当でしょうか。こんな値段の雑誌、そうそう簡単には売れないよ…。
もっとも、付録の中身が魅力的だと感じる方にはお買い得な価格かもしれません。どっちの号にも工夫を凝らした家計簿と充実のレシピ集がついてました。市販品で買ったら、この二冊だけで千円超えるかもしれんです。レシピは冷蔵庫にありそうな材料メインで、引きやすく楽で手早くできる! のがウリ。気持ちはよくわかります…。活用させていただきます。家計簿は二冊もいらんので、というか、私はかなり昔につけるのを放棄しているので、知り合いに譲ることにしましたが。
他にもカレンダーとか、お掃除のコツ本とか、2007年の手帳とか、しつけカルタとか、いくつついてるんだ? というラインナップ。どっちにも塗り絵がついていたのは今年のトレンドでしょうか。それを言ったら婦人雑誌の新年号って家計簿を買うためにあるのか? というくらい、どれにももれなく家計簿がついてますが、あれは決まり事なんでしょうか。それとも、購買層の変わらぬニーズ?
しかし、もしこれが世間一般の平均的主婦の興味や疑問やその他の集積体だとしたら、私はずいぶん遠い地平に来てしまってるような…。
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Comments
はい、ホントです。
本屋さんには婦人雑誌の新年号の販売ノルマがあるのです。
当の婦人雑誌が発売になる何ヶ月か前に「はい、○冊売ってらっしゃい」とノルマが告げられます。こんな早くから売るのかとびっくりします。正月号がいつもの倍額なのを初めて知ってからもう10年になります、ああ。
さてどうしたものかと途方に暮れている内に各社の家計簿が大挙してやってきて、それを並べ終わらないうちに数社の手帳が大挙してやってきて、年末年始の実用書コーナーを彩るのです。
ちなみに、わたくしは家計簿をパソコンでつけてます。昨年まる1年サボりましたが。
Posted by: こゆみ | 2007.01.21 03:30 PM
それより、本屋の正社員さんの冬のボーナスは婦人雑誌の現物支給って噂はホントなのかしら、と訊いてみたい気が……。<何冊のノルマなんだ、それ
Posted by: こゆみ | 2007.01.21 10:33 PM
やー、ほんとなんですか...>婦人雑誌の新年号ノルマ。
ちゅーか、私がもらったのがたぶんそのノルマ引き取り分じゃないと思われ。(だって、二冊...)
いくらなんでもあんな高いもの、しかも結構いろんな会社が出してるのに、そんなに売れるわけないじゃないですかねえ。書店員の冬ボの何割かは確実に婦人雑誌代になってるのでしょう。
でも、洋菓子屋も秋になればクリスマスケーキのノルマがありますから、どこの業界にも慣習ってあるんでしょうね。なんで買いたい人だけが買っちゃいかんのだ。いやいや買ったものなんて、買った人に愛されなくて不幸なだけなのに。
ノルマで買わなければならないものじゃありませんが、年末の細木なにがしさんの占い本もすごいですね。あっちは、なぜあんなに売れるのかがわからないです...。
Posted by: きいろ | 2007.01.22 01:50 AM