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2007.02.12

ちりまつりII

 近所のレンタルビデオ屋がセールを連発するのでなかなか棚に戻ってこなかった「009-1」の二巻をようやく借りてきました。ちー、セールで借りられたらよかったのに。新作価格を正直に払いましたよ。
 ちりまつり、なんて書きましたが、二巻はあまりちり出ませんでした。着衣量多めです。で、アクション多め。
 「ハードボイルド・エッグ」は原作のネタを筋立て的にはほぼそのまま採用しつつ、9-1とエッグの対決物の部分を拡張した作り。原作では人気のない、殺しをやりやすそうな雑木林だった対決の場を、なんと離島のリゾートホテルに!(笑) オフシーズンのリゾートホテルで、夜は顔を合わせ共にディナーをとったりしつつも、昼間は互いに命を狙い合う二人。昔のジェームス・ボンドものとかノワールな話みたい。いや、「キーハンター」の歌みたい。<なんですか、それ。最後の夜に情を交わすけど、翌日は決着つけますよ、という展開があの時代のアクション物というかサスペンス物というか、その辺のテイストに似てるような気がします。
 あ、そもそも「009-1」の原作が同時代なのか?
 だとすれば、この雰囲気は正当に原作返りと言えるのかも。
 「殺し」に美学なんかいらないの、とためらいなく相手をたばかり正面からエッグを撃つ9-1は、エッグよりもプロだったということ。ただ、こういうプロぶりを強調しちゃうと個の情感と遊離してしまうことがあるから、キャラとしてのバランスがむずかしいよなあ。
 「古城よりの招待状」も話の骨子は原作とほぼ同じだけど、スパイ同士のプライド合戦をドクター・サトナカの復讐譚とうまくリンクさせたのはいいアレンジだったなあと。声高にテーマを叫ぶような作品じゃないとは思ってるけど、中に一本くらいこういう質感の話があるとシリーズがいい感じに締まる。
 まあもう120%助からない状況じゃああったけど、マルスとオーディンの救出をあっさりあきらめてるミューズとロキもさばさばしたもんです。これがプロというもの? このロキさんが曰くあり気な人らしいので、次回の登場を楽しみに。
 二巻はシナリオが小林&今春さんと、平成ゼロでも安心してみられるお二人だったので、なかなか楽しめました。次はどうなってることやら。

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