実生活にまったく役に立たないという効能
↓の「ゲームの中のこころ ~コンピュータとコミュニケーション」という番組ですが、壇上の方々が基本ゲームに対してプラス目の立場で話してくださっていたので、私のような年寄りの半引退ゲーマーも素直に見ることができました。この手の文化チックな場では、自分ではろくにゲームしたことのないような人がエラソに「ゲーム=悪」みたいなことを言うことが多いんで、「わかんないからって一方的に言うなー」みたいな気持ちになっちゃうんですよね…。
もっとも女流棋士の中井広恵さんはともかく、後の二人がコンピューター将棋の開発者で人工知能学者・松原仁さんと香山リカ先生という顔触れですから、若干親ゲームの布陣ではあったんですが(笑)。
香山先生が「なんとかゲームに興味のない人にその効能を伝えたいと思うけれど、例えば実生活にまったく役に立たないことに熱中し、そこで成果を出す、という、現実を忘れる無駄な時間を過ごせることの価値を説いても、共感は得にくい、むしろ『それじゃますますやる意味ないでしょ?』と言われてしまいますからね」(意訳)と苦笑しておられたのがなんとも。
そう言えば、新職場の同僚の皆さんにはゲームする人がほとんどいません。一番ロートルの私が一番のゲーマーだったりする事実。女性はそんなもんなのかなあ。
「ダンナさんがゲームするっていやじゃないです?」「えっ、だって私もやりたいから向こうもやりたいんだろうなーと思って。詰まってるのをにやにや見るのもおもしろいし」と言ったら怪訝な顔されちゃったよ。ふつーの娘さんにゲームの楽しさをわかってもらうのは、やっぱむずかしい。
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