« だから一言言って | Main | 伸び悩んでいるらしい »

2007.03.03

横見さんは横見さんだった

 さる方のご好意で小説新潮を借りることができたので、「鉄子の旅」コラボ企画ページをさくさくっと読む。
 真ん中よりちょい前のあたりを豪快に開いて読む。
 酒井順子さんのエッセイは、負け犬じゃないのをいくつか読んだことあるんだけど。…なんか文章がへんでは。締め切りギリで書かれたのかしら。
 例によって横見さんがみっしりな感じで旅程を決め、早朝から集った面々が買い込んだお弁当くらいを楽しみに(テツ以外はそのくらいしか明らかな楽しみがない)、長旅に耐える。多少テツ分を持っていると思われる酒井さんも、横見さんのプランはつらかった雰囲気。でも、「淡水を見に行きたい」なんてリクエストを出す酒井さんもアレな人だ。
 「鉄子の旅」本編でもゲスト参加した人が横見さんを「まんまそのままだ」と評することがあったけど、酒井さんの文章を通しても横見さんはやっぱり横見さんだった。見る人が変わっても、マンガと文章のみと表現が変わっても、印象が変わらない。ぶれない。これはすごいことのような。酒井さんが意図的にマンガの描写をトレースしていないのであれば、装飾でもなんでもなく、横見さんはああいう人だってことだ。
 すごいなー。リアルなんだ、あのマンガ。

 せっかくなので(何がせっかく)、えろす早春賦の方もぱらっと眺めた。
 えろすというけど、この内容は実用に耐えるものじゃない感じ。まあ、なんのかんの言ってもいちおー文芸誌だから、それなりの体裁は整えるわよね。
 おなごの書く文学的かんのー小説は、地面に足がつきすぎてて、生活臭が漂いすぎてて萌えない。壁に穴開けて、隣の人の生活覗いたようなわびしさがつらい。(男性はピーピングな感じで萌えられるのだろうか)かといって、あまりに乙女の夢が炸裂したファンタジックえろすでは、腰が引けちゃうけど。

|

« だから一言言って | Main | 伸び悩んでいるらしい »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« だから一言言って | Main | 伸び悩んでいるらしい »