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2007.09.30

「銀色の髪のアギト」、見ました

銀色の髪のアギト 通常版

 ここ一年くらいで劇場でやったアニメのはずだが、早くもBShiに登場。タダなので、見てみました。が。
 これはあたんねーだろう。作画とかは悪くないんだが、とにかくお話に隙がありすぎ。ちゅーか、ちゃんと世界設定をしたのかしら。「地球の長い午後」っぽい、天変地異の後植物が支配する世界となった未来の地球らしき。に、細々と、しかしたくましく生きる人類。主人公のアギトはある日過去の遺物である建築物の中でカプセルに閉じこめられた少女を見つける。
 という導入はまあ悪くないんだけど。物語上の「現在の」地球における、森の位置付けがさっぱりわかんない。森の中に住んでる人とか、ご信託出してるっぽいヘンな双子みたいな子どもとか、あれ何? あと、森が人を特異体にする理由とかも説明なしだし。
 なぜこういう世界になってて、生き残った人たちはどういう社会を営んでいて、がしっかりしてないと、主人公の活躍にどういう意味があるのか全然わかんないですよ…。
 この感覚はしばらく前に見たおフランスのCGアニメ「ケイナ」に似てる…。宮崎ちっくなガジェット(コナンとかナウシカとかラピュタとか)を持ち込んで、取りあえずこの雰囲気で世界を納得してください、みたいな。納得いかねーよ!
 森に対する最終兵器とかいう動く山もなんだかなあ…。あれで焼き払うって言うんでしょうか。そのくらいの武器だったら当時動かしてみててもよかったと思うよ。ためらうほどの効果がある気がしません。しかも、動いてるのにどこからかマグマが供給されてるみたいだし。リアルを追求すればいいとは思いませんが、うそはもう少し丁寧につこう。
 テーマ的にも自然を大事にし共存していこう、と解釈しようにも、この世界の植物は人間が遺伝子いじった後の天然自然のものではないらしいし、どう読もうにもすっきり感がないです。いっそ、昔何があったにせよ、今の人は今の人なりにがんばって生きていく道を見つけてるんだから、過去の人が勝手な良心の呵責であれこれ手を出すんじゃねー! という現実肯定な話という落とし方はどうだったでしょう?<誰に提案。
 最後に森の人が赤ん坊二人抱っこして、泉みたいなのの側に立ってましたが、あのシーンの意味がさっぱりわからない私はおばかさんなのでしょうか。
 製作入る前に誰か脚本にリテイク出そうって人はいなかったのかと、ちょっと不思議な気が。コンテ切ってる人だって、「なんでこういう話なんだろう?」って思わなかったのかしら。
 最近よく話題になる、声優じゃないキャストに関しては、それほど演技がつらいとは感じませんでした。むしろこんな感情移入のしどころがなさげなお話で演技せいっちゅーのが酷。俳優の皆さん、お疲れさまでした。

 雰囲気似てる気がするという「ケイナ」はこれ↓。
ケイナ デラックス版

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2007.09.29

後味悪ーい

 BShiでやったとき、TVが壊れて(爆)見逃していた「スーパーストーム」を地上波でやっていたのをようやく見る。
 と言っても、諸般の事情により第一話をまたまた見逃したためドラマの構成がよくわからず、二話を見ながら混乱。三話めを見てようやく「ああ、ニューヨークを襲った台風(と言っていいのか)が過ぎてから、ことの発端まで遡るという構成だったのか」とわかった。途中で主役と思われる女性科学者サラがTVでインタビューを受けているシーンが挟まるんだけど、話の流れから浮いてるんで時系列がよくわからなくなっちゃったんだよな。<ばか。インタビューシーンは事件の後のことらしい。
 現時点での気象コントロールの可能性を盛り込んだシミュレーション系のドラマで、以前にも似たアプローチの「スーパー・ボルケーノ」というのをやっていた。あれがそこそこおもしろかったんで今回も見てみたんだけど。
 なんかこー。後味の悪いドラマでした。気象コントロールの技術はどうしても軍事的な要素をはらんでしまい、政治のヤな面とかを盛り込まないとリアル指向のドラマとして成り立たなくなっちゃうのはわかるけど、プロジェクトのメインメンバー5人のうち、二人は死亡、二人は重症で話のできる状態ではない中、効果に確証のない実験を秘密裏に行って国民を危険にさらしたことを暴露するかしないかを主人公一人に背負わせて、さて彼女はほんとのことを言うのか、口をぬぐって保証された研究者の道を選ぶのか、END、ってかわいそすぎる感じ。お天道さま相手の研究はお金がかかるだろうから、政府のバックアップが取り付けられれば後は安泰になる。もちろん真実を公表する正義も大事。良心と人生の利と、どっちかを選べというのは社会的凡人にとってきっつい選択だと思います。科学者 = 聖人君子じゃないもんね。
 火山は動かないからもっぱら危険の回避と予知の研究になり、結果軍事が絡まない分、話にすっきり感があって見ててお気楽だったんですよね。

 中国が北京五輪に際して気象コントロールをやるとかって話をニュースで聞きましたが、人間はまだまだお天道さまをどうこうしようというにはちっちゃい存在じゃないかって気がします。

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2007.09.28

「ガンパレード・マーチ 5121小隊の日常II」、読了

 東京行きのお供として軽めに読めるかもと選んだ本をやっと読了。
 安定した出来の榊版だから概ね安心して読めるんですが、今回締め切りがきつきつだったのか、誤植や誤字脱字が多いです。前後から類推効きますけど、ゲラチェックする時間くらいは取れるスケジュールにしてはどうかと。
 狩谷&遠坂二人主役の「海へ」は取り上げられる回数の少ない組み合わせで、興味深かったです。狩谷の素直なひねくれぶりが○(笑)。いい人にはきっと死んでもなりたくなくて、祭ちゃんには弱くて冷たい。けど、最後は突っ張りきれないんだな。遠坂の意外と喰えないという側面が肉付けされてるのもいいです。ただの育ちのいいぼっちゃんでは5121小隊ではやっていけないもんねえ。「Panzer Ladys」は滝川の成長物語の一つで、こういうのも好みの話。ちゅーか、基本的に戦闘多めの話が好きなのね、私ってば。榊さんはふつーの少年に近い滝川が好きなんだろうなーとこういうエピソードを読むと思います。
 それに比べるとやりにくさを感じるのが速水と舞だけど、今回の「速水厚志の憂鬱」はわりと踏み込んだ話になっててがんばりを感じました。逆によくある系になっちゃったなーと思ったのは「ののみの涙」。ちょっといい話っぽくまとめてるのが無難すぎる気も。
 とか書きましたが、全体に満足いく本でした。ここまで巻を重ねてくると元ゲーはどうでもいい、単独作品的な厚みになってきてる気もするけど、やっぱゲームでの疑似体験感があるとないではおもしろみが違うんじゃないかと。

 「ガンパレード・マーチ」は本当に不思議な空気感のゲームだったなと、本がおもしろければおもしろいほど思い出します。あれだけ売れたゲームなのに、同じタイプを出すのが結局同じ開発会社だけというのも不思議。よそはやらんのかしら。

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2007.09.27

どーなってるの? 郵便局

 民営化目前の郵便局に所用があってお出かけ。と言っても、昼休みにちょっとした出金手続きに行ったわけですが、番号札を取ったときに17人待ちと出て一瞬目を疑いました。昼休み時間の金融機関は概ね混んでるものですが、それを折り込んで休み時間を30分前倒しにして来たのです。なのにすでに17人待ちとは…。しかし、10月になって経営が変わった当初はさらに混雑する可能性ありと聞いたので、あきらめておとなしく待つことに。
 郵便局や銀行の窓口って、なんでこう処理に異様に時間がかかるんでしょうか。そう感じるようになってもう相当経つんだけど、かかる時間にそれほど変化がないような気がします。改善されてるのかしらん。短縮しようがない原因があるのかわからないから、理不尽と思いつつもいらいらしてしまう。限られた時間にしか来られないという縛りのせいかもしれないけど。
 というわけで、PHSでYahoo!ニュースなど読んでいるうちに早くも30分。えええーっ、30分? ご飯食べる暇がなくなりますって! そして、ふと番号札の発券機を見てみると、なんと43人待ちになってる!!!
 よ。よんじゅうさんにん待ちって。私の番号まであと二、三人くらい。ということは、あの後40人以上も増えたのか…。
 この30分強でさばいた客の数が15人以下ということは、43人さばくのに余裕で一時間半かかるということですか。内容によってはもっとかも。これからの人は昼休み中に帰られるのか。
 なんとか時間内に手続きを終え、ファストフード店で昼ご飯をかき込んで戻りました。勤め人には金融機関の窓口はほんとに難関です。たかだか通帳の更新のために休みを取らなきゃいけなかったりして、めちゃ不便。どうにかスピードアップする手段ってないのかしら。

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2007.09.25

さすがに足が腫ればれです

 最終日は特にイベントもなく、例によって例のごとく浅草橋にビーズの買い物に行って、時間が余ったら科学未来館にでも立ち寄るかなーというゆるい予定で。だいたい宿泊荷物を持ち歩くこと前提の日にそれほどアクティブな予定は入れられません。
 このところの浅草橋は貴和製作所を二館くらい回ると終了というぎりぎり時間の情けない状態だったので、今回は他の店も回るぞーと鼻息荒く駅に降り立ったんですが、事前調査がなってなかったので結局ほとんどの買い物が相変わらずの貴和頼り…。福岡の現状を思えば貴和の品ぞろえだけで奇跡ですから、少ない時間で効率的に買い物できてよしとすべきなんでしょうが。ちゅーか、今作りたいものの具体的なイメージもないままふらふらと出歩いていたら、あれもこれもでサイフが瞬殺されるだけなので、これでよかったと思います…。
 いい加減たまってきたSALEの戦利品と合わせて何やら完成品の一つや二つ、作らねば。
 予定通り、一応浅草橋からお台場へと移動しつつ昼食。二日間暴飲暴食したので、今日は胃を休めようとスープストック東京でスープランチを取ることに。そこそこ気温が秋らしいからいいようなものの、これが九州だったら暖かいスープを飲む気にはなれないだろうな…。実は結構スープ好きなので、スープメインのお食事どころが福岡にももっと増えたらな、と思うんですが、一時期いくつかできたもののことごとく潰れてしまった。その手の店もそうだったんですが、スープストック東京のお値段を見るにつけ、これは九州ではやれんな…とも思います。主食になれぬ食べごたえのないものに、この値段を払うのは地方では厳しいよな。
 狭くてイマイチ好きではないゆりかもめで移動中、ふと思いついてZERO-3で科学未来館のサイトをチェックしておーまいがー!!! な気分に。えーと。火曜は休館日ですってよ!<それこそ事前に調べときなさいよ。なんか、たまたま来た日には全て開いてたんで、まさか週一お休みがあるなんて思いもしなかったのです。ほんと、甘かった。地下展、見たかった…。
 行き先は失ったものの、空港に向かうにはあまりにも早過ぎる時間。幸いだか、改札は出てなかったんで、しばらく持ち歩き用のMAPとにらめっこをしてしかたなくそのまま一駅先のビーナスフォートにでも行くことに。特に買い物の予定もないってのに、ショッピングモールに行ってどーすんだ…>自分。
 と多少ヘコんでいたんですが、それなりの広さがある施設だけにその気になれば行く場所は見つかるもので、大きなペットショップでひとしきり子犬に見とれたり(最近流行りのトイプーとちわわんとかのミックス犬がいた。くやしいけどかわいかった)、トヨタが持ってるヒストリーガレージで名車の数々を眺めたりして結構楽しく過ごせました。
070925toyota

 あと、ちょっと前から気になっていた地下足袋屋? SOU・SOUの東京店があって、先割れスプーンみたいな靴がほしいような衝動にかられましたが、危ういところで踏みとどまり。今の職場であれを履いて通勤はあり得ないよな…。和テイストのワンピースもかわいかったんだがな。シャツもいい感じだったけどな。<欲望がどんどん膨らんでいく。
 なかったはずの買い物欲望が高まる一方なので、ほどほどのところで羽田に移動。ちょっと早過ぎるけど、お茶でも飲んでぼんやり過ごすのも悪くなかろうし。空港の茶は高いが、今日のところは許してやらあ。
 なんて態度でかく構えていた罰があたったんでしょうか。のんきに茶をしばこうと席に座る直前くらいから冷や汗がだらだら。頭痛と吐き気で物を食べてる場合じゃない! という事態に。横になりたいけど当然なる場所などなく、インフォメーションのお姉さんに泣きついたら「休憩所はありますが、フライトのお時間を考えるとゆっくりされる時間はないかと」とのこと。便を変更されますか? と聞かれたけど、それは無理。旅割使ってるから変更不能なのです(泣)。明日は仕事だし、乗り過ごすのだけは避けようとさっさとゲートに向かい、いやな汗をかきながら椅子にへたり込み早く搭乗時間が来ることを祈り続けておりました。
 後はもう、ひたすら黙々と家を目指した記憶しかありません。玄関のドアを開けてベッドに倒れ込んだときの安堵感は何物にも代えがたし。ああ、やっぱり、お家が一番!

 ってそのときは思いましたが、旅は旅でいいです。もっとちょこちょこ出かけられたらなあ…。ちなみに不調の原因は、なんちゅーことない月に一度のナニの前触れでありました。私は真っ最中よりちょっと前が異様に重く…(涙)。
 ↓は、お上りさんにはなんか不思議な景色だなーと感じたので撮ってみました。おじさんが二人ほどで花畑の面倒を見ておられたので、いずれ花がみっしり満開になるのかもしれません。
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2007.09.24

逢坂さんが…

 そんなこんなでよれよれと寝る支度をしていたら、寝部屋のドアをとんとんと叩く音が。
 さっきまで延々としゃべっていた妹が「ちょっといい?」。うん、いいけどと答えると、「実はネットのニュース読んでたら、逢坂浩司さんが亡くなったって」。
 えええ…。さっきまでVガンとかGガンとかの話をしてたのに。「うん、だからちょっとね…」と妹。そんだけ、と言って出ていきましたが。ううん…。
 死因はガンだとかで、まだお若かったのに、いや若かったからこそ進行が速かったのかもしれない。うああああ、私のドモンと(何が「私」だ!)もう二度と新しい絵で会うことができないのね(涙)。
 アニメ業界は薄給と重労働で知られる世界。逢坂さんもきっと過酷な仕事環境の元で暮らしておられたことと思います。早期発見なら生存率も上がってきたガンだけど、忙しい生活を送っているうちに兆候を見過ごしてしまったのでしょうか。アニメと遠ざかってしまった私ですら、参加された代表作がいくつも思い浮かぶ逢坂さん。まだまだ多くの作品を生み出していけたでしょうに。才能がもったいなくてなりません。
 なんかねえ…。なんかねえ…。なんとも悔しいというか、惜しすぎるというか。過酷に働くみなさんには、だからこそ本当に健康にだけは気をつけてほしいと心から願わずにはいられません。

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こんなジンギスカンって

 みなさんとお別れしてから、一応銀座などに向かってみました。私にとっては名所の欠片にあたる銀座ハンズでも見ておこうかと。本当はいわて銀河プラザに行ってトロイカのチーズケーキを買ってこようと思っていたんですよ! ちょうど入荷日の月曜だし。在庫があるか確認するために電話番号も控えてきたのに、しかしこの胃袋の状態では…。とてもあのどっかり食べた感のあるベイクドチーズケーキを買って帰る勇気がなく挫折。ああ、また福岡で東北系の物産展やってくれないかな。
 連休最終日で適度に混んだ山手線で有楽町に移動し、半分迷いながらマロニエゲートに到着。目印になるはずのプランタン銀座の場所を誤って憶えており、なぜだか和光まで歩いちゃいました…。久しぶりに銀座のホコ天なるものを見られたからいいか。<何がいいのか。
 マロニエゲートは開業からまだ一ヶ月経っておらず、しかも連休とあってか客数が多かったらしいです。というのも、一階に店員が出張ってエレベーターの最後尾はこちら、なんて客の誘導をしていたのです。もう夕方になっていたせいか、私が行ったときはそれほどでもなかった気がするんだけどな。ハンズ行きのエレベーターにもあっさり乗れたし。
 目的地のハンズはまあ。第一印象は「狭っ!」です。渋谷ベースで考えているのが大間違いというものでしょうが、人生初ハンズかつ一番足を運んだ場所でもあるのでどうしても刷り込みが。実用性+ちょっと見た目も洗練な感じの品ぞろえは、相変わらず福岡にはないのでうらやましい…。11/15にいよいよLOFTが福岡進出なんですけど、LOFTとハンズは違うものだしなー。<あたり前。コスメ系のコーナーが広めなのは立地上の配慮なんでしょうが、明るくおしゃれな雰囲気をン倍増しにしてハンズ臭が薄れる大きな要因になってるっぽい。ラインナップはデパートのコスメコーナーなんかとは全然違うんですけど。あと、期間限定コーナーのデザイン時計がなかなかメカメカしく、値段も現実的でいいなと思ったんですが、ふらっと買うというものでもなく眺めて終り。最近はケータイで確認するから時計はしないって人が増えたから、こういうデザイン勝負な時計じゃないとだめなんだろうなあ。
 せっかく銀座まで来たんでもっとふらふら出歩きたかったんだけど、昨日から思いきり歩き続けてきた足がそろそろギブアップ気味。万歩計をつけてくればよかった…と残念がりつつ、妹宅へ帰ることに。
 しましたが。実はまだ晩ご飯というものを食べておらず、いったん帰り着いて一休みした後に、妹夫婦と三人で最近お勧めというジンギスカン屋へ行くことになりました。
 このジンギスカン屋、中野の「ゆきだるま」という店だったんですが、私がいままで食べたことがない! 半生でも全然おっけーというすごい臭みのないジンギスカンでした。そもそも肉がブロック上というか、カレーに入れる角切り肉よりちと薄いくらいの切り方をされてて、においがきつかったらとても食べられない形状。(ちゅーても、私が食べたことがあるジンギスカンのほとんどはアサヒビール園のやつで、プルコギみたいなタレにだぶっと浸かってたのはたぶんにおい消しなんじゃないかと思われ)福岡でも去年の年末からだかジンギスカン屋が増えてたんですが、過去の記憶が抜けずそんなにおいしいものとも思えなくて特に出かける気にはなりませんでした。が、ここみたいなタイプが最近の流行りなら、行ってみてもいい! でも、ほんとのところどういう店かは行ってみないとわかんないしなあ…。
 夕食から帰っても妹と遅くまでだらだらとどーでもいー話をしてすごしてみたり。妹が参加した某同人イベントではなんと参加サークルよりも来場者が少なかったというケースもあったそうで、私が今日行ったものなどは「それに比べたら全然ふつーだよ」だそうです。いや、それはしかし…。あと、響鬼が最後まで見られたアナタとダメだったわたくし、とか。好きなアニメーターさんでも時とともに絵柄が変わっちゃって残念だよね、とか。ヲタ姉妹ならではの脈絡のない話をしているうちに夜は更け、さすがに意識が飛び始めたので寝ることにしました。
 長い二日間だったな。明日もあるけど。

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本当は今日がメインです

 昨日結構遅くまでふらふら遊び歩いていたのに、今日も今日とてめずらしく早起きなどしてお出かけです。というか、今日がそもそも上京の目的でもあるイベントの当日なんですが、参加申し込みが伸び悩んでいる雰囲気だったので早々に過剰に軸足置かない気分になってしまいました。どっちかというと同行してくださる方々とだらだらおしゃべりなどを楽しめればいいかー、と。そんなわけで、目的地に出かける前にみんなで朝食を取ろうということになり、メンバー全員で少し早めの集合になりました。
 しかし、昨日の夜暴飲暴食しまくっている胃袋は未だにモノが詰まってる感満載で、せっかくの朝食バイキングですがイマイチ食が進みません。いや、むしろ昨日あれだけ食べたわりにはよく食べてるというべきか。いったいどんな胃袋してるんだ、自分。この後、なるべく食を押さえ気味にしようと思いつつも、なんだかんだとお茶に立ち寄ることになり、ほぼ一日満腹感を引きずって暮らすことになるんだけど。
 本日イベントに同行してくださる某さんや某さんや某さんや某さんは、みなさんさるジャンルを通じて知り合った方々ですが、同人イベントなどに詳しいという人は一人もおらず、したがって事前知識もろくにないまま出かけるという無謀。会場はこの手のイベントではよく使われているところらしく、妹が言うには「エアコンが比較的効くところだから暑さはなんとかしのげると思うけど、天井が高くて広い感じがある分、参加サークルが少ないとさびしい感じがするかもね」とのこと。そして、その言通り、明るい照明と新しめの施設と天井の高さのせいか、会場は閑散とした雰囲気です。一階は現在放送中のアニメのイベントが行われており、そっちはかなりの盛況ぶりだったから、よけいにそう思うのかもしれません。
 一通り会場を見て歩きましたが、元々こういう場に馴れていないので、並べてある本から自分向きか否かを嗅ぎ取る能力がありません。そして、なんでもいいから直感が働いたものを取りあえず買っちゃぇ! という勇気もない私。すでに家中に本があふれている状態なので、普通の本ですら一応買うのに躊躇する今日この頃、確証もなく物を増やすなんてできるはずもなく。<そもそもこういう人は同人イベントに向いてないのでは。
 早々に煮詰まってしまったものの、会場では某さんとお会いする予定になっているので、ご到着までいったん駅周辺まで戻り人様の戦利品を肴に茶でもしばこうということに。<ひでえ。暑いの苦手な私に考慮してくれたかのように、天候が冴えない花曇りのおかげで涼しめで助かりました。腰を据えたファミレスのバイトの時給の高さに驚いた私ですが、ちょうど昼時だしとか何とか言いながら軽めとはいえご飯物を食べた自分の胃袋の方に驚くべきなのかも。
 某さんが入手した本にかなりの当たりがあり、軽食を取りながらみんなで回し読み。&ふつーの日常的話題などをだらだらと楽しむ、健康な昼下がり。<健康ですか? 自分で物を見つける能力がないから他の人の鼻におすがりするしかなく、なので今回は当たり発見した某さんにほんとに感謝。せっかくイベントに来た記念として、こちらのご本を買って帰ることに。
 午後着の某さんから駅に着きましたとの連絡があったので、再びイベント会場へ移動です。そう言えばネット知人の某さん絡みでさるサークルの本を一冊買っておくべきかも、と思いついたときにはすでに手遅れ。閉会まで間もない時間帯ともなると店じまいしはじめるサークルも多く、目的の品も残念ながら売り切れた後でした。
 某さんと合流後、アフターイベントがあるらしいと聞きつつも、明日は仕事の方もいるからとてみんなで引き上げることに。いいお客さんじゃなくてすみません。あと、たぶんこの方は…とうっすら思い浮かぶ直接・間接に面識がゼロってわけじゃない方々が会場におられましたが、あいさつなしで終らせてしまいました。いや、その。お声がけすれば「きいろです」と名乗らねばならず、しかしそれってなんちゅーかこう。どうなのよ…と腰引けたまま逃げ帰ることにしました。失礼なやつで、ほんとすみません。
 引き上げ組でいったん山手線まで戻り、エキナカのカフェでまた茶をしばきながら雑談タイム。ここで何気に頼んだプリンアラモードが、んまあ、なんて控え目な量! と突っ込みたくなるこぢんまりサイズだったんですが、その代わりプリン極うま。このところ主流となりつつあるとろ系よりも蒸したーって食感のごっついプリンが好きなわたくしにはストライクど真ん中なお味でした。さすがに朝から延々雑談をやっているので、終りの方はヲタでもなんでもない話題になりましたが、それでもたいへん楽しゅうございました。いい加減夕方になってもきたので、ここにて皆さまとはお別れ。このたびは本当にお世話になりました。また上京した折には遊んでくださいませね。

 …やっぱりメインというにはあまりに淡泊なイベント日の過ごし方でした。まあ、もしかしたら最後かもしれないし、記念ということで。

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2007.09.23

二週続けて暴飲暴食

 足の限界まで武部さんの絵を堪能しまくってから、また荷物を抱えて新宿まで引き返します。夕方になってきたおかげか、さすがにコインロッカーにも空きが出始め、すかさず一ヶ所を確保。朝からつき合い続けたぱんぱんに膨れたでかトートともしばしのお別れです。う。うれしい。
 しかし。いつの間にかドーナツ・プラントの店増えたな。一個200円越えのドーナツがそんなに売れるのか。さすが東京、バイトの時給がうなぎ登りの街。
 新宿では某さんや某さんや某さんと待ちあわせ、夕食をご一緒に。知りあったきっかけはいわゆるヲタなものなのですが、何度かお会いしているせいか、最近の話題はどっちかというとふつーのお勤めの女性の食事会みたいな内容で、萌え話とかは特に出ません。と本人達は思っているけど、外から聞いたら案外ヲタくさいのだろうか。
 お店は某さんのセレクトで柿安ダイニングのバイキングだったんですが、お手ごろ価格でメニューも多く、二時間丸々いてデザートまでしっかりいただきました。柿安、福岡ではデパ地下に入ってて、わりと味の方向性が好きな店だったのでうれしかったです。
 時間限定のメニューというのがちょくちょく出てて、帰るちょっと前に出たぱちっと立派なエビ天を食べそこなったのが心残りですが。のど元まで物が詰まってて、これ以上はもうムリって胃袋で。<いい加減にしとけ。
 てゆーか、午後まったく水分を取らなかったのが仇になって、お茶やジュースばかりごきゅごきゅ飲んで、水腹化していた気がするんです…。
 食後は腹ごなしも兼ねて、みんなで雑貨店などをぶらぶらと眺めて歩きました。本気で買うときは一人で物色するほうが効率がいいのですが、あてもなく見るだけモードの時は、人とあーだこーだ言いながら歩き回るのも楽しいです。そして、なぜか癒し系の香りグッズに惹きつけられていくわたくし。どうしたんだ、何をそんなに疲れている。毎日定時で上がっておいて、癒しの香りに包まれてゆったり寝たい、なんてだらけたことを言ってる場合じゃないだろう。

 ひとしきり散策を楽しんだ後、皆さまとはお別れ。今日泊めてもらう妹宅へ移動です。私ども三姉妹は業の深いヲタ血筋で、さいわい配偶者もこの呪いには寛容なので、みな素性を隠すことなくおおらかに生きております。おかげさまで妹のなんとなく録画コレクションの中から、のぞき見してみたかったけど福岡ではやってない「さよなら絶望先生」を見せてもらい、最近話題の現実の事件絡みで急遽放送中止になった某アニメもやじ馬的に観賞させてもらいました。
 「絶望先生」は原作を読んでないので元ネタと比べてどう、というのがわからないんですが、こういう小ネタっぽい話をよくまとめてあるなーとは思いました。画面の作りもきれいだし。でも、これは続けて見たーいってほどの気持ちにはなれず。話題の最終回は、本当に急遽放送を取りやめたのだということがよくわかる。差し替えの別番組もなく、放送休止のテロップが乗ったのどかなヨーロッパの風景が延々30分映ってる。まるで深夜、放送のない時間帯のNHKのようだ。いったいどんな内容だったのか? と好奇心が湧いたので、その前の回を見せてもらいましたが、これはひでー。作画がとか、演出が、というのではなく、この主人公(男)の行動が逐一「それはお前が悪いだろー」「ちゅーか、反省すれ」と突っ込みまくりたくなるひどさなのです。なるほど、これでは次の回にどんな惨劇が巻き起こっても不思議ではない、修羅場まっしぐらな展開です。
 しかし、これってギャルゲが原作なわけですが、自分視点になる主人公がこんなにヘタれで自分勝手で優柔不断で責任感ゼロで(一話見ただけでここまでの暴言)、やってていらいらしてこないんでしょうか? いくら自分がろくな人間ではないとしても、身代わりがここまでダメ人間だと気持ちが凹んできてしまいそうですよ…。
 他にもCSでやっている最近アニメをざっくりざくっと眺めて、ああ、わし、本当にアニメの最前線から脱落しちゃったんだなあ…と思いました。何見ても「へー、これ、おもしろそー」という心の動きが出てこない。みなさん、元気でやってはりますなあ、くらいの低体温で遠い場所を眺めてる感じ。こうなったら本格的に過去の気持ちよく見られたロボアニメでも取り出して昔を懐かしむ隠居生活に入るしかないかも。
 もっとも妹曰く、「昔アニメも思い出で美しくブロウアップされてたりするんだよね。CSでン十年ぶりに見直して、『こんなにぐだぐだな話だったっけ?』『キャラ造形がぶれまくってたっけ?』とがっくりしたことがけっこうあるよ」とのこと。思い出は美しいままそっとしておくべきかしら…。

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連休中だということを失念

 「それだと予算的にねえ」「手配、どうする?」「で、なんとなく寒いなって思ってるときに目が合ったら、黙ってエアコン低めの設定に切り替えてくれたの。そういうのっていいと思わない?」
 朝のマクドナルドは大学生の皆さんがいっぱいです。学祭の打ち合せやらのろけ話やらが満載です。一人でもそもそマックグリドルなど食べていると、別に聞き耳立ててなくても皆さんの話し声が聞こえてきますがな。すいません。
 そんな旅立ちの朝。オンライン&カード払いで航空機のチケットを買うと現物がないまま空港へ行くので、なんとなく不安でたまりません。もし日付を間違えていたら! カード通したとたん、そんな注文受け付けてないよと蹴られたら! という悪夢が何度も脳裏をよぎります。根っから粗忽な私なので、事前に確認メールが来ても自分が信用できない…。
 もちろん空港ではすらっと搭乗手続きが通って無事機上の人となれました。いつかこの不安になれるときが来るのかしら。
 空港からは泊まり先やお出かけ先へのハブ化する新宿へ向かい、取りあえず泊まり荷物をコインロッカーに押し込んでやれ! と思っていたのですが。あれだけたくさんコインロッカーがある新宿だってのに(中央口と南口を歩き倒した)、もちろん全面的に空きなし。そう、今日が休日、それも連休中日だということをすっかり忘れきってました…。このところ平日に上京することが多く、わりとすらっと空きロッカーを見つけられてたから、甘く見てたんだよな。
 この後行く予定の場所が5時閉館。だというのに、時刻はすでに二時を大きく回って三時近いという非常事態に、仕方なく重い荷物を抱えたまま根津へと向かいました。昼食、どうしようと考えもしたけど、なんとなくお腹空かないし、夕食はいつもより早めに取る予定だし、とぶっち。機内で出たドリンク以来、水気も取らずに黙々と坂道を歩いて弥生美術館に到着しました。ここがある意味、今回の上京最大の目的というかイベントというか(<いや、明日の方がメインじゃなかったのかよ、自分)、この時期に東京に行くことにしてよかったな、いやっほーい! の武部本一郎展の会場なのであります。

 武部本一郎。私にとって特別な位置付けの画家です。特に子ども時代に読んだ本の挿し絵の印象がひたすら強く、武部さんの書く女性は私のあこがれでありました。
 中でも光瀬龍の「暁はただ銀色」に出てくる理香さんときた日にゃあ! 古いジュブナイルなので最後に読んだのはそーとー昔で、話もうろ覚えなんですが、主人公の少年はクラスメートの美少女が、実は地球人でもないのに侵略者を排するために命を賭して戦う存在だと知り、自分も共に戦おうと決意するのですね。<いきなり話のネタ割ってますね。<たぶん、1960年代のジュブナイルを今から初読って人はいないと思うのよ…。
 この彼の決意がですね! 儚くも美しい武部さんの描く理香さんを見れば、あたり前であろうと! 及ばずながらもこの人の力になりたいと願う彼の気持ちがひしひしとわかるというか、ここで奮起しなきゃ男じゃねーだろーというか。
 …このころからすでに、私は脳内に男の子を飼っていた模様。
 と、物語に対する強烈な説得力の源となっていたのが武部さんの挿し絵なのでした。
 その武部さんの生絵が見られるとなれば、泊まり荷物がぎっしり詰まったバッグも重くない、と思いたい。思いたいけど、会場でこの荷物に足を取られ続けるのは悲しい。ダメもとで受付で「コインロッカーありませんか?」と訊ねたら、「こちらで預かりますよ」と言ってくださいました。よかった、これで心置きなく絵を見て回れる…(涙)。
 おかげさまでわたくし、あのデジャー・ソリスの原画の前を何度往復できたことか。そう、あの、創元の、火星シリーズのデジャー・ソリスの生絵を拝むことができたのです。私の中の、半裸の美姫の原形!<どんな原形。ううう、東京来てよかったよぅ。
 他にも火星シリーズ・金星シリーズ・ターザン・ペルシダーの文庫表紙の原画、挿し絵、SFマガジンなどに掲載されたペン画等々、垂涎の美麗な絵の数々がてんこ盛りです。少し憂いのある、品のよい姫君。凛々しさと華麗さを合わせ持つ女戦士。中性的な色香のある少年。(ちゃんと屈強の戦士もいるんですが)これを眼福と呼ばずしてなんとしましょう。ああ、足がもっと丈夫だったら閉館まで粘ったのにー。
 一堂に会したイラスト群を見て改めて思ったのは、記憶にあったより女性の皆さんの露出が多い。そもそもの衣服の布が少なく、捕らわれの姫君なんて展開の話についてる挿し絵だから捕縛されてる構図も多くて、びみょーにえろーい(笑)。清楚な顔立ちに肉づきのよい肢体、なやましいポーズの娘さんが満載で、ヘタなグラビアよりもどきどきものですよ! きっと当時の青少年たちはイケナイ気持ちを刺激されまくったことでしょう。
 図録があればなーと思ったのですが、小さな美術館だからか残念ながらオリジナルのものはなく。ああ、これを機会に一年くらい前に出た簡易装丁版のイラスト集を思い切って買おうかしら、うううー。

 会場は一階が子ども向きの小説や絵本の挿し絵、二階がSF系の画業をまとめてあり、一階では「この本、家にあったわ」「なつかしいねえ」と語り合うご夫婦などのほほ笑ましい姿が見られました。二階はもちろん、30後半オーバー? のSFヲオーラの出まくった男性がたくさん。古い文庫の初版本の展示品に加藤直之さんの所有物が多いのを「なるほどー」と眺めたり、晩年のジークフリード像の大判絵が中島梓所有となってるのに「なにー」と目をむいたり、非常に気持ち悪いお客さんになってました。
 福岡にも来ないかなあ…。<無理。

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2007.09.22

日本だし、なんとかなるよ!

 なぜか「いちまんねんとにせんねんまえから、あーいーしーてーるー」というメロディが耳につく今日この頃(なぜか、じゃありません。見たこともないアニメの主題歌をパチンコのCMで聞かされまくっているのです)、久々に泊まりでお出かけ。の先は東京です。
 先週の三連休も帰省したので泊まりのお出かけだったと言えばそうですが、家に帰るのはあんまり「お出かけ」という気分にはならず。それを言ってしまうと東京に行く、といっても泊まり先は妹の家で、よそ行き度はそれほど高くはないという感じになってしまいますが。
 しかし、九月になって暑かったり涼しくなりかけたり、でもやっぱり猛暑だったりで身体がかなりヘタれてしまい、その上先週の休みをまるまるつぶしてしまったので、今週は家のことだけでいっぱいいっぱいの日々。とても出かける準備をする暇もなく。しかも、週間天気予報を見ていると、私が滞在している間に東京は急激に秋化してしまう模様。わ。私はいったい何を着ていけば…。

 腹を括って九州ベースの気温で服装を決めてしまいました。なーに、行き先は日本なんだし、いざとなったらなんとかなるさ! 最大の目的は、いちおー某オンリーということになってるのですが(笑)、だんだん別の目的の方が主要になってきているような。やーもー、浅草橋詣でができるだけでもわしゃー満足じゃよ。あと、例によって飽きずに日本科学館に行きそうな予感。
 会社の同僚に「東京でどこ行くんですか?」と聞かれて、オンリーとは答えられぬわたくし、いちおーオープンにしているビーズの材料買いに、とかなんとか答えたところ、「名所とか行かないんですか?」と問われる。名所? 東京の? それって東京タワーとか浅草の雷門とかですか? と訊ね返したら、「六本木ヒルズとか丸ビルとかですよ」とのこと。あれって名所なのか…。しかし、たいして持ち金もないのに物販店の集合体に行ってもねえ、と気のない返事をしてしまいました。なんか年とともにブツヨクが多少低下してきてて、身の丈越えてるものをただ見るだけってのがそれほど楽しくなくなってきちゃったのです。
 あ、でも、銀座ハンズは見て来ようかな。ハンズだけどハンズじゃないといううわさの、ポジションのずらし具合を見てみたい。
 そんなわけで、某さんとか某さんとか、お世話になります。どうぞよろしく。

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2007.09.21

「不確定世界の探偵物語」、読了

不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫 か 2-1)
 鏡明氏と言えばアトラス、とか、そう言えば一の日会、とか、一の日会っちゅーと亜空間要塞なんて連鎖を書いて「あ、なるー」と思っていただけるのはどのくらいの世代だろうか? ってなことを書くと墓穴を掘るからそっとしておくとして。<書いちゃってるよ…。
 「本の雑誌」を読んでる関係上毎月コラムで鏡氏にはお目にかかっているけど、小説を読むのは始めて。何でも寡作、しかも未完の帝王(爆)だとかで本としてまとまっているものが少ないのだとか。「不確定世界の探偵物語」はかれこれ20年近く前の本の復刊で、なのに最新の小説集? なのらしい。
 この世にたった一つ、タイムマシンのある世界。それを使いこなすたった一人の富豪のために、世界の成り立ちが歴史が、いつの間にか変わることがあたり前の世界。そんな世界で探偵を営むなんて無茶でしかない。その無茶をやっているのが俺、ノーマン・T・ギブスンだ。
 というような、一人称のハードボイルド系文体の連作短編集。なぜか探偵助手に収まったスタイル抜群で殺人的な戦闘力を備えた美女ジェニファーに、基本的にはぼこぼこにされながらも主人公がラブロマンスな関係を結んでいくあたりは今日的と言えるかも。(いやもー、この主人公、特殊な能力がないので当然かもしれませんが、毎回瀕死の重傷を負ってます。探偵はつらいよ)
 でも、全体にはSFに関する豊富な知識とセンスを武器にしたアイディアストーリーなので、キャラ小説的なノリを求めると楽しめないと思われ。今どきのキャラ書き込みばりばりの小説に馴れていると、一人称・主人公視点の話とは思えないくらいキャラ描写は薄めです。
 アイディア練り込みの濃いストーリーのわりに全体にさらっとした仕上がりで、ついさくさく読み進んでしまい「あれ、この話のネタわりって…」とページをめくり直すこともしばしば。かといって、がっちがちのSFでーすという雰囲気でもないんですよね。不思議な感触の小説です。ジャンル外の人にも読みやすい気がするんですが、本当のところどうなんだろう?

 私の頭が悪いせいか、イマイチ世界の謎が全て披露された気がしないんです。そういうことは問題にせずに、この世界にちらと見えた曙光のようなものをめでたしとして読み終るべき話なのかもしれません。

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2007.09.20

ふつーです

 福岡にはドーナツ・プラントがありません。
 福岡の物価じゃ、一個250円のドーナツなんて採算あうほど売れないと思われるので、進出してこないのもわかりますが。このまま景気が上向き維持されたまま博多駅の新ビルが開業されたら来るかもしれない。博多駅といえば福岡で唯一のファーストキッチンがあるんですが、もう十年以上もあの敷地から出てこないのは、何かしら結界でも張られているからなんでしょうか。ちゅーか、たまに上京しても最近はファーストキッチンあまり見ないような。(行動範囲の問題?)
 ドーナツ・プラントの話をしようとしたわけじゃなく。ドーナツ・プラントがないくらいなので、さらに後発のクリスピー・クリーム・ドーナツなど影も形もありません。首都圏でもこれから展開するところらしいので、福岡に来るとしてもそーとー先の話になりそう。価格帯としては、ドーナツ・プラントよりも地方でやっていけそうな感じなんだけど。
 なので、九州においては当面ミスター・ドーナツに向かうところ敵なしと思われるのですが、全国チェーンのありがたさと言いましょうか、対クリスピー・クリーム・ドーナツ兵器と思われるリッチテイストドーナツを福岡でも食することができるようになりました。正直なところ、私はパンっぽい生地のドーナツよりもオールドファッションとかホームカットのような卵入りのケーキ生地っぽいドーナツの方が好きなんですが、半額チラシももらったし、能書きたんまりのそのお味を試しておくのもいいかと思いまして。
 感想については。まあ。タイトルの通りです。もっとも、私の雑な舌で繊細なお味の違いなどわかるはずもなく、あの価格のわりにいい仕事をしてるという評価もあるかもしれません。だって、一個136円だか、です。お替わり自由のホット・カフェオレも一緒に頼めるのですから、これ以上何を求めるものかと。ミスドは身近にあってほどほどのお値段でほどほどおいしいドーナツを提供してくれればそれでよし。
 グッズがもらいにくくなったのには、一言言わせてもらいたいが(爆)。

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2007.09.19

記録更新?

 もう九月も半ばを過ぎたわけですよ。それなのに、なぜ毎日「暑いー」と言い続けなければならないのか疑問です。そりゃー九州の秋は半分は夏と覚悟できてる地元民ではありますが、それにしたって今年はひどいです。ノースリーブは完全に現役でエアコンだって手放せない夜ばかりです。長引く梅雨のせいで夏化するのは確かに遅かったけど、夏のお尻まで後ろに持ってこなくてもいいのに…。
 と現実を認識するだけでもかなりしんどいというのに、ニュースでわざわざこの時期に真夏日が出るのは最遅日更新かも? と言っているのを聞いて、さらにぐったり。わかっていても外から駄目押しされるとつらさ悲しさが倍増しです。
 記録を更新するほどではなくても、記録すれすれな気温の日はこれからも続くものと思われます。九州は10月に衣替えできるんでしょうか?

 と思っている私ですが、世の中にはおしゃれのためならあせもも水虫も恐れない! という娘さんが結構いるようで、この蒸し暑い九州でブーティー(どうでもいいのですが、「ブー」の出所はともかく「ティー」がどこから来たのか、おしゃれ事情に疎い私にはわからないのだった)どころか早くもロングブーツを着用している方がちらほら。たいへんだなあ、おしゃれ。きっと近々ファーものを着ている人を見ること間違いなし。

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2007.09.18

例によって

 三連休だったにも関わらず、週の出勤初日からヘタれているわたくしです。理由はわかりきってまして、要は食べ過ぎです。この三日間おいしいものをいただきすぎて、胃がもたれててあかんのです。
 一人暮らしは粗食になりやすく、その上正社員時代は生活が不規則の極みのソフト屋稼業だったので、帰省したときにいいめのご飯を出されるとそりゃーもうありがたくて完食! していました。こんな贅沢ご飯普段は食べられないし、とびんぼー根性が起動されて、どうしても過食気味になっていたのです。びんぼーは今も変わらず、なので帰省時のりっちご飯は(本当ならこっちが食事の一つや二つ、ふるまわねばならぬ年頃であるのに)相変わらずうれしくもありがたいものなのですが、問題は量。年とともに食べられる量がじりじり減って、どんなにおいしい食事でも昔みたいに底なしに食べるなんてことはできなくなりました。どんなにおいしいものでも、臨界点を越えるとつらく感じるようになるのだなとわかるのは悲しいものです。
 親の愛と忍び寄る年波に挟まれ、帰省するとだいたいちょー過食状態。家に子どもがいればそっちがもりもり食べる年になってくれてバランスがとれるんでしょうが、残念ながらいつまでも年寄りの子どもしかいない我が家では、親の認識もいい年したおっさんおばさんが未だに「子ども」なのでしょう。それにしても去年までは過食の結果として気になるのは体重くらいだったのに、ついに胃にもたれるようになるとは。年を取るってほんとにやだな、と思う瞬間。(いえ、年取るってやなことばかりじゃないですよ。適度に力が抜けていい具合に脱力して生きていけるあたりはいいことではないかと)
 とりあえず今週は胃を元の大きさに戻す方針で。

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2007.09.17

ジョーバは飽きるよ…

 正確には本物ではなくロデオボーイというぱっちーな品物なのですが、なぜか里のおかんがこれを購入しておりました。運動不足が気になっていたのでしょうか。しかし、「どこにあるの?」と訊ねてみたらおかんの作業部屋との答え。こんなところに置いておいて、いったいどの程度起動されているのか。<せっかくもらった「Wiiスポーツ」を寝かせている私が言えた義理か。
 「夏場は体力に自信がなくて休んでたの。涼しくなったら再開するわ」とはおかんの弁。暑いの苦手体質はおかんから引き継いだ私なので、気持ちはわからぬでもなく。
 せっかくなので、お試しで使わせてもらうことにしました。こんなでかいもの、我が家に置くことは未来永劫ないと思われるので。
 スイッチを入れると15分間稼働。手綱代わりのロープの手元に手動のスイッチと5段階のスピード切り替えスイッチがあり、おかんの言うには「軽じゃ効果ないから1~2段階上げてやるといい」だそうで、早速3くらいに切り替えてみました。
 黙々と揺られること、たぶん5分くらい。ぶっちゃけ、だんだん飽きてくる。初乗りだからせめて基本設定時間の15分は耐えようと思っていたけど、景色が変わるわけじゃなし、視界は普通の窓だけ、広がるのは目馴れた里の風景…。持ちません。せめてiPodで音楽でも聴きながらじゃないと、15分は長すぎる。
 時計がないので、推測10分くらい経ったあたりで「だめだ…」とリタイアしてしまいました。いくらなんでも、これは持たん。という自分の根性がなってないのかと不安になり、無理やり相方を連れてきて乗せてみたところ、「これは飽きるなー」と素直な感想。わたくし、ちょーしにのって「でしょー?」。「目先が変わるようにでもしないと、15分も乗ってられないんじゃないかなあ」と相方。でも、TV置いてる居間に据えるには、大きすぎるしなあ。一応おかんに「あれって作業部屋でやったら飽きない? せめて居間に移動させたら?」と助言したところ、「でも、昔そう思ってエアロバイクを居間に置いたけど、やっぱり飽きたのよね」とのこと。ってことは、ロデオボーイはもっとダメげじゃん。
 きっと年末に帰省した折に訪ねたら、こやつの存在はなかったことにされていると思われ。

 ちなみに翌日、わき腹の辺りに軽い筋肉痛、身体を支えるのにしめっぱなしだった太ももも凝っていたので、継続して使えば身体にはいいと思います。問題は継続にかなりの精神力を要求することではないかと。

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2007.09.16

台風は逸れたけど

 九州の九月はまだまだ台風の全盛期でもあり、お出かけの予定がダメになることはめずらしくありません。今回の帰省も週半ばになって突然台風が元気になり、「こりゃダメかも」と直前まで迷っていたもののダメ元で決行。幸い進路が逸れてくれて結果オーライになりましたが、台風様の余波はさすがに避けられず。
 もんのすごい雷と集中的に豪雨。私はさして雷が怖くない人だから「稲光きれいやけど、さすがにうるさいなー」程度のものですが、いやな人には堪え難いほどの頻度でぴかぴかしていました。しかも、ぴかぴかどころではなく間を置かずにどどーんと激しい音がしたので、おそらくかなり近場に落ちた模様。
 とか言ってたら、間もなくサイレンの音が連続して走り抜けていきました。本当に近くに落ちてますな、これは。
 この夏は暑いわ雨は少ないわだったので(もっとも、雨は長い梅雨である程度確保済みで渇水の心配はなし)、庭木の水やりに悩まされていたおかんはどばどば降る雨にも困った様子はなく、むしろ「もう少しまとめて降ってくれないかしらー」とのこと。台風は困るけど多少の豪雨なら歓迎という、人間って自分勝手な生き物である。

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2007.09.15

蚊にまき餌

 私の里は回りに水気の多いところで、夏場は蚊がわき放題でした。梅雨ごろから蚊取りものが出動し、秋口までロング稼働させるのが年中行事。当然のようにムヒなどの虫刺されの薬は常備です。というか、それがどこでも普通だと思っていたので、大学のころ別の土地のご家庭で蚊に刺されかゆみ止めを貸してくださいと言ったら「ありませんけど…」と恐縮されてびっくりしたことがあります。
 そんな郷里を離れて早ン年。かつては蚊に対する抵抗力を蓄積していた身体もすっかり軟弱になりました。帰省して墓参りに行けばいくつもの虫刺されを作り、相方の里の居間に座っているだけでもぽちぽちと赤い腫れを作るていたらく。だいたい一応都会の真ん中で犬の散歩に行っても一人で蚊を寄せ集めている特異体質、わき放題の田舎に行けばそりゃーいい餌食にもなろうという…(涙)。
 しかも抵抗力の落ちた最近は腫れっぷりが尋常でなく、赤みが腕全体に広がり膨れる面積が数センチなることもあって、相方が「蚊じゃなくて、別の虫に刺されたんじゃ…」とあきれるほど。今回も早速あちこちを刺されまくり、ドラッグストアにムヒを買いに走りました。いや、暑いとはいえ九月も半ばだし、さすがにそろそろ大丈夫なのでは…と甘く見ていたのよね。ほんとに甘かったです(大泣)。

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2007.09.12

うひゃおぅあぁー

緑の瞳のアマリリス (ハヤカワ文庫 SF ク 12-1) (ハヤカワ文庫 SF ク 12-1) (ハヤカワ文庫 SF ク 12-1)

 と、本屋の店頭で、思わず人目を引きまくりそうな奇声を上げそうになった。危うく直前で飲み込んだけど。
 普段にも増して怪しげな所業に出そうになった理由はハヤカワの今月の新刊↑を見たこと。「緑の瞳のアマリリス」なるこの本の表紙が多少やわらかめなのは、最近のハヤカワでは特にめずらしくもない。私が「どおぅわあっ?」と思ったのは帯に作者のメインフィールドがロマンス小説だと書かれていたことで。
 ろろろろろ、ろまんす小説をハヤカワが出すの? 青背で?<正確には、ロマンス小説そのものではありません。作者の主な著作がそうだというだけで。
 あまりに興味を引かれたのであとがきをぱらぱらっと立ち読みしてみたところ(いやな客だ)、作者がもともとSF好きだそうで本業(?)の方でもSF風味の作品をいくつか物しているとのこと。ももも、もしやあなたが伝説の、恋人はアザラシ男を書いた人では?<違います。
 かつて調べてみたら、ロマンス小説でも彼が幽霊だったり超能力者だったりバンパイヤだったり宇宙人だったりするような話はないこともなく、なので読者の方もこんな設定をそれほど抵抗感なく読めるもんなんだなーとちょっと驚いたことがあります。もっとも数としては極めて少数派ですから、たまには変わり種の味を楽しみたいといった程度のニーズなんでしょうが。この著者は、そういうたまにならどうぞ、みたいなジャンルの制約を受けずにばりばりSFな話を書いてみたくてこういう作品をやってみたのかも。
 しかしそれが二見文庫でもソニーヴィレッジでもなくハヤカワから出るというのが驚き。いったいこの作品のSF濃度はどのくらいなんだろう。それが知りたい。<読みたいとは言わないんだね…。

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2007.09.11

なんですとー!!!

 せっかくいただいたWiiですが、起動させる回数は相方の方が圧倒的に多いです。そんなおもしろいか?>「Wii スポーツ」。他に「フォーエバー・ブルー」もありますが、稼働しているのは専ら「Wii スポーツ」。
 確かにあの操作感というかプレイ感はWiiにしかない感じ。PSや以前のゲーム機では体感できない独自のものなので、おもしろがってついやってみたくなる気持ちはわかる。わかるが、それにしても毎日こつこつきっちりプレイしているのがえらいっちゅーかなんちゅーか。リモコンの特性もなんとなくわかってきたようで、野球ではホームランをかっ飛ばせるようになってきてるし、ボーリングでもストライクをがしがし出しています。
 身体のためもあって買っていただいたのにろくに起動していない私が言うのもなんですが、「あんた、毎日よくやるねー」と言ってみたところ、「実はちょっとダイエットを兼ねてて」とか答えるじゃないですかっ。
 なんですとぉおぉー?
 相方は私よりも痩せやすい体質。というか、基本的に痩せ。一時怠惰に暮らしていたころは人生稀に見るほど太ったけど、その時期ですらもちょーメタボという体格にはなっていなかった。そのアンタがダイエット? ナマイキ言うんじゃないよ、むふー。<自分は努力もせず、人の決心に逆上。
 なんでも最近、ズボンの上に肉が乗ってきたのが実感されてきたという。しばらく前に実家から羊羹三本セットが送られてきて、それを夜中のTV見ながらちょこちょこ食べていたせいではないか? とのたまう。身体もビミョーに重く感じられてきたので、これはここらで自制しなければとダイエットを思い立ったのだという。「目標はゆっくり二キロ減」だって。
 言われてみれば、このところ夕食の量もちょっと押さえ気味だったような。<いまさら気づく。
 お。おのれ、ただでも並んで歩くと私の横広さが目立つと言うに。たかだかベスト体重より二キロ増でダイエットですとー? だったら私は病院で肥満プログラムを組んでもらわねばならないほどの重度の体重増ですぞ。<自慢気に言うな、コラ。
 とかなんとか、人に決心にケチつけてる暇があったら、自分もこつこつ努力せい、ですよね(涙)。

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2007.09.09

未だにそうなのか

 私が現役だったころソフト屋稼業は休日出勤とサービス残業の嵐で(特に転職した先の会社はアレだった)、この体質はいつか変わるのか、いや変わらんだろう…と半ば以上あきらめの境地になり、自律神経系の病を数年患った後思い切って辞めたのだけど、やっぱり未だにそうなのか、と新聞の家庭面を読みながらため息をつきました。
 「新婚生活はなかった」という惹句のついたその特集は同じ会社に勤めるSEと結婚した女性の話をメインに、仕事に謀殺される配偶者を持った妻の煮詰まりぶりとか家庭経営の困難とかを書いた内容で、残業三昧・休出し放題・出張だらけの生活を強いられているダンナさんの就業状況がまずとほほ。かつて業界にいた身としては、誇張でも何でもなくまんま現実なんだろうと思います。結婚して即、片方が長期出張になった後輩夫婦もいたし。加えて、これだけ働いているダンナの年収が400万という現実も相変わらず。ダンナさんのやる気も萎えるでしょうし、奥さんの脱力も計り知れません。
 政府はまだホワイトカラーなんとかをやりたいらしく、「残業しても手当てが出なかったら、あほらしくて残業なんかしなくなるだろう」なんて言ってるけど、すでに手当ての出ない残業をしている人はこの世に山ほどいて、でもあほらしくて帰る人なんて一握りも出てないです。そんなもん導入されたら、サービス残業させ放題になるだけ。
 まあ、後日支払い訴訟など起こされずに折り紙付きでサービス残業させたい企業の後押しで導入検討してるんだから、そういう性格なのはあたり前なんでしょうが。
 こういう勤務状況では子どもを授かる暇もなく、授かったところで経済が伸び悩めば育てる自信もないとなるのも致し方ない。どころか、ろくに共同生活も営めない状況では結婚を続けるのに疑問が出てきても不思議もない。「なんで結婚してるの、私たち?」って。その悩みの持っていきどころがネットにある現状がいいのか悪いのか。
 しんどい労働環境なのはソフト屋に限った話じゃないでしょう。こういう話がめずらしくもなんともないなーと感じるうちは、少子化は止まらないだろうし、景気が本格的によくなってるなと思うこともないでしょう。長らく続いているという景気回復は、私の知らない、遠い世界で起きてる出来事のような。

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2007.09.08

不遜ですみません

 来週の三連休に帰省することが決まったので、急遽床屋へ行くことにしました。あ、床屋じゃないですね、美容院。やはりぼそぼその頭で里帰りはいろいろと角も立つでしょうし。<そんな頭で仕事に行ってるのか!
 私はずぼらさんなので基本的に美容院は苦手です。縮毛矯正で長時間拘束されるのもいやなんですが、自分で選んでやっていることなので厚めの本など持っていき個人的に対処するようにしています。が。
 美容院に自前の本を持ち込んで困るのは、美容師さんに「何読んでらっしゃるんですか?」と聞かれることです。あちらも毎日初見の方々の相手を大量にこなし多少の会話くらい持たねばと苦慮しておられるでしょうから、話のとば口にとワラをも掴む思いで訊ねられているのはわかってますが、なんでかしらん、美容師さんってかなりの高確率で本を読まない人が多いのです。「自分は滅多に本は読まないんですよね、たまにマンガかなー」と言われる方に読んでる本の内容を説明するのは意外とむずかしく、しかも実際のところ詳しい内容を知りたいわけじゃないんだろうなーとわかっていると、もうざっくり「ミステリです」とか「短編小説集です」なんてジャンル的な答えを返すしかなく。SF読んでるときはさらに返答に困ります。ジャンルで答えても「?」飛ばされることが見えてますし orz。
 不遜でほんと、すみませんが、どこまで返事の内容を砕こうかとすごい悩んでしまいます。
 さらに不遜なことを承知でエラソを言うと、会話を重ねているとときどき「この方は漢字で話してはいけないんだ」とわかってくる美容師さんに会うこともあります。(ニュアンス、わかっていただけるでしょうか)今回がまさにそういう方で、話しながら「もっと簡単な表現」「もっとひらがなな話し方」と頭をぐるぐる高速回転させていました。私の話し方が堅すぎるのがアレなのかもしれませんが、ずっとこういう話し方でやって来たんで今さら変えられないのよ…。
 そんなわけで、たぶん今日の美容院にはもう行かないと思います…。美容院って「前の人がちょっと…だったので」とか理由を言わないかぎりは、最初についた方がずっと担当されるシステムになってます。その方に美容師としての技術に不満があるわけじゃなく(そんな判断が私につくはずがない)基本的に悪い方というわけでもないのに次回変えてほしいなんて要望を出す気にはなれないし、かといってここに来るたび頭をぐるぐるさせるのもナンだし。
 美容院行くのって、いろいろと悩ましいです。

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2007.09.07

「敵は海賊 正義の眼」、読了

敵は海賊・正義の眼

 「敵は海賊」シリーズ十年ぶりの新刊だそうですが、私はまだ未読の積ん読がある。はず。なのに、最新刊から読んでしまいました。
 私はあまりいい神林読者ではなく、メインとも言える重めの長編を真当に読んだことがないという…。「膚の下」が連載しているSFマガジンが家にあるというのに数回ちゃちゃっと流し読みしただけの不良読者です。そっちも読むべきじゃないかと思い続けてもう十年以上経つのに。
 長年の宿題は置いておくとして。かつては神林作品としてはかなりライトめであった、というか、作者の傾向としては未だライト系ではある「敵は海賊」シリーズだけど、でもこれはライトノベルとは言わないんだろうなあ。なんたって、萌え対象になる若い娘が出てこない。というか、女性はリジー・レジナという学者な人が一人だけで、どう考えても言動は萌え系じゃない。ヨウ冥はラヴだそうだけど。(めずらしい! シリーズ初? ほんとに男としてラヴだったのか?)
 概念を頭の中でいじくる題材が多い神林作品ですが、今回は正義をなすということについて、なのかな。個人的にはなかなか興味深く読みました。正義って立ち位置でぶれるような気がするから、使いにくい言葉じゃあります。正義をなす、というのと、正義を装って私欲を満たす(殺戮願望とか権力を見せつけるとか)というのも違うけど、現れる現象としては同じだったりするし、それで結果世の中がいい方に向かえば一般の人は気にしないかもしれない。でも、それでほんとにいいのかな、とか思ったり。むずかしい。
 こういう話をラテルとアプロとラジェンドラとセレスタンがどーしよーもない無意味なやりとりをしている中で書くあたりが神林節。しかし、ラテルが一人でまぢめを背負う率が巻を追うごとに上がっていて、さすがにあわれではある。アプロが相棒という時点で運命は決定されていたのだけど、脱線するキャラばかりが回りに増えて補正役が一人というのはたいへんだ。しかし、振り回されてどっと疲労困ぱいのラテルだけど、私は好きですよ。なんとなく、ラテルが好きでこのシリーズを読んでるとこがあります。
 こう間延びしたペースで読んでいると、シリーズの基本設定とかけろりと忘れていて、年とはいえ困ったもんです。アプロの精神凍結という能力とか、言葉が出てきて「おお、そうだった」なんて思ってますからねえ。

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2007.09.06

なんとかならんのか…

 どんな理由があっても、安易に人の命を奪うようなことがあっちゃいけない。それは前提。だから許されることではないとわかってはいるのだけど。
 某所にて店員が万引きしたお客を死なせてしまったニュースを聞いて、ストレートに店員ひどい、と思えなかったのは、周囲でちょくちょく店の経営を危ぶませるほどの万引きのひどさを耳にするから。幼なじみの友だちで結婚した相手がチェーン店ではないスーパーを営んでいるという人は、万引対策が死活問題の一つで本当に困っているというし、私にとって絶対ないと困る書店は小さなところほど慢性的に万引による経営危機に陥っていると聞く。一人ひとりの犯人はそれぞれ別の人だけど、万引の被害を受けてる店の人は「またか…」と煮詰まるほど万引に遭遇しているしているわけで、度重なればキレてしまうほど精神的に追い詰められる人も出てきそう。捕まえたらすっきりするかというとそうでもなく、むしろどんよりしたいやな気持ちになると経験者から聞いたこともある。
 なんでこう、安易に万引きする人が多いのかな…。窃盗なんだから普通に犯罪なのに。しかも子どもがやったときなんか、親の中には「おおげさな」「お金払えばいいんでしょ」的な態度を取る人が本当にいるみたいだし。犯罪犯して開き直って、それが特殊な例でもなくなってる世の中ってどうなの。
 万引がいやなのは、たとえ罪になっても今の空腹をなんとかしたい、とかっていうようなせっぱ詰まった理由もなくお気楽な動機でやる人が多いところです。ライトにちょっとやりました、じゃないだろー! それは犯罪だ!!(泣)
 万引をやった人は、例えば無条件に一年くらい社会奉仕労働をするようにしたらどうでしょう? 駅や公園の掃除とか。肉体労働きつめなところで。あと、自給自足な生活を一週間必須とか。
 なんとか減らす方法ってないのか。そもそも万引する人がいなくなれば、それに腹を立てて行き過ぎたことをする人もいなくなるのだし。なんたって本屋さんが減ってしまうと、本当に困るのよ。<結局自分の都合かよ。

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2007.09.05

ちくしょう、おもしろかったよ

 相方は先日の映画の日にすでに観賞済みのアレを、一日は体調不良で脱落したためにネタバレを恐れまして、レディスデーの本日脱兎のごとく観賞してまいりました。
 …「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を。
 私にとっては暗い過去というか、1990年代の亡霊のような位置付けになっていたエヴァなので、このまま封印というのも手だなと思っていたし、製作発表されたときもそんなにそそるものは感じなかったんですが。やっぱりなんちゅーか。見に行ってしまういかん大人。
 そして、おもしろかったんだ、これが。「序」はかなり原版ダイジェスト的色合いが強かったにも関わらず。話はぶっちり途中で終ってるってーのに。この十年以上も、なんとなく正視できずにいたあの話を久しぶりに見て、この十二年私はろくな成長もなくだらだらと過ごしてきたんだなあと思った。
 つーか、私はどうにもこうにもロボアニメが好きだよ!
 取りあえず、苦悩しながらも腹を据えて指揮官やってるミサっちゃんに拍手。そして、ただ綾波を心配するだけでもなくただ逃げ回るだけでもなく何がふっ切れたわけでもなく、それでもポジトロンライフル(という名前では、劇場版はないけど)ににじり寄りトリガーを引こうとするシンちゃんの今後に期待しよう。
 いろいろと深読み可な作りになってるけど、素直に視聴者として次を楽しみに待ちます。

 世間の流れを全然知らずに劇場に行きましたら、平日の夕方シネコンのたぶん一番でかいスクリーンの半分くらいが埋まっててびっくり。エヴァなんてもう半分忘れられた存在だと思ってたんだけど。あと、観客に若くてふつーっぽい世代が多いのも最近のヲタ事情を知らない身には不思議でした。
 …なんか、ちゃんとヒットしてるんですね。<今ごろ映画情報見てる。

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2007.09.03

ダメすぎる身体

 せっかくのいただき物ですから、と週末ぽちぽちと「Wii スポーツ」をやっていたところ、おかげさまで月曜から筋肉痛です。
 てーか、たかだかゲームで筋肉痛ですか!>自分。
 と情けなーい気持ちになるわけですが。
 でも、これがけっこうキてしまうのです。もちろん、己の運動不足が最大の原因ではありましょうが、実際に物のないところに力を加えているので、イマイチ力加減がわからずオーバーワークになっているような。
 例えば、ボクシングでサンドバックを叩いてぶっ飛ばしてください、というトレーニングがあるのですが、そこには実際にサンドバックはないわけです。コントローラーが何らかの動きを判断して力のかかり具合を判断してるんでしょうが、そのかかり具合がまだよくわからずシャドウボクシングをしてるような感じ。結果、無意識のうちに全力で何もない空間を叩いてたりするので、そりゃーもー、普段楽しまくっている身体には堪えます。
 確かにまじめにやったら、これはかなり効くかも…。
 問題はちゃんと、まじめに、毎日のように、やるかどうかです。地道系ダイエットって結局これで挫折するのよね。

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2007.09.01

お互い古い人

 こないだ総集編を見たというのに、またまたライブアースを見ています。土曜の昼間はだいたい何かCDかけてたりするので、それがTVになったところであまり変わりはなかろうとBGMのつもりでチャンネル合わせたのですが、よくよく番組表を見ると先日の総集編とはちと内容が違っていました。以前のは日本会場での演奏をまとめたものだったけど、今回のは世界のあちこちでの主立った演奏をまとめたもの。ということで、こないだやらなかった海外アーティストのみなさんが出演しています。これは意外とお得だったかも。
 もともと洋楽に疎い私。最近の売れ筋の人は、ぎりぎり名前は知っていても歌ってるのが何かはさっぱりわからなかったりします。(アヴリル・ラヴィーンとか)ラップとかにはイマイチ興味持てないし。そんな私にも優しいライブアース。大御所が多いので、私ですら「あらー、この人」って近所のおばちゃんみたいなことを言いながら見ることができます。いえ、今も現役の方々がたくさんおられるので「昔の人」呼ばわりは失礼なんでしょうけど。「わー、フィル・コリンズ、老けたなー」なんて、同じく老けた私になんか言われたくないだろう。
 それにしても、現役活動しているアーティストのみなさんってなぜこんなにパワフルなのか。私より遥かに年上のはずの人が、ステージをばんばん走り回りながら歌っているのには驚く。多少息が上がったりもしてるようだけど、でもまず歌えてるという事実が。<本職ですから。
 昔々福岡にポール・マッカートニーが来て、ビートルズ好きな友だちが「本物を見る最後かもしれないから」というので一緒にドームに見に行ったことがあるのだけど、このときすでにかなりのお年だったポールが、これまたステージいっぱいを移動しまくりながら歌っている姿に、当時はまだまだ若いと言って問題なかった私と友だちはエネルギー吸われまくって帰ってきました。向こうの方が全然若いとあきれ返りながら。
 今も現役の皆さんの演奏を楽しく拝聴しつつ、この元気の何分の一かが私にもあれば…と思う夏バテ真っ盛りのわたくしでございます。

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