子どものころから博士萌え
新聞休刊日なので昨日出かけていて読み損なった新聞を今さら読んでいるのですが、ちゅーか土曜版とかまで今さらなんですが。
あかめ新聞の土曜青版は実はわりとマメに読んでしまうわたくし。今週なんか写真からしてパワードスーツ(と呼んでいいですか? ほんとはロボットスーツ「HAL」だけど)ですから、そりゃ読み逃すわけにはいきませんて。
しかしその記事、のっけから
ロボット心理学の研究に生涯を捧げたキャルビン博士の回想録を装って書かれたSF作家、アイザック・アシモフの短編集「われはロボット」はロボット工学三原則を説いている。
(略)
冷酷無比な死の商人として世界を暗躍する、石ノ森章太郎の漫画「サイボーグ009」の敵役の「黒い幽霊団」は、人の肉体を改造してサイボーグ戦士をつくりだした。しかし、その計画に加担させられたギルモア博士は組織に反旗を翻し、邪悪な野望を打ち砕こうとする。
(略)
ロボットやサイボーグにも好奇心をそそられたが、胸をうがたれるほど深い感銘を受けたのは、テクノロジーという甘美な魔術をほしいままにする「博士と呼ばれる種族」の存在だ。
ですって! 全文はあかめ新聞beのフロントランナーコーナーで読んでね! たぶん10/19までしかフリーでは読めないと思いますが。
山海先生ってば、ヒーロー物を読んでも心の行き着く先はヒーローじゃなくて博士だったのねー。ってゆーか、この記事の文脈だと「サイボーグ009」で邪悪な野望を打ち砕こうとする主役はギルモア博士みたいに読めますよ(笑)。実際、そういう側面はあるけども。ほんとのところ、概ねの科学チック正義の味方物って頭脳は博士で手足がヒーローなのかもしれないけど、それにお子さまの時期から目が行くなんてすごいです。インタビューの内容も、かつてあった「明るい科学」のエッセンスを見てるようでなんかうれしい。科学そのものは悪でも後ろ向きでもないのよ。そうしてしまうのは人間なんだから。
今もミクロイドSの主題歌の一節を口ずさむという先生には、いつまでも「そうあってほしい科学」を体現していてほしいです。
先生の起こした会社の名前は「サイバーダイン」。会社訪問に行って綾小路麗華さんが対応に出てこられたらどうしよう!<それは違うサイバーダイン社です。
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Comments
待って待ってちょっと待ってください(超動揺)
というかきいろさん、外部サイトへのリンクがおかしなことになってます…。自力で辿り着きましたけど。
Posted by: きさだ | 2007.10.16 01:59 AM
博士萌えねえ・・・・・
技術者、科学者好きの人間としては、何も言えません。
旦那と結婚したときに、友人一同が言ったことは・・・・
工学部か、博士(ドクター課程、という意味で)
おまえ、真田さん(宇宙戦艦ヤマトの)好きだったものなあ・・・
そして、失敗を後悔中(博士って、実生活に案外向かないね。)
澪ちゃん育てた、真田さんは偉い。
Posted by: 正木久子 | 2007.10.16 08:04 PM
失礼しました動揺しすぎました思わずリンク先の記事をファイル保存するくらいにびっくりしました。
文中にある「テクノロジーという甘美な魔術をほしいままにする『博士と呼ばれる種族』」、という表現にナニかが噴き出そうです。イロイロと。
…しかし、なぜこうまで「博士」に惹かれるのか不思議です。われながら。
Posted by: きさだ | 2007.10.20 01:59 AM
>正木さん
子どもって派手な活躍をするヒーローとかに着目しがちなので、この山海博士って渋いとこ見てるなあと思いまして。
私自身は、わかりやすくヒーロー好きでした(^^;。
博士、というか、研究職の人は、あんまり「生活!」ってものに向かない感じがします。一点集中な精神力は日常の細々したことに注意を分散させる方向には働きにくい気がしまして。
真田さんは、ほら。気働きの人だったから。そっちの感覚も併せ持った貴重なタイプだったんですよ。
>きさださん
をピンポイントで狙ったような記事で、私も読んでてびっくりしました。
おかげさまで狼狽しまくって更新して、肝心のリンク間違うていたらく。(すぐ直しました。今はもう、会員以外は読めないとこに行っちゃってるでしょうが)
ハカセというのは、普段の生活から一歩半くらい浮いた感じの非日常性を背負ってる感じが神秘的? なんでしょうか。
でも、大学の工学部の同級生とか、知り合いで医者をやってる人とか、そっちに近い知人を見てると、浮き世離れてるような、意外とふつうの人のような、いろんなタイプがおりますね。当然ですが。
実際には普通に分類される人が多い気がします。そして、普通からはみ出たタイプの人は、おつきあいにちょっと苦労しそうです(^^;。
Posted by: きいろ | 2007.11.12 02:06 AM