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2008.02.05

そんなにりっぱな舌じゃない

 NHKの「プロフェッショナル」でフランスが認めた若き三ツ星のフレンチシェフという人を取り上げてました。
 この番組、私の知らない業界をのぞき見ることができて結構好きなんですが(知らない世界を知るのは無条件に好き)、その道に真剣に取り組んでます! というプロの仕事ぶり見ていると仕事はほどほどで生きている私ですんません、という気になります。特に秀でた才能も根気もないんで(才能よりもこの根気のなさが大問題)、仕事で成果を出すのはほぼ不可能だと思うんですよ、わたくし。<言い訳。
 今回に限らず料理人の世界をかいま見ると、私なんかがこの人たちの料理を食べてはいかんだろうという気になります。これだけの時間と情熱と工夫を注ぎ込んで作られた料理を、それに見合うほど味わえるような舌は、わたくし、持ち合わせておりません…。新人グルメレポーター並みに「おいしいですねえ」くらいしかボキャブラリーがないですよ。それではあまりにもったいないです。
 それはバレンタインのチョコ売り場でも言えることで、一粒500円のチョコをその価値分味わうなんてことは、私の舌にできることじゃーありません。私の舌のグルメ度に相応なチョコは、きっと明治の板チョコなのです。(明治の板チョコのおいしさを否定してるんじゃありません。むしろ積極的に評価するわたくしです。私が評価したって何の価値もないけども)有名パティシェの渾身の力作なんて、わたしにゃー猫に小判でございます。

 あと、こういう人の彼女とか奥さんってたいへんだよな、と思う。恋愛時における女性の問いかけの古典で「私と仕事とどっちが大事なの?」なんてのがありますが、こういう人は聞くまでもなく「仕事」に決まってますもんね。そういう人であることを納得し、むしろ評価し、常に自分が仕事以下であることをして彼の彼らしい価値であると思える人じゃなきゃやっていけないんじゃないでしょうか。
 自分と家族を一番大事にしてくれるわけじゃない男を評価できる女性というのも、それはそれでカッコいいような気もしますが、だからといって相手のために犠牲にはならない人生にするのがちょっとむずかしいのかもなあ。
 いや、最近、若い娘さんと話しているとですね、自分のことばっかり言う人がいたりするわけですよ。自分を大事にすることはすごく主張するんだけど、相手を大事にしたいってことはあんまり言わないんです。「二人」のことなんだから、お互い尊重し合った方がいいと思うんだけど、なんで相手のことは言わないのかなあ。別に尽くせとか思わないけど。テレですかね。不思議です。

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