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2008.05.31

「RD 潜脳調査室」を見てみる

 当地では先週から新番組だったんで、なんとなく。
 うわーっ、主役の声優が森功至さんだっ! びっくり。肉体年齢80才の主人公だから落ち着いた声のベテランがキャストされたんでしょうね。しかし、よもや再び森さんの声をアニメで聞けようとはって感じ。
 で。問題の内容の方だけど。
 地味。地味だ、地味すぎる。少なくとも一話で引き込まれちゃって思わず二話までいきましたって作りじゃない。プロダクションI.Gの新作だしー、原案協力士郎正宗系だしー、という引きがなかったら、たぶん二話めは見てません。<ひど。せいぜい、肉体年齢80才がこれからどんな活躍を? というおおざっぱな興味くらいしか引っ張りどころがないような。
 女性キャラのデザインもなんか変じゃないですか。腰から太ももがいくらなんでも太すぎです。自分を振り返ってみるにあまりスレンダーなキャラだらけなのはつらいけど、だからといって太ももフェチにピンポイントにアピールしすぎみたいなキャラデザインもどうかと。健康優良女学生のはち切れんばかりの魅力をお届けしたいのでしょうか。それにしたって、あざとすぎるくらいぱんちらが多いです。あれでは、心はまだ20代のはずの波留さんが困るんじゃないでしょうか。
 世界観の説明も足りない感じ。謎を小出しにするためだとしても、波留が事故に巻き込まれてからの時間の経過とその間の世界の変容をもう少しなんらかの形で見せてくれないと(もしくは時間だけはものすごく経ったということくらいは時計の表示以外で示してくれないと)、ちょっと目を離して時計見そびれたら何が起きたのか、突然出てきたこのおじいさんは何者なのか、久島さんの姿が若いままなだけにさっぱりわかりません。波留が長い時間を眠り続ける原因になった海が燃える現象も、本筋との絡め方がよくないのか、「見たい」気持ちを牽引する一因になりきれてません。(私の場合)
 なんか、全体に見る人に不親切じゃないかなあ。電脳ダイブを潜水のイメージで描くのもものすごい斬新ってわけじゃないし。
 この辺はずっとプロダクションI.Gの電脳ものを見てきた人と、私みたいに攻殻の映画を見た程度の人にはなじみ方に差があるのかもしれない。見慣れてる人は、あまり細かく描写するとくどく感じるのかもしれん。でもそういう作りにしたら、一見さんお断りになってしまうじゃんと思ったり。
 とりあえず公式サイトで製作済みの話数のあらすじをチェックしたところ、そこそこ興味を持ったので忘れなければ見ていく所存で。

 OPとEDがあまりにも投げやりです…。本編とのつながりがあんまり感じられないしなあ。1クールで入れ替えとかされるんでしょうか。てゆーか、この番組全何話?

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2008.05.29

「婚活」という言葉

 今の職場の派遣の同僚に30代の女性が二人。どちらも未婚で結婚はしたい派です。とゆーか、今までそこそこいろんな職場に行きましたが、こんなにはっきり「結婚」をしたいものと思ってる女性ばっかなところは初めて。既婚の人もわりと結婚には肯定的だし。やはり職場には採用者のフィルターが反映されるもので、そこにいるタイプが絞られるものなのかも。と言ってる私は、そういう意味では規格外になってしまうのだが。
 特別美人でもない代わりに特別見栄えがよくないわけでもない彼女たち。性格も普通だと思うけど、つきあうとなると相性があるから、これはなんとも言いようがない。でも、ざっくりの判断で言えばごく普通で、たぶん私なんかより遥かに結婚に向いてそうだから、「結婚したいのにできない」理由がよくわからない。いや、理由ははっきりと「相手が見つからない」に尽きるわけで。やはり年も30を過ぎると友人知人や職場の縁も固定的になってくるのか、相当積極的に探さなければ目新しい相手とは出会えない。出会っても既婚の場合もあるし。その「出会う」ための知人の知人の宴会その他のちょっとした集まり出馬率は「そこまでしないと駄目なの?」と端で見ている方が心配になってしまうほど。
 だって、飲み会も月に二回三回を重ねたら一万二万はかかってくるわけで、それは派遣の給料からするとかなりの高額出費になるわけです。なのに宴会の参加者の傾向を聞くとたまには「それはあなたには合わなさげなセレクトなのでは?」と聞きたくなるような場合もあったりして、それでも「出会いはなるべく多い方がいいから」と出かけていく彼女たちの涙ぐましさは、なんでそこまで? とおばさんに思わせるものがあります。
 端から聞いてて思うのは、三高とか言ってた時代はまだよかったんじゃないかってこと。昔はわかりやすいハードルが二、三個あって、それが跳べるか跳べないかはわりと早い時期にわかった。今は低めのハードルをいくつも持ってる人が多いです。それはつきあってみないと跳べるか跳べないかがわかりづらいものだったりするから、全ハードルを判断するにはけっこう時間もかかる。一度で跳べたかどうかがわからなかったりもする。その面倒さを自分でもうっすらと気づいているから、おつきあいにまでもなかなか進まないんじゃないかなあ。
 あと、まあ、ほんとにハードルが多いです。高望みでないけどチェックが細かい。時折「それを要求するあなたは、相手のハードルをいくつ跳べるの?」と聞いてみたくなったりします。つき合いっちゅーのはお互いさまじゃて。

 もっとも、する気はあるのになかなか結婚できないというのは全日本的に進行中で、それも当事者の責任というより社会が変わったからだそうで。
 というのを、同僚の「友だちも婚活始めて」という言葉で改めて知りました。就職するのに様々な努力をしなくてはならないのと同じように、結婚もしたいならするためのスキルを身につけなければならない。その努力を就職活動 = 「就活」にならって「婚活」と呼ぶそうな。もはや緩やかに知り合う関係から相手を捜すなんて言ってるのはのんき者なんですね。ちゅーか、そこまでしないと駄目なら、別に無理して結婚しなくても。いや、すでにそう思ってる人たちもたくさんいて、だから未婚率が上昇するんだろうなあ。
 「結婚なんて」組のみなさんにもちょっと言いたいことがなくもないけど。金や時間が不自由になるとか他人に合わせるのは窮屈とか、スイーツ(笑)より二次の方がすてき(爆)とか結婚のネガティブイメージが流布される今日この頃ですが、他人がしみじみ関係を作り上げていく暮らしというのもなかなか味があるものですよ。血縁者以外の人生の戦友がいるのは心強くもあるし。
 結婚してもしなくてもそれぞれにいいこと悪いことがあるわけで、どっちがどうってもんじゃないですが、したい方の困難がどんどん高まっていくのはどうにもならんことなんでしょうか。

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2008.05.28

「隠し砦の三悪人」、見ました

 私はどうにも樋口監督には甘々で、世間でも知人間でもわりと酷評の「ローレライ」も「日本沈没」もそんなにダメ感なく見た人なんだけど、これはあかんかった…。今までの三本の中で一番駄目だと思う。
 最初にお断りすると、私は黒澤版「隠し砦の三悪人」は相方が家でDVD見ているのを脇でチラ見した程度で、細かい筋は覚えてないし、従ってとりたてて思い入れもこだわりもない。(SF者としては、「スター・ウォーズ」の元ネタその一なんだしちょっとは押さえておけよ、という気もするが)なので、今回のリメイク版もリメイクと言うよりはかなり新作のつもりで見たはずなんだけど、やっぱりそこかしこで「これはちょっと違うなー」と考えていた。痩せても枯れても黒澤明。たいしたものだわ。
 どの辺が駄目かというと、秋月の生き残りの二人があまり魅力的に描かれていないこと。滅びた国の、最後の希望を背負って立つ姫として、長澤まさみの演じる雪姫はあまりに厚みがない。本当は旅する間に領民の暮らしぶりに触れ己の未熟と課題を知って成長していかないといけないのに、旅すればするほどヨワヨワなただの女の子になっていってしまう。それを補佐する真壁六郎太も、腕が立つ忠義者の侍というだけではない人としての懐の深さを示してほしいところなのに、融通の利かない無骨な侍という感じにしか仕上がってなくてなんだかなあ。
 この二人がちゃんと魅力的なキャラになっていてくれないと、観客の仮託視点になる松潤の行動に感情移入できないし、最後のカタルシスも弱くなってしまうのね。自分にとってはいけ好かない侍とか雲の上の鼻持ちならない殿とか姫とかって存在だったはずなのに、なんだかこいつらいいやつじゃん、こいつらなりにいろいろ悩んで精一杯がんばってくれてるんじゃん、と武蔵の気持ちが変わっていくという展開にならないと、最後の「裏切りご免」が全然効いてこない。ただけなげな姫さんに恋しちゃって助けてあげたいのー、という部分しか伝わってこないんじゃ、動機が弱すぎる。がために、クライマックスでいい感じのカタルシスが得られない。
 今までの樋口映画はそれなりにがっつりしたテーマを抱えていて、画面からはそのテーマを「なんとかして伝えたいんだよぉぉーっ」という監督の熱意というものが噴出していました。それがうまくいってるかどうかはまた別の話なんだけど、私は成功・不成功をはともかくその熱を持って作品を「よし」としていたところがあります。ところが、「隠し砦の三悪人」はエンタメ一直線な話で基本的には大仰なテーマはない。見終わって「あー、おもしろかった!」と劇場を出てこれさえすれば、極端な話心に何も残らなくてもいいタイプの映画です。それだけに「気持ちはわかる」で見逃せる要素が少ない。エンディングですかっと腑に落ちて爽快になれないと、見た後の満足度が下がってしまうのです。
 私にとって、この映画がすかっと終わるためには(ネタばれるけど)、武蔵の秋月の二人との別れに際しての行動に「よくやった、そうだよな」とどのくらい納得できるかが最大の要素でした。そして、それを成立させるためには、反感を持っていた武蔵ですら「こいつらはすごい」と思わせるに足る人物像が雪姫と真壁六郎太になければならないわけです。だから、この二人が魅力的に描けていないのは致命的なことだと感じたのです。
 ぶっちゃけ、武蔵が雪姫を「この女は俺の隣りにいるだけの人生を送るような器ではない」「この女は苦しくとも領民を率いて立ってこそ真価を示す人材なんだ」と心の底から思うのでないと、「裏切りご免」は「嘘ついてごめーん」という意味しか持ち得ない。そんな軽い言葉が作品を貫くモチーフじゃ、カタルシスも小さくなろうってものです。

 ただ、相方と話していて指摘されたのは、侍として生き方、領主としての資質みたいなものを、黒澤流れで見に来たわけではない時代劇慣れしていない世代にわかるように描くのはむずかしいんじゃないか? ということで。むずかしい字幕は読めないとまで言われる人がいる現状(それにしても、冷戦とかナチスという言葉もわからないってほんとですかね?)では、侍の価値観、主君の腹の据えっぷりなんて概念的なものをわかってもらうのはさらにむずかしいのではないか、だとすればわかりやすく「好きな子を助けてやりたい」という動機に落とし込むしかないんじゃないの? 女の子も生まれた境遇に準じる生き方より自分を大事にしてくれる男にふらっとしちゃうとこがある方が等身大というか、共感しやすいだろうしと言うわけです。
 でもー、でもー、でもー。そんな安っぽいキャラじゃ、私はカタルシスを得られないのよっ。
 …私みたいな石頭は、これからどんどん物語でカタルシスを得にくくなっていくのかもしれんです。

 長澤まさみの姫姿がどうにも決まらず、「また一段と美しい」と言われても「そうかなあ…」としか思えないのがつらい。着物の重さに顔が負けてるのです。メイクが現代風のナチュラルメイクだからかしら。あれなら小汚い旅装の方が凛々しく見えてよかったような…。声を張っても細さと張りのなさが拭えないのも、キャラに今ひとつ届いてない原因のような気がします。彼女だけのせいじゃないと思いますが。

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2008.05.27

なるほど

 あまりに曲の刷り込みがきつくて、ここ数日仕事しながら「トライアングラー」とか「ダイヤモンドクレバス」を口の中でもごもごつぶやいてたりするんですが(声出してません、そんなことをしたら職場でキモがられる<今の時点で十分キモいとおも)、それになぜかしら突然「鋼の錬金術師」の「メリッサ」が混じり始めて、三曲もごもご状態になってました。
 なんで突然「メリッサ」。てーか、私、「鋼の錬金術師」はアニメ全然見てないんですが。(ポルノのアルバムで単独に曲として聞いていた)
 それが、ちょっとネットをふらついていた先のブログで「トライアングラー」と「メリッサ」が似てるような気がすると書いてあったんですよ。…あっ、言われてみれば私もそんな気がしてきました。そこで。

 はみ出るんでかっこ悪くなりますが、YouTube貼りますと。
 ↓が「マクロスF」のOP、「トライアングラー」。

 ↓が「鋼の錬金術師」の第一OP、「メリッサ」

 どうでしょう? 冒頭がいきなりサビで、ちょっと落ち着いたメロディアスなパートに移る構成が似てるんでしょうか。
 似てても別にいいんですけど。どっちも好きだし。

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2008.05.26

これは見逃せないかも

 元々そんなにメールも使わないし、PHSだからケータイサイトとかも見ないし、職場の地下のロッカーに電波来ないし、当然ゲームの類いもダウンロードして遊んだりしないし。
 だからいいの。二年前のZERO-3[es]でも全然困らない。たまにoperaでwebサイト見るときの表示の遅さはいただけないけど。…メール打つときの日本語変換がどんくさいのもどうにかなってほしいけど。
 ケータイユーザーの皆さんのように目移りするほど新機種が出ちゃう環境にないPHSユーザーのわたくし。今使ってる機体も、というわけで不満がなくはないもののそんなもんと割り切って暮らしてまいりました。去年、[es]の後継機は出たけど、そんなに劇的に変わったわけでもなく、だったらデカくてもテンキーついてる[es]の方がいいやー、とか言ってたし。
 でも。新機種チェックなどする気なっしんだった私の耳に突然届いた今年の後継機種「WILLCOM 03」のニュースは、久々に「新しいのがほしいよぅ」病に火をつけました。うわっ、なんか雰囲気刷新! 初代ZERO-3から[es]になったとき「いきなりケータイっぽくなったなー」と思ったけど、今回はさらにケータイらしさが進化して、ぱっと取り出した瞬間に「何それ?」って言われることもなさそうですよ!<人前で取り出すたびに「そんなの使ってる人、初めて見ましたー」とほぼ確実に言われる。
 てゆーか、持ってるカバンのケータイ用ポケットが全く無意味になっている現状がちょっと悲しかったりするわけです。いつも荷物が多すぎで肩こり促進するように重たくなってるのも悩みではあるんで、ちょっとでも軽くできるもんならそうしたいと思ったりもし。
 でもでもでも。今年はMacMiniを買って、すでに家庭内ローンは枠いっぱい使用中。最近流行りの本体割賦販売コースを利用したら一ヶ月の負担額は1,500円くらいで済みそうなんだけど。うーん、うーん…。
 と。とりあえず現物が発売されて、その手のサイトでレビューが出るのを待とう! レビューの内容を見て、これ以上借金背負うかどうか決めよう、そうしよう。

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2008.05.25

アメリカの十代は負けない

トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション
 相方が借りてきた「トランスフォーマー」をちら見してみました。
 そもそも監督が大味作品が得意なマイケル・ベイだから(<ひどい偏見)、腰据えてみると話のなぞが深まりそうだったので。真剣にではなくほどほどの距離を置いた方がよかろうかと。
 私が古い頭の人だからいかんのでしょうが、なんかトランスフォームの見せ方が細かく早くでわけわかんないですよ! あの元車の大きさからロボットスタイルになるにはいろいろ増量しないと部品足りないのでは? この形からこうはならないのでは? 感ではまさにゲッターロボ状態。<たとえが古すぎます。
 日本のロボアニメで育ったものとしては「ロボの魅せ方はこーじゃなーいっ」という気持ちにさせられることが多々ありましたが、かの国ではこれでいいんでしょうね…。コンボイ隊長はどれなの? とか考えてしまいました。主人公の家に物語のキーになるものを探しに行くときに「静かに待っててくれ」と頼まれたにも関わらず大騒ぎを起こしてしまうシーンは、「これって低年齢向きの映画なのね」と思わされました…。君ら、子どもか! 歴戦の勇士じゃないのか! ロボが特別に主人公の少年と精神的に仲良くなるとこは「らしい」と思いましたけど。リアルロボット系の話でなければ、ロボは主人公にとって「道具」であってはいかんのです。(という私のこだわり)
 主役はサムというサエない高校生なんだけど、謎のハック信号の解明のために軍に協力するはめになるマギーという女の子の視点が別にあって、彼女もそこそこ活躍するのにオチでは全然忘れ去られてる気がする…。出番があれだけあったんだから、エンドロールでやった後日談の中でちょっとくらい触れられてもいいと思うんだけど。チラ見しかしてなかった私の見落とし?
 しかし、主役のサムくんは見栄え的にはごくフツーかちょっとサエないくらいで、中身もそんなにパっとしてるようには見えないんだけど、スタイルもよく美人のクラスメート? ミカエラに、車を買ってもらってからはけっこう積極的にアタックする。高嶺の花とかって臆する感じもあまりなく。この映画ってアメリカでは十代向きに作られてると思うんで、ご当地ではサムの行動は共感もって見られてるんでしょうね。すごいな。プロムで相手がいないことが真剣にヤバい国の人は肝の据わり方が違います。
 で、やっばり最後になんでサムがメガトロンを倒せたのかよくわかんなかったですよ…。確かにコンボイ隊長はどうしてもキューブを守れそうになかったら自分の胸にキューブを押しつけろ、自分がそのエネルギーを引き受けて無力化するから(意訳)みたいなことを言ってたけど、それと同じことがメガトロンにも起きたと考えるべきなのかしら。だとしたら、キューブってその後どうしても活用したい! という欲求が無かったら、トランスフォーマーの皆さんにとってはめちゃくちゃ危険な代物じゃないですか。そのわりに、敵の皆さんは危機意識が低いですね。まあ、ひとん家の庭先で無邪気な騒ぎを起こしたりする人たちだから、ものの考え方はおおざっぱなのかもしれません。<つっこむな、そんなことに。
 そしてもちろん、この事件によって深い絆ができたサムとミカエラはハッピーエンドです。ありがとう、恋のキューピッド、トランスフォーマー!
 三部作だそうなんで、この後多少の波乱は予想されるがな。

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2008.05.21

ダコタ・ファニング、恐るべし

 レディス・デーだったので「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」を見に行ってきました。そっち方面に興味のある方には有名なヴィヴィアン・ガールズを描いたアウトサイダー・アーティスト、ヘンリー・ダーガーに関するドキュメンタリー映画です。こっちでは東京より二ヶ月近くも遅れて封切った上、真っ当な上映期間が二週間しかないという…。まあ、題材的にたくさんお客さんが来る映画でもないから仕方ないですけども。
 私がヘンリー・ダーガーを知ったのは里の両親が買っていた「芸術新潮」でのアウトサイダー・アーティストの特集でだったと思います。カラーページに掲載されたその作品はとてもうまいとは思えず、「なんでこれが『芸術新潮』に?」と不思議に感じたものでしたが、描いた本人が絵画の勉強を全くしたことがない、どころか十分な教育を受けるチャンスも得られず、生涯を清掃人として貧しく生きた全く無名の市井人で、しかしその部屋にたった一つの物語「非現実の王国で」を表出するために数百枚の巨大な絵と一万ページを越える物語を残したと聞いて、これはうまいへたといった言葉で括る世界じゃないんだな、と漠然とした驚きを感じたのです。しかもダーガー本人はこの膨大なボリュームの物語を誰に見せる気もなく自分自身のためだけに描き、その死に際しては全部を捨てることを望んでいたらしいのです。作品は本人の意志に反して死後も残り、多くの人に知られることになってしまいましたが。
 その後、ぽつぽつと雑誌のアウトサイダー・アーティストの特集を読み、そのたびにヘンリー・ダーガーのことをちょっとずつ知りはしたのですが、今回見た映画でやっぱり断片的な雑誌の記事ではとても「知った」なんて言えやしないんだなとしみじみ思いました。一般にアウトサイダー・アートは知的障害を持つ人が手がけることが多いと言われるため、私はヘンリー・ダーガーもそういう人の一人かと勝手に思い込んでいたし。この映画で知るダーガーは、たぶん普通の人。でもすさまじく孤独な人。孤独に自分の世界を守ることを苦痛としなかった人。強い信仰を持ち、その信仰の矛盾に苛まれた人。
 人間の想像力というか妄想力ってなんて強力なんだろうと思う。一つの物語を綴り続ける精神力があれば、いや、その世界を維持したいという強い意志さえあれば、孤独であっても生きていける。それを本人が真に望んでいたかどうかはわからないけれど。
 なんかすごい。ただ、すごいとしか言いようのない人生。何にしても私は、ひたすら半端であまたの砂の中の一粒として死んでいく凡人なんだなーと思った。それはそれで身の丈にあった、けして不幸ではない人生だけど。
 去年東京であった展示会、やっぱり行きたかったな。

 この映画はドキュメンタリーなんで、進行は主に男女二人のナレーションによります。この女性のナレーションが妙に幼い声で、それなのに声の情報量が多いというか、端的に言うと「うまいっ」って感じで、ちとうなりながら見ていたんですが、テロップ見てそれがダコタ・ファニングだと知りびっくり。役者として画面に出れば、それは文句なく年齢を超えたうまい役者さんなんだけど、声だけでもこれか! という。才能は溢れ出るもんなんだな、とこちらでも驚かされた凡人なのでした。

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2008.05.20

「マクロスF」を見る理由

 なんと! このわたくしが!(<ナニモノ)
 今期めずらしく帯アニメを見ていますよ。それも、鉄板に安定していそうな地上波「精霊の守人」ではなく。(何回か録画を失敗して挫折しそうです(涙)
 それは何かというと、もったいぶってもしょうがなく、タイトル通り「マクロスF」です。ななな、なんでやー>自分。この番組ってばそのキャッチが、「恋と友情と惑星の運命が交差する超銀河ラブストーリー!!」ですよ。らぶすとーりー。私の趣味嗜好とは一万光年くらい離れてますよ。
 一番の理由は、たぶん元々の「マクロス」を見てたからってことでしょうなあ…。ぶっちゃけを言うと、私は「マクロス」のいい視聴者ではなく、というのも見ていた最大の理由は「バルキリーがかっこいいから!」というものであったからで。だって、あのフォルムの戦闘機がきれいに変形してロボになるんです。おもちゃだって、ちゃんと見事に変形するんです。おそるべし、バルキリー。タカトクトイス、神。だからバルキリーが大量にかっこ良く活躍してくれればそれでよく、話の方は、まー、どーでもいーというか。むしろキャラはあんまり好きじゃなかったというか。もっと言えば、ヒロインの頭の悪さが許せんかったというか。…美樹本さんの絵がひじょーに苦手だったというか(爆)。
 でも、メカ偏重で「マクロス」見ても正しいと思います。「松田聖子の『青い珊瑚礁』をバックにメカ戦闘やったらかっこいいだろうなと思った」というのが、そもそもの制作の発端だったとかって聞いたおぼえがあるんで。<自己弁護です。
 F関係でちょこちょこ情報を拾ってみると、「マクロス」というと恋愛ものとか三角関係とかってことになってるようですが、当時見ていた感覚からするとあんまり恋愛描写はうまくなかった気がするんですよね。三角関係ってのも途中から唐突に出てきたなあって思ったし。むしろその後の「マクロス7」で確立した要素なんでしょうか。<見たことないからわからない。
 そんなわけで、偏ってはいるものの元祖「マクロス」の基礎知識を持ってる身で「マクロスF」を見ると、ああ、ここが本歌取りしてるのか、とつい気になってしまい、そのうち元祖ネタをどう転がしていくのかな、という興味で引っ張られていき、結局だらだらと続きを視聴していくという流れに。だって、「私の彼はパイロット」とか「小白竜」とか歌えちゃうんですよ、わたしゃー。<ミンメイ、きらいじゃなかったのかよ!<だって、音楽担当はハネケンさんだったから、サントラ持ってたんだよ!
 菅野さんの音楽も大きな要素ですけど。サントラ、買いそうな勢いですから。

 しかし、アニメもラブコメやるのがうまくなったもんです。一応「ラブストーリー」が売りな「マクロスF」ですが、今のところ見ててちゃんと思春期の淡ーい恋愛が進行してるなーと納得できる展開になってます。この辺は元祖より全然うまい。ちゅーか、ダブルヒロインの性格づけは元祖より遥かに私の好みです。女王様キャラだけどそれに見合う努力をし実力も持ってるシェリルと、ちょっと気弱な純情少女、生い立ちにヒミツありのランカと、ポジションをきちんと分けてる。男主役のアルトも、見た目は女と見まがう線の細い美少年だけど(絵的にはそこまででもないが)中身はまだまだ発展途上の熱血野郎と、訳ありヒロインたちが初手から興味ひかれそうなキャラ作りをされているんで、見てて「なんでこいつがモテモテなのよ?」と納得いかない感じにならない。
 作画がちょっと惜しいのが難だなあ…。戦闘シーンはCGなんで作画と言うのとは違うかもしれないけど、モデルをきれいに作ったら後は自由自在に動かせるせいか、CGロボってタメの演出が今イチというか。動きすぎて何がなんだかわからなくなりがち。メカ、かっけー!!と印象づけるタメとかトメとかがもっとほしいなあ。あとは、ラブストーリーを名乗るなら、大事なシーンの作画は細かい演技がつけられるアニメーターさんに頼まないと。情感が出なくてもったいないシーンになっちゃいますがな。
 物語としてもバジュラって何よ? とか、ランカが幼い頃に肉親を失うことになった事件の真相は? とか、七話に出てきた敵方とおぼしき謎の少年はいったい? と謎振りまきまくりで引っ張ってるので、ちゃんとおもしろく見られてます。
 結局なんだ、私はロボ出てる話の方が見やすいのだな…。

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2008.05.16

いゃあん、ウゴルーねた

 「ほぼ日」で! なぜか突然!!(読者的には)
 ウゴウゴルーガに関する連載がスタートしてましたよ!
 かつてウゴルー中毒で危うく会社に遅刻しそうになって、もちろん去年出た不完全DVDボックスも予約の上お買い上げした私としては、チェックするしか! てゆーか、ああいう番組だったから制作サイドの話ってきっと毎日修羅場ってました、という内容になりそうな予感満載なのですが。しかも、現場はあまり自覚してない、ランナーズハイ状態の修羅場。
 ああいう番組は、きっと奇跡が重なってできたんだろうなあ。と懐かしみつつ読みたい連載です。

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2008.05.15

260円の価値

 今回さる事情により(笑)、10年以上ぶりに少年マンガ誌を買ったわけですが、そういうわけで今時の価格がだいたい250円前後だと言うことを知ったという現状無知。
 少年マガジン、あいかわらずだなあ。私には、みょーにあか抜けないというか泥臭い印象が少年マガジンにありまして、それは今回も変わらず。昔に比べると線の細い絵が増えたんで、その分もろに劇画でーす! って作品は減ったんですが、それでもなんか全体に画面が黒々としてるというか。せっかく買ったんで一通り読んだけど、「絵がうまーいっ」とそれだけで引きつけられるマンガが一つもないってのもなんかマガジンらしい。(別にマガジンに描くマンガ家さんすべてが絵が今ひとつというわけじゃないけど、トータルとしてそんな印象が残るのはなぜなんだ)なんか画面が埋まり過ぎというか、みっしりしてるコマが多い。断ちきりだらけで断面真っ黒なのも今どきの少年マンガでは普通なのかしら。
 あと、今回一回分を読んで「これってどういう話なんだろう?」と前をさかのぼって知りたくなる作品が一個もないというのもなー。単に私がマガジンの読者想定層と外れてるからなんだろうけど、たまたま買った一冊が今後の購読にもコミックの売り上げにも貢献しないのももったいないじゃないですか>講談社さん。
 これだとやっぱ雑誌はたまにカタログチェックみたいに読むもので、本格的に一つの作品を読むとしたらコミックでだなーと思いました。連載なり読み切りの一つや二つを目的に買うには、毎週250円はちょっとお高い感じ。

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役に立たないミニ知識

 福岡含め、九州、もしかしたら西日本の「ほっかほっか亭」を展開していたプレナスという会社が、経営方針を巡って長らく関東の「ほっかほっか亭」総本部と争っていたのだが、行き違いが埋まらないためこのたび「ほっかほっか亭」の名を返上、新たに「ほっともっと」というブランドで弁当チェーンを展開することになりました。「ほっかほっか亭」だろうと「ほっともっと」だろうと、そこそこのお値段でそこそこの味で、近所にありさえすれば利用者はどっちゃでもええような気がします。
 私はむかーし、東京で仕事をしていた時期があるんだけど、最初のころ、東京のほっかほっか亭に高菜弁当がないのは関東の人にはなじみのないメニューだからだと思ってました。地域限定メニューなんだと。それが、そもそも経営が別会社だからだと知ったのはいつだったかしら。
 
 これも役に立たないミニ知識ですけど。
 その「ほっともっと」がただいまやってる「ブランドが変わりましたよ」告知CM。音楽担当は菅野よう子です。

 へー、へー、へー。
 「菅野よう子だったらなんでもいいってわけじゃないだろ?」と相方にあきれられました。いや、そうですけどね。

 初めてYouTube貼ったら幅がでかいですね…。見苦しくてすみません。

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2008.05.14

そう言えば、ネオデビルマンってやつも。

 商業雑誌でやったトリビュートの先駆と言えば、「ネオデビルマン」かもしれないと思い出したり。
ネオデビルマン (上) (講談社漫画文庫)

ネオデビルマン (下) (講談社漫画文庫)
 これは何作か読みましたけども、なにしろ参加したマンガ家が濃いところばかりだからかパロディにしてもまじめにテーマを掘り下げたものにしても読み応えがあるものがけっこうありました。ラインナップは上巻が(萩原玲二/江川達也/寺田克也/石川賢/永井豪/ヒロモト森一/永野のりこ/安彦良和/三山のぼる/とり・みき)、下巻が(岩明均/田島昭宇/高寺彰彦/夢野一子/神崎将臣/黒田硫黄/風忍/永井豪)。どっちにも永井豪本人が描いてるのはどうなのよ?(笑)って思いますが。
 そもそも「デビルマン」そのものが私にとって絶対忘れられない読書体験で(小学生であんな話を読んだらそりゃー記憶に刻みつけられちゃう)、だから同じようにこれを忘れられない作品と感じてる作者のみなさんの感覚に少しばかりは共感してしまうのかも。個人的には永野のり子の描いたものが、手元に本がないにも関わらず思い出せちゃいます。永野ダークサイド系の話でした。
 もちろん、「これはナー」ってのもありましたけど。もしかしたら永井先生ご本人の作が一番「をいをい」だったやもしれず(爆)。
 こういう形で原作をいじるっちゅーのもありかもしれんなーと思わされた企画物でした。プロがまじめに別のプロが描いた作品と取り組むのって、異種格闘技を見るみたいなとこがあります。

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サイボーグじゃない

 会社で頂き物の試写会のチケットがあるけど行きませんか? と言っていただいたのですが、別件の用があり残念ながらお断りさせていただきました。社員の皆さんはめっちゃいそがしくて残業三昧なことが多く、アフターファイブの娯楽券が派遣に回ってくることがよくあるのです。ありがたいけど、なんか申し訳ない。
 さて、その問題の映画は「僕の彼女はサイボーグ」。なぜ時間が合えば行ってみようかと思ったかと言えば。あらすじを読む限りでは、このヒロインは、
 「サイボーグじゃないだろう」
と思っていたのを確認したかったからです。脳が人間なのかどうかを。
 その件を職場の同僚に言うと「サイボーグじゃないんですか?」と不思議な顔をされました。だって、あの子、完全人造物なんでしょ? だったらサイボーグじゃなくてアンドロイドでしょ?(正確には女性型だとガイノイドと言うべきらしい)と答えたら、きょとんとされました。ええ、こんなことにこだわるのはSFヲタくらいのもんですよね。でも、今日の用事である野球観戦時に相方に「今日、野球行くんじゃなかったら、『僕の彼女はサイボーグ』の試写会に行けたんだけどね」と話したところ、すぐに「あれはタイトルがなー」と言い出したんですが。
 「そんな会話、なかなか普通の家庭じゃ出ませんよね」と同僚にあっさり言われましたわ。ええ、そうでしょうとも。

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2008.05.13

ブラック・ジャックのトリビュート

 マガジンで「サイボーグ009」のリメイクをやるという話を聞いて、真っ先に思い出したのが数年前チャンピオンだったかでやった「ブラック・ジャック」のトリビュートのことでした。

ブラック・ジャックALIVE 1 (1)

ブラック・ジャックALIVE 2 (2)
 雑誌の表紙に載っていた青池靖子のBJが「ありえねぇえー」観たっぷりでした。それだけでお腹いっぱいになって現物は一作たりとも読まなかったんですが、実際のところどんな出来だったんでしょうか。
 一巻に参加したマンガ家さん(田口雅之/葉月京/村生ミオ/近藤佳文/高倉あつこ/井荻寿一/芹沢直樹/手塚眞/きくち正太/佐藤マコト/北見けんいち)は、ほとんどが私の読書テリトリー外だしなあ。北見けんいちって「釣りバカ日誌」の人ですよね? いったいどういうブラックジャック…。
 二巻は青池保子/立原あゆみ/柴田昌弘/手塚眞+岡崎能士/吉富昭仁/高口里純/たがみよしひさ/やまだないと/乾良彦/八神健/永井豪というラインナップなので、多少絵柄もわかるんだけど、わかるだけに読む前からびみょーな違和感を感じて却って手が出ません。立原あゆみの乙女いヤンキー絵でいったいどんな話が展開されたんだろう。amazonのレビューは、そんなに悪い点は出てないけども。
 なぜこの面々に作品を依頼したのか、参加した皆さんがどのような心持ちで作品を描いたのか、さっぱりわかんないので怖いものが怖いもののままです。BookOffで見かけたら、今度立ち読みしてみようかしら…。<買わないの?

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そんなに大事件

 なんだかよくわからないが「美味しんぼ」で山岡さんと海原雄山が和解したらしいのだが、もう長らく「美味しんぼ」を読んでいない私には、まあどーでもいーことである。しかし、そのどーでもいーことをなぜ知ったかと言うと、どこぞの新聞のwebニュース記事になっていたからである。
 webとはいえ、これはニュースになるようなことなのか。てゆーか、ちゃんと印刷したあかめ新聞にも載っていたと相方が言っていたけどほんとか。みんなそんなに「美味しんぼ」の結末が、山岡さんと海原雄山がどうなるのか気になっていたのか。
 いや、終わってはいないらしいけど。今後は不定期連載みたいになるらしいんだけど。

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2008.05.12

これこれ、この世界!

ガンパレード・マーチ山口防衛戦 (電撃文庫 J 17-15)
 九州奪還の二巻めが出たというので、心置きなくストックしていた「ガンパレード・マーチ 山口防衛戦」に手を出す。「これが最後かー」と思うと出し惜しみしてしまうのである。そのくらい、なんというか、ガンパレのノヴェライズは性に合っている。あのひりひりした戦場を駆ける5121の連中の活躍に、しんどく息詰る思いをしながらももりもり読むのをやめられなくなってしまう。これはだらけきった自分の生活に対する無意識の引け目のせいかしらん。
 山口防衛戦はガンオケのノヴェラのあとに書かれているんで、ガンオケのキャラがカメオ出演しているのも楽しい。青の章の石塚さんは新型機の移動要員に、広島でさりげにワルをシめ上げている緑の章の源と金城と火焔、そして今回裏の幻獣共生派との戦いを一手に担っている白の章の岩崎君。むしろ岩崎、一人で活躍し過ぎ!(笑)こういうのを読むと、ガンオケのゲームシステムの難がつくづく惜しまれる…。もっとハードル下げてくれたらなー。<単にあんたがリアルタイム戦闘戦闘が苦手なだけでは?<しかしー。緑はすんごい難易度高いってハナシですよっ。
 茜くんがそろそろ本当に隠れた「天才」の片鱗を見せ始めたようで、その辺も見所か。今のままだとただの大口叩いてる生意気なお子様、ですもんね。
 あと、速水が。ただ舞の後を歩き、舞の生のために盾になる、と言いながら、それだけでは済まない才覚をぼちぼち表しているようで、「青」への道を確実に進んでるのだなと。その足下にあるのは屍の山ですけども。
 山口、苦難に続く苦難ですが、九州奪還が待ってるからには5121は最後には勝つはず。という安心感をあてにして、二巻めに突入中です。くー、読むのが楽しいっ。

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こんなオットがいいですか?

 このところ見るTVのセレクトのせいか、よくトヨタのヴァンガードのCMを目にします。
 そして、なんともお尻の据わりが悪い、こそばゆい思いをします。井原剛志…。こんなキャラだったっけ。すんごいガタイが大きくて、平成ガメラのときはスタイリストさんが服を探すのが大変で自前のを着ていたという話をどこかで読んだ覚えがあるが。
 こんな演出をしてくれる夫がよかですか?>世間の奥様方。奇跡を起こす夜さとかって言って、星をつかみ取って首飾りにして送ってくれるような。
 これは夫に向けたCMなのであろうか。妻に向けたものなのであろうか。ヨメはんに、たまにはかっちょいいとこ見せませんか、ヴァンガードに乗って、とか。あるいは、いかがですか、夫をヴァンガードに乗せて恋人同士だったあのころに二人で帰りませんか、とか。
 少なくとも私は、相方がこんなことをしようものなら速攻病院に引っ張っていくこと間違いなしである。

 同じ突拍子もない車のCMだったら、スバルのフォレスタの方が圧倒的にいいよな、ヲタとしては。家をあんな秘密基地にされるのは、経済的には困るけども。<半端に現実的。

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2008.05.11

「愛と誠」と言えば

 マンガ好きです、という同僚がいるのだが、いかんせん世代が違いすぎるせいか、「愛と誠」の話をしたら全く知りませんでした…。
 古いマンガだしねえ…。しかし、彼女と話をしていると「好き」と「ヲタ気質がある」は全然違うものなんだな、というのがよくわかります。派遣の乏しいこづかいを毎月ある程度マンガ代につぎ込んでるくらいよく読んでるんだけど、ルーツ探ろうとか作家掘るとか技法が気になるとか、そういうのが一切ない。いや、こんなのはいわゆるヲタ第一世代とかかろうじて第二世代の気質であって、今時のヲタはあっさり過去なんか振り向かないのかもしれないけど。
 でも、24年組、というか、萩尾望都をきれいさっぱり知らないのには正直驚いたのでした。昔のヲタは入れ込んでるジャンルの過去の代表作は、完読はしなくてもサワリは押さえとくとかしてしまいがちだったものなんだが。あの辺ももはや巨匠で過去の人かもしんないけど。

 「愛と誠」は当時からしてついていけないわー感があり、私もナナメにしか読んだことがないので、たいしたことは言えないのでした。だって、なんかへんなんだよな、恋愛ものとして読もうとすると。少女マンガという「恋愛なら任せといて」的フィールドに慣れた立場から読むと、「愛と誠」はどうしたらいいの感がわくのを止められないマンガなのでありました。
 そして、おいていかれ感の強い、少年マンガのヘンな恋愛ものというと、どうしても忘れられないのが「青春動物園ズウ」。「男組」とかが連載してたころの少年サンデーに載ってたと思います。あれ、たぶん「愛と誠」があたったから出てきた作品だったんだろうなあ。「愛と誠」はそれでも一世を風靡した作品としてちゃんと取り上げられる場面もなくはないけど、「青春動物園ズウ」はそのインパクトが忘れられない人がときどき話題に出すくらいでwikiにもまとめがありません。話はほとんど覚えてないんだけど(調べてみたが、めっちゃ破綻してたらしいのでまとめようがなかったのかも)、訳ありのケンカ強い主人公と妙にキラキラした(当時としては)少女マンガちっくな絵柄のヒロインが、様々な苦難を乗り越えて純愛をつらぬく、みたいな内容だったんじゃなかったかと。もっとも、当時の少年マンガだから、純愛を貫くゆうても主人公がやってるのはもっぱらケンカだったような気がするけど。(なんとか調べてみたところ、不良の集められた絶海の孤島にある学園に体操の才能あふれる主人公が親の仇の学園長? を求めて転校するんだけど、その娘がなんと幼なじみで、二人は許されぬ恋に落ちるのだが、みたいな展開がありつつ、不良どもと対決という構図だった模様。そして後半はヒロインが不治の病にかかり、二人で全国を旅するという前半なんだったの? 的な流れに)毎回「ヨッコおォオーッ」「ししにいちゃーんッッッ」と主人公二人が叫び合っていたのが忘れられません。(なぜししにいちゃんかというと、主人公の名前が立髪正義だったからだ)小池一夫のセリフはものすごく癖があって、そんなに気合い入れて読んでなくてもやたらと記憶に残って困ります。どうしてあんなに小さな「ッ」とか「!!!!!」が連打されるんだろう…。
 恋愛ものというと、なぜかしらケンカして戦い抜いてばかりで何かというと命がかかっていた少年マンガも、今やもじもじどきどきしたりハーレムだったり、等身大の青春の悩み背負ったりするようになりました。真っ当になったと言えばまったくもって真っ当なんだけど、後年なんとなく思い出されるのは半端にまとまりのいい作品よりも破綻して不可解だった作品だったりするから、記憶というのも困ったもんである。

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2008.05.10

このリメイクに愛はあるのか

 先日からちらちらネットでうわさを聞いてはいたのだが、そのはっきりした正体を某Kさんから教えてもらった。
 来週の週刊少年マガジンに、「サイボーグ009」のリメイク作が掲載されるそうな。(今週・次回分は公式サイトでカットくらいは見られる)
 へー。
 ものすごく低体温に「へー」。
 マガジンと言えば10年ぶりくらいに「MMR〜『人類最後の日』の真実を暴け!!」が載ったことの方が注目だと思ってた。ネットでも局所的に話題になってて、カフェオレ・ライターでも取り上げていたし。…私は断片的に眺めるように読んだことしかないけど。<をい。
 「MMR」の話はさておいて。しかしまた、なんで突然009のリメイクなんだ。…これも「MMR」と同じ50周年企画なのか。マガジンのかつての二大看板作の「巨人の星」はすでに「新約『巨人の星』花形」なんて謎な姿にリメイクされておるし、「あしたのジョー」をリメイクする勇気はおそらく現役のマンガ家では誰にもないだろうし(いるとしたら「あしたのジョー」を読んだことも作品的評価も知らない人だろう)、かつての連載作でリメイクするのに無難なセレクトではあるとは思うけど。ああ、「愛と誠」という選択もあったんじゃないか?>マガジン。
 リメイクを担当する星野泰視さんってマンガ家、阿佐田哲也の原案? の「哲也」を描いていた人なのか。…じ。地味な絵柄だな。ちゅーか、今まで手がけてきた作品とはだいぶ傾向が違うみたいだけど>009。新境地開拓? でも、マガジンのマンガと聞くと、それがインドアな題材を扱ったものでも暑く泥臭くおとこくさーな世界に活劇! してしまうという勝手な印象があるから、今のマガジンワールドと石ノ森章太郎は傾向が違う感じがするんだよなあ。サンデーの方が多少はしっくりくるような。
 などとのんきに考えてしまう私は、こないだ聞いた「なかよし」での「リボンの騎士」リメイクほど「えええぇええー?」感がないのでした。虫プロのアニメ版くらいしかメディア展開作を知らず、手塚カラーから遠いものに触れた記憶がない「リボンの騎士」と違って、「009」は原作とはかなりテイストが違うアニメとかで免疫できてるからかしら。超銀の衝撃を越えたら、なんか怖いものがなくなったというか。ここまで雰囲気が違うとリメイクっちゅーより原案じゃないの? って割り切ってみられるというか。来週はひじょーに遠いココロで、出てくるモノを拝見させていただく所存で。
 でも、基本的にはリメイクをする作家には対象作に対する愛が欲しいよね。仕事で引き受けましたってんじゃなく。

 ネタの宝庫マンガ「MMR」では、ノストラダムスの大予言での規定日に変わる新しい地球の滅亡日が2012年12月22日になってます。そう言えば、009の完結編では、物語のほんとの時間は2012年とかって話が出ていたなあ。これはなにげなリンク?<そんなわきゃない。

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2008.05.07

たたたたた、たっかー

 いつもパン用の材料を買う「クオカ」なので、一応メルマガなど登録しています。昔のメルマガはそのものもけっこう役立ち情報が載っててよく読んだんですが、ここ一年くらいは普通に取扱商品の紹介がメインで、レシピとか作るときのポイントみたいな情報はサイトの記事にリンクというスタイルになってしまいました。その方がコンテンツとしての利用価値は上がるんですが。メルマガを読む楽しみって減ったかな、と。
 だもんで最近は来ても積んメール化してばかりだったメルマガを、久しぶりに掃除しようとメーラーチェックしていたんですが。
 ついに来た、小麦粉がまた値上げだよ…。
 まあ、メーカー売り渡し価格が二割とか上がったらしいので、仕方ないこととは思います。でも、改定後の価格を見て目が飛び出そうになりました。私が愛用しているスーパーキング2,5kgが921円ですって!? ち、ちょっとまてぇえー。一年前は600円しなかったのではないですか? 三割以上もの値上げを値段として目の当たりにするとインパクトが違います。国産小麦メインの小麦粉の方が以前はお高い感があったのに、あっという間に抜き去ってしまいました。今やはるゆたか100%でも輸入小麦より遥かに安いわ。しばらくは国産小麦系の小麦粉か米粉ブレンドを使ってしのいでいかなくちゃと思うものの、問題はこの小麦粉高は今後多少は緩和されるかってことで。天候などによる収穫量減の問題はもしかしたらなんとかなるかもしらんけど、世界的な需要増での品薄はひどくなるしかないような気が。
 もう、ほんっとにパンやお菓子を家庭で作るって道楽の域に入ってきたな…。店で売ってるパンも上がっちゃいるけど、材料代の値上がりをダイレクトに反映できないつらさの分、ここまで露骨に高くなってないし。
 とりあえず夏くらいまでの小麦粉は、実は買い溜め済だったり。<ひでえ。バターもこっそり貯めているので当面はパン焼きは継続できるけど、秋からはどうなることか。

 家で作る作らないはさて置いても、外で買うのは止められないしなあ。この分だと遠からず、パン屋やケーキ屋も値上がりするんだろうなあ。米はきらいじゃない、むしろ好きなくらいだけど、ばたばた準備する朝食時間には向かないのよ…。

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2008.05.06

たい焼き連鎖

 休日のお昼のメニューを手軽に増やしたいと思い、突如ホットサンドベーカーを買いました。
 正確にはパラエティサンドベーカーってやつです。(↓現物がないので姉妹品)
Vitantonio ワッフル&ホットサンドベーカー VSW-400
Vitantonio ワッフル&ホットサンドベーカー VSW-400

 ホットサンド焼く機械なら3000円程度のお気楽なやつがいくらもあるんですが、このビタントニオってメーカーのやつは他社よりも火力が強く、焼き上がりが早いとネットの噂で聞いたので、お高いなーと思いつつぽちっとボタンを押しました。ただ、「買おう!」と決心した頃、ビタントニオのパラエティサンドベーカーはなぜかどこ行っても品切れ状態で、購入予約してから手元に届くまで一ヶ月くらいかかりました。なぜ? これが爆発的に売れるような出来事があったのか?
 ビタントニオのやつは外国製なので、いろんな作りが大雑把です。コンセント刺したら即電源on、抜いたらoffという簡便性(?)、取手部分についている余熱スイッチの色の識別しにくさなど国産メーカーだったらあり得ないざっくりした作りになってます。それもだんだん慣れてきたけど。
 あと、不思議なのは「バラエティ」と言うだけあってホットサンド以外のものが焼けるプレートがついてるんですが、ワッフルプレートはわかるとしてもう一つがなぜたい焼き? いくら日本の家庭でも、ホットサンドよりもたい焼きを焼く機会の方が少ない気がするのだが。
焼き機を開いたところ
 ともかく、せっかくついてきたたい焼きプレートなので、この連休中に使ってみることにしました。ネットというのはありがたいもので、たい焼きのレシピだって検索したらいくらでも見つかります。説明書についていたレシピの分量が多そうだったら、そっちを採用すれば済みます。(なにせ、このたい焼きプレート、通常サイズの半分くらいしかない)
 最初は慣れないので皮の種を入れすぎたり足りなかったり、あんこが多すぎたりしていたのですが、10匹くらい焼くとコツがつかめてきます。種をはみ出させないようにしすぎると失敗する。端っこせんべいを大量に作るくらいのつもりでいた方が見た目のいいたい焼きになります。
あんこ入れてタネ流しました
 あんこは市販の缶詰を買いましたが、知人宅へお土産に持っていった分はあんこ嫌いの方用にチーズクリーム入りも作ってみました。レンジ使って作れるので、ボールと混ぜ物くらいしか汚れなくて便利。
焼き上がり
 ただ、卵一個使って作る種だと12匹くらいできちゃって、二人住まいにはちょっと多すぎです。が、残ったら冷凍すりゃーいいやと。今川焼だって冷凍食品があるのです。たい焼き冷凍したって、全然問題ない。(そして、トースターで焼き戻せば皮もぱりっとしてなかなか美味)
 あんこが半端に残ってしまい、お土産用に焼いたのも含めると連休中に三回もたい焼き焼いてしまいました。出番ねえ、とか言いながら、なんという当番率の高さ。中のあんをいろいろ変えればスナックっぽくも食べられるし、結構使い出がありそうです>たい焼きプレート。なんと言ってもワッフルと違って、今入手困難なバター使わない分お気楽。
今日は11匹
 ちなみにホットサンドの方もそこそこ出動しています。ハムチーズだったら8枚切りの食パンに具を挟んだセット済みのものを冷凍してしまっておけるので、これも便利。冷凍可の具をいろいろと探して、バラエティ豊かに常備しておきたいものです。(でもポテトサラダはきらいなんだな)

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2008.05.05

「Q.E.D 諏訪の神霊」、読了

QED 諏訪の神霊 (講談社ノベルス タS- 22)
 今回諏訪大社に関するウンチクが複雑すぎて、通勤の友としてだらだら時間かけて読んでいたらタタルさんの講釈がわけわかんなくなりそうだったので、連休中にあわてて読了。高校のときに世界史を取らない人の言うことにゃ、カタカナの人名や地名を羅列されると覚える気が激減だそうですが、どうして昔の日本の人名地名も大混乱ですよ! 建御名方神と建御雷神が力比べをしてうんぬん、以下その因縁がどーのこーのと続けられて、どっちがどっちかわかんなくなったとして誰が私を責められるでしょうか?<自己弁護。
 というわけで、今回はあっと驚くタタルさんから奈々ちゃんへ「GWに旅行に行かないか?(正確には「御柱祭」に代表される諏訪大社のあれこれを検証するために諏訪に行かないか)」というお誘いからスタート。もちろん朴念仁のタタルさんには全く・ひとかけらも下心はなく(と思うんだがどうだね)、困惑するのは奈々ちゃんばかりなのであった。そして、もちろんこの二人の行くところ、死体の転がらぬわけがない。かの地の新興住宅地に起きた連続殺人事件と諏訪大社にまつわる謎を、例によってタタルさんが偏った知識で解決するぞ!
 まあ、今回は歴史うんちくと殺人事件がまあまあリンクしたほうじゃないでしょうか。ここ数作はミステリとして発表するから殺人事件も起こってるけど、本筋はそっちじゃないよね、的な話がちらほら発生してましたから。しかし、古代の勢力関係の細かさと、関連施設に関連行事の多さにうんちくを細かく理解するのは今回ちょっと棚上げ気味です。この辺は別途基礎知識を入れたいところ。
 このシリーズの古代史の切り口や謎への決着のつけ方にはいろいろと異論はあると思われ、私も端から鵜呑みにする気はなっしん、ですが、読めば伝奇小説とか読むときに役立ちそうな日本の歴史の裏舞台知識が身につくのはたいへんよいです。こないだ、会社の新聞に熊野方面に関する記事が載ってて、その辺座ってた派遣の皆さんが話題にしてたとき、Q.E.Dで仕込んだ知識で話に参加したら「すげー」と言われました。すげくないです、アヤしいミステリで得た知識なんですから! どんなことでも知ってて損なし、と思った瞬間。いろんなことがよりおもしろくなる。
 そういう邪念を持っておつきあいしているシリーズです(爆)。
 しかし、今回の最大のびっくりは。
 長野五輪が去年とか言ってるよ、この人たちは! この物語世界ではまだまだまだ20世紀かよ!
 そしてたぶん、20世紀中にはタタルさんと奈々ちゃんはどうにもならんな…。今回は熊つ崎くんや沙織ちゃんも気を利かせて二人旅にしてくれたってのに、何の進展もないしな。ちゅーか、21世紀になったら奈々ちゃん30ですが。なんとかしろよ、タタル!

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2008.05.04

ヲタの義務として

 NHKBS2の「アニソン大全集」を見ながら自家製カラオケ大会をやっていました。
 視聴者層を考えるとそうなってしまうんでしょうが、選曲がウルトラ懐メロ偏りになっているのは今ヲタクには全然魅力的じゃないだろうこの番組。ここ10年くらいの深夜帯アニメの主題歌なんかほとんど出てきません。サザエさんとアンパンマンとドラえもんとジブリ系は毎回のようにセレクトなのに。だったらいっそ、アニソンと括るのはやめて昔の特撮もフォローしたらどうだろう。この大全集シリーズを見るたびに思うのは、特撮系が外れてることに対する違和感です。今回は石ノ森章太郎逝去10年ということで石森作品の特撮もちょっとラインナップされてましたが、次回はもっと多岐に渡ってセレクトしてくださるとたいへんうれしゅうございます。
 そんな中、中川翔子が司会だったからやったのであろう「空色デイズ」が異様に新しく(いや、NHKアニメセレクトの中でやった「今日からマ王」第三シリーズの主題歌もたいがい浮いていたが)「あらまー」だったんだけど、さらにどびっくりだったのが「創聖のアクエリオン」の主題歌の生。な、なぜ、作品的にはけしてメジャーとは言えないアクエリオン。…って、パチンコ効果であれだけ曲が売れたからであろうが。すごいなー、パチンコ。エヴァ映画のわりと若い観客の中にはパチンコでエヴァ知った人たちが結構いたらしいし。個人的には菅野サウンドなので、聞けてうれしかったけども。
 さすがに何回もやっているので目新しいところの選曲もせねばなるまいと思ったらしく、「明日にアタック」とか「ザブングル」とか「プロゴルファー猿」とか一般にはあまりメジャーではなさそうな曲もやってくれてようございました。せっかく串田アキラが来てるのに、ザブングルやらないのが毎回もったいなくてたまらなかったですよ。会場のテンションの低さが痛かったですけども。

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2008.05.03

同じにするよ!

 いったいどこから名簿が出回ったのかしらんが、ここ一ヶ月ほど週末の昼間に必ずと言っていいほど固定電話に一、二本の勧誘電話がかかる。
 身内や知人からの電話はだいたい夜遅くにしかかかってこないし(さすが私の行動時間をよくわかっていらっしゃる)、でなければPHSの方になるんで、平日の夕方や休日の昼間にかけてくるのはだいたい勧誘電話とみていい。でも、それも今までは月一くらいのペースだったんで我慢できなくもなかったんだけど、こう休みごとにかけて来られるんじゃうっとうしくてしょうがない。聞きもせずに切るにしても「どっから調べてかけてきとるんじゃ!」という怒りやいらだち、気持ち悪さはどうしようもない。だったら出なきゃいいじゃないか、と言われるでしょうが、親がそれなりに高齢になってくると突発的な連絡もあるかもしれぬと思い、完全に無視するってわけにもいかなかったりもします。
 そもそも身も知らぬ、売らんかな根性満載の会社の人間に、自分の身元も名乗らぬうちに「○○さんいますか」と名前で所在確認されるのがイヤ。速攻「どちらさまで、何のご用件でしょうか?」と尋ねると、だいたい分譲マンションの販売ってことが多い今日この頃。しばらく前までは訪問での家の掃除はいかがですか? という、私の片付けものできない体質を見抜いたかのようなイタい勧誘が多かったんだけど。資産運用用の分譲マンションなんてものは、訪問清掃の何十倍も我が家とは縁がありませんがな! こんなびんぼな家にかけて来るほど売り先に困っているのか、君らは。
 この質問に対するお返事、聞くなり「分譲マンションの件で」と答えるわかりやすい人はまだまし、「税金対策と老後の生活のために」と効用から始めるのが定番。わかりきってるのに一応この辺まで聞いてあげるのは私としては親切な対応の方です。二本めか! とイラついているときは聞き慣れぬ声でいきなり「○○さん…」と始めた段階で切っちゃうので。(もし急用でかけてきた友人知人で無礼な仕打ちを受けた方にはすまぬ)
 そんなわけで今日もその手の電話がかかってきたわけですが、例の問いに対する返事は「今日は○○さまにごあいさつを、と思いまして」。なんのあいさつじゃい! 速攻「もうこの手の電話はうんざりなんで」と切りにかかったところ、受話器に戻す直前の叫びは「そういうのと同じにしないでください!」。
 するよ! どう同じじゃないのか、言ってみろってんだ! 聞かないけど。(そんな暇、ない)
 それで結局分譲マンションの販売勧誘だった日にゃ、怒髪天をつくぞ!
 仮に不動産で資産運用をと考えたとしても(そんなこたー、今後死ぬまでないに決まってるが)、聞いたこともない飛び込み販売同然のセールスマンから分譲マンションなんて大きな買い物するもんかよ? 金が有り余ってバクチの一つも打ってみるか? なんて道楽考える身の上ならともかく、税金対策だの老後のための資金調達だのというお金に対する配慮を考えるならもっと手堅いところにこっちから相談に行きますわ。それなりの面識のある人から紹介してもらって。
 だいたい不動産小バブルがはじけてモノが余ってきたとかって話がちょくちょく耳に入ってくる今日日、土地勘すらつかめない場所の中も見てない投機用物件なんか怖くて買えるかい。
 と私は思うのだが、この手の電話勧誘が尽きないってことは、かけてまとまる話がそれなりにあるからなんでしょうか。わからんのう。

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