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2008.09.01

すばらしいと思うけどつき合えない…

 毎度受信料をお支払いいただき、ありがとうございます。
 と私が御礼申し上げるのもなんなのですが。そこは一部でNHKの回し者の異名を取るわたくしですから(爆)。
 今日も今日とて民放とは全く違うズレたノリの番組を放送中のかの局ですが、来週はなんとBS2で「アンジェイ・ワイダ特集」なんて激重の映画のラインナップで攻めてまいります。初日は先日ETV特集で短縮版をやった監督についてのドキュメンタリーの二時間版。(先日、BShiでやったやつ)続いて、監督のデビュー作「世代」と出世作「地下水道」。ドキュメンタリーでの監督の弁によると、「地下水道」を映画祭で上映した際、アメリカ人にこの話は実際にあったことをモデルにしていると言ったら信じてくれなかったとのこと。…アメリカ人。さすが、9.11まで自国が戦場になることを知らなかった人たちだ(^^;)。
 そして、代表作「灰とダイヤモンド」、さらに検閲のために十年以上も映画化が遅れた「大理石の男」と続きます。この特集を押さえれば、アンジェイ・ワイダ監督の基本はほぼ押さえられるというお得な入門編。
 すごいと思いますよ。えねっちけーについては、不祥事だの受信料問題だのとすっきりしない気持ちにさせられることはいろいろありますが、今時民放でこんな硬派なラインナップ組む勇気はないでしょうから。最近の地上波は娯楽作や新作はたくさん流すけど、映画の古典や名作はほとんどやらなくなりました。昔に比べて製作本数が激増したからかもしれないけど、私が子どものころはたまーにながら「とりあえず映画史上これは押さえとけ」みたいなのもやってたような気が…。それでなにげに見た作品もあったりしたものですが、今は地上波の映画見るだけではそんな偶然も無くなりました。
 もっとも、みんなもう、TVで映画見ないか。DVDを買うか借りるか。オンラインで見るって人も増えたかも。

 しかし、この特集に自分がつき合うかというと、ぶっちゃけ無理だわーという気もし。平日の夜にポーランドの過酷な戦後を直視し続けるのは精神的に荷が勝ちすぎる。心ヘタりやすい年寄りの私は、毎日こんなにぼんやりふらふら生きててごめんなさいぃいーと身を縮めて生活しなくちゃいけない気分になりそうで。でも、人には勧めてもいいなと思う。親切なことに、初日にはドキュメンタリーという監督と作品についての手引きまでついてるし。<ひでえやつ。
 いい特集。いい番組。でも、たぶん視聴率は稼げない。そういうTV番組も必要だよなーと思う。だから、私はなんとなくNHKを否定しきれない。特にBS見始めたここ十年ばかりは。
 自分で何もかもセレクトしちゃうと興味の無いものがどんどん見えなくなってしまう。それだと視野がタコつぼ化してしまう。新しい情報メディアは確かに便利だけど、興味の無いよけいなものも見えてしまうのが楽しくて、新聞とかTVとかって旧メディアも捨てきれない私です。

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