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2009.02.16

なぜ宮迫

 最近のNHKスペシャルは世相を反映した内容のものだとどんよりと心寂しくなることが多く、ちょい避け気味でした。「沸騰都市」も世界的な不況に翻弄されながらもしぶとく元気に躍進する新興国などを取り上げていて、そのしたたかさに「ああ、日本は老成し切った斜陽の国となったのだな…」と時節柄先行きに暗いものを感じるため、途中をチラ見して終わること多々。
 しかし、最終回の「TOKYOモンスター」は何を血迷ったか近未来をイメージしたミニアニメをプロダクションI.Gに依頼したと聞き、それ目当てに視聴。何より日本が舞台になら「それに比べると日本の現状は…」というどんより感は味わわなくて済むだろうと思いまして。
 …なんか、東京すげー。そして、日本人もしたたか。経済界のトップな皆様、特に目利きの皆様は概ねそうなんでしょうが、すでにこの不況を抜けたときに向けて準備に余念がないんですね。でも、森ビル社長がオフィスから「あの辺を壊してここをこう…」と砂場のお城をどうこうするかのように東京の街並を語る姿は、人も物も山ほど詰まっている、そこにそれぞれの事情がある巨大都市であっても、こういう人たちにはジオラマと同じなんだなーとちょっと嘘寒い気分になりました。
 そして、東京の地下の過密ぶりと言ったら! あの地下鉄の入り込みぶり、各ビルの地下部や地下街の広さから想像はしていたけど、すでにかなりみっちり。首都高の地下トンネルのルートなんか、既存の地下施設の間をすり抜けるように走ってる。CGで見せられるとかっこいいけど(音楽の効果もあって、この回はみょーにパトレイバーちっく。とゆーか、「パトレイバー ザ・ムービー」をもろに思い出す)、地震の多い日本の地下をこんなにしちゃって大丈夫なんだろうか? と地方在住者は心配になってしまいます。
 しかし、こうやって日本はどんどん東京に一極集中していくのだろうか。最早伸び切るだけ伸び切って、あとは国として縮小していくだけだと思っていた日本にまだまだ活力やどん欲さや泥臭いしたたかさが残ってるのはなんとなく心強い気はしたけど、でも、生き残れる場所は限られてしまうのだな。きっと。
 もっとも、このシリーズの前半に取り上げたドバイなんか、今や番組に映っていた活気がどのくらい残ってるんだかって感じではありますが。たった一年でごらんの有様だよ。移ろうのは日本だけではありません。他にも激変したところがたくさんあるんだろうなあと思っていたら、「沸騰都市」のフォロー編がある模様。恐いもの見たさでたぶんチェックします。

 ところで、チラ見していたため全然気づいてなかったんですが、このシリーズ、ナレーションずっと雨上がりの宮迫さんなんでしょうか? (wiki見たら後半担当だった模様)こんなまじめな番組なのに、なぜこんなキャスティング。いや、宮迫さん、声はいいんだけどもさ。とゆーか、私は雨上がりの人としてより先にドラマで役者としての宮迫さんを見た人なんだけどさ。

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