お家でうずら
以前、妹がうずらを飼っていた。うずらの卵のうずらである。遊びに行くとトイレのドアに「うずら注意」と書いてあって、「この注意書き、何?」と尋ねたら「ケージの外に出してるときに、うっかり何も考えずにドアを開けたら、うずらにあたったことがあってさ」とのこと。うずらがいないか、様子を見ながらそーっと開けろ、ということらしい。
なんでうずらかというと、動物を飼いたいなと思ったとき、犬猫は情が移り過ぎ、亡くした時につらすぎる。(実家で飼っていた犬が死んだとき、一番凹んだのがこの妹)かといって、熱帯魚なんかは人間と距離があり過ぎて、「動物!」という実感に薄い。増えるときはどっと増え、死ぬときもどどっと死ぬのを繰り返しているとだんだん生死に無感覚になってしまい、生き物を見ているというより鑑賞物を見ているような感じになっていくのも「違う…」と思ってしまったとのこと。(会社で増え過ぎたグッピーを少し引き取って飼っていたことがある)
で、鳥ならどうだ? と考えたらしい。犬猫と同じ体温があるけど、なつくとかしつけるというのとはちょっと距離がある。だから、べったり気持ちを持っていかれることもないだろうと。もっとも、実際に飼ってみると個体による性格差も結構あって、その分情も移り、でも犬猫よりも短命だというのがコタえて、結局今は飼うのを止めてしまってるけども。
そんなうずら、なんと運と根気さえあればお家で孵すことができるらしいですよ。
デイリーポータルZの「スーパーのうずら卵から、ひな鳥ぴよぴよ」によると、パックのうずらの卵にはたまーに有精卵が含まれていて、孵化する環境さえ整えてやればひなが生まれる可能性があるらしい。この記事では全部でうずらの卵を80個買って、三羽孵すのに成功してる。一回目に確認用に割ってしまった卵の分も加えると四羽になってたかもしれず、それで計算すると二パックで一羽のうずらという確率になる。けっこういい割合なのでは。
しかしこの記事のうずらのひなってば、殺人的にかわいいよう! かわいすぎる。うっかりスーパーに卵買いに行ってしまいそう。…孵す根気はないけども。
鳥がこれほどかわいいひな状態なのはほんとにはかない期間だけど、うずらは大人になっても小さいのでそれなりにかわいく飼えると思う。メスだとたまに卵も産むらしい。(妹談)どなたかお家でチャレンジしてみませんか。
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Comments
ついうっかり、「うずらの親が見てみたい」まで読んでしまったですよ……
ううう、何か飼いたい。
断乳したちびがすっかり赤ん坊を脱してしまったので(あとは人間育てか)、ある意味子育て衝動が出てきたのかもしれん……
Posted by: luna | 2009.02.21 01:56 AM
小学生の頃、お絵描き教室の帰りに商店街の入り口で、おじさんが箱一杯のうずらひよこを売っていました。
もうかわいさにノックダウンですよ。かわいさ×数百。
考えてみたら、あのけっこう固くて割れにくいウズラ卵の殻を破って自力で出てくるわけですから、見かけによらずタフな奴らですね。
Posted by: まんりき | 2009.02.22 02:28 AM
その後、うずらから鳥インフル事件などが起き、うずら受難…。
>lunaさん
いやまー、人間の子どもより手のかかるものはないですから。と子育て体験のない私でも思います。
しかし、かわいさ、半端ない。
>まんりき師匠
うずらのひよこは、鶏のひよことはまた違った愛らしさがありますね。ウリ坊に似た茶系のまだらがまたぷりちー。
ウリ坊もあの色合いがかわいさを倍増させてる気がします。育ったときの大きさ・パワフルさを忘れさせる。
妹宅のうずらを埋めた側に月桂樹だったかが生えてるそうですが、すんげー育ってびっくりだそうです。なぜかは考えまい。
Posted by: きいろ | 2009.03.06 04:08 AM