2006.04.10

謎の海洋生物が!

 深刻な事件なのですけど…。
 鹿児島で何かに追突された高速船が故障し、多くの怪我人が出たというニュースをやってました。
 しばらく前から九州と釜山を結ぶ高速船が正体不明の物体と衝突して運行が遅れたり怪我人が出たりという事故がちょくちょく起きていたんですが、今回ほど大規模なものではなかったせいか全国ニュースで見たのは初めて。天井材がはがれ落ちた船内や降りる人たちが担架で運ばれる様は今までにない被害の大きさを伝えていて、ローカルニュースで聞いたときとは事件の印象がだいぶ違います。正体不明とは行ってはいるけど概ねの記事には「どうもクジラらしい」とあって、へー玄界灘ってそんなにクジラいるのかー、と地元民とは思えないヌルい感想を抱いてました。
 そんな私、だけでなく同居人までが色めき立ったのが、同じニュースをクジラではなく「海洋生物」と表現した記事。
 「海洋生物!」「玄界灘の深海には、未だ人に知られぬ海洋生物が生息していたのだ!」「もしかして、去年の地震で海底に今までなかった不思議の地下世界につながる亀裂が生じたとか」「異次元の扉かも知れぬ。謎の海洋生物はそこから送り込まれた偵察隊なのだ」
 …ばか。
 実際に衝突されて怪我した皆さん、ごめんなさい。安全運行に頭を悩ませている高速船の会社の方、すいません。
 しかし。しかし、「海洋生物」とくれば「謎の」とつけなければ!と思ってしまう不届き者は、私たちの他にもいるはず。きっと。

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2006.01.27

さようなら、AIBO

 経営見直しのただ中にあるSONYが、ついにAIBOの製造を中止すると発表しました。
 ああ、ついにこのときが来たか…。
 去年、ロボット部門の規模縮小の話を聞いたときから、いずれは撤退ということになるのだろうなと思っていました。最近のSONY、かなり瀬戸際感が漂ってるもんなあ。
 何か仕事をするわけではない、純粋なエンタティメントロボットを犬の形にしたAIBOの開発チームのセンスは素晴らしいと思いました。他の何者でもない犬の姿をしていたからこそ、AIBOは初期の至らない動作を許容され、多くの人に愛されてきたのでしょう。とても手元における価格ではなく、ただ売り場で眺めるだけの存在だったけれど、AIBOには正味夢をもらいました。
 車が空を飛ばなかった21世紀の到来。SFファンはなんとなくがっかりしたもんですが、HONDAのP-2、P-3やAIBOは「来たるべき21世紀」の匂いを嗅ぎ取らせてくれました。なんかありがとうって気分です。感謝です。
 またどこかで、AIBOの子孫達に会えますように。

 これでまた「ハル」を読んだら泣く要素が増えてしまったなあ…。

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リアルだとこうなる

 今朝の朝刊でやぁな記事を読みました。
 去年、福岡市内で空港勤務の女性が通勤途中の公園で殺されるという事件がありました。早朝の出来事とはいえ、人気のない場所を通って通勤している人も少なくないわけで、地元民としては何となく不気味な気分にさせられたものです。
 その後捕まった犯人は、なんと県下で他に二人の女性を手にかけており、しかも車の中には女物の下着があったりして、殺人ではないにしても余罪がありそう…という女性にはあまり気持ちのよくない展開に。しかもこやつ、借金してるからカネはもちろん欲しかったようだけど、何より端から暴行目的で包丁まで持ってたというのが…。捕まった後とはいえ、こういう人が県内をうろついていたのかと思うと、いい気持ちはしないという人は多かったのです。

 その事件の公判で犯人のあまりの態度に裁判長が異例の説教をしたと言う記事が、問題のいやぁな記事。朝日では見つけられなかったので別記事をリンクしておりますが、ニュースページはよく削除されるので内容を一部転記しておきます。


公判で鈴木被告は取り調べに対する不満を述べることに終始。これを受け、谷裁判長は遺族が毎回傍聴に訪れていることを挙げながら「遺族は君の反省の言葉を望んでいる。君が殺したんだよ。遺族は『到底許せない』との気持ちを深めたと思わないか」と顔を紅潮させて語り続けた。

 被告は時折「その通りです」とうなだれた。

 鈴木被告は捜査段階で「若い人に自分のしたことを話し、命の大切さを訴えたい。自分から死刑を求める勇気はない」などと述べていたが、この日の公判で検察官は「3人を殺して無期懲役になるのは虫が良すぎる。今から(死刑を)覚悟しておいた方がいい。こんな事件を社会は許さない」と語った。


 …本当に虫のいい話です。複数人、しかも面識のない人を自分の都合で殺しておいて「死刑になりたくない」ですとぉ?
 googleのキャッシュなのでいつまであるかわかりませんが、初公判のときのやりとりを記した記事を見つけました。これがまた腹立たしい内容です。
 人が犯罪を犯すにはいろいろ事情がありますし、私自身真っ白な手を持ってる訳じゃありませんが、こやつはちょっとどうかと。きっと「控訴する」とか言い出すんでしょうが、こやつの性根が入れ替わらない限りはそれを傍聴するであろう遺族の心は踏みにじられ続けるのではないでしょうか。やりきれん…。


 現実に起きた軽々しく扱うべきではない事件をこういう引き合いに出すのは許されないでしょうが、すっかり脳を汚染されている私は「この犯人の思考回路、ヲチ最中のアレの主人公みたいだ…」と速攻思ってしまいましたよ。腐っててすみません。
 罪の意識のなさっぷり、社会という物への視野のなさすぎ。こういう感覚の人はどうしたって悪役にしか見えないんですが…。

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2005.07.04

エステ王国福岡

 朝日新聞によると、福岡はエステがしのぎを削る乱立地なんだそうです。福岡で磨かれて全国区になったエステや美容系のサービスも多く、最近流行の岩盤浴も発祥はアニーグループの「石の癒」と書いてありました。へえーへえーへえー。アニーグループって、カントリーでちょっとエコな雑貨屋「アニーのお気に入り」を展開しててそっちには行ったこともあるんだけど、岩盤浴の店はまだ足を踏み入れてません。ほんとは行ってみたいんだが。天神の店がIMSなんて土地代の高いとこにあって、郊外店よりびみょーに高い利用料になってるのがどうもなー。(オプションを考えたら差額は埋まってるのかもしれないが、納得できーん)
 どっちが先かニワトリタマゴ、福岡にはエステティシャンの専門学校も多いそうで、専門学校→既存のサロン→独立ってルートで増殖したりもしてるんだとか。大きなサロンからマンションの一室で開業してる個人まで乱立しまくるエステを支えているのが全国一の発行率と言われるフリーペーパー。職場にも各種届きます、ホットペッパー含めて。そこにくっつきまくったお試しクーポンを渡り歩いてエステやマッサージを利用しまくっているという猛者の話も聞いたことがあります。(お試しこっきり、二度と行かない)数撃てば、中には振り切れない人もいるのだろうな。

 なぜ福岡というか西の方でエステや美容サービスが隆盛するかというと、脱ぐのに抵抗がないから!と書いてあって、そうか?と思いました。暑くて露出慣れしてるから、施術者の前で服を脱がなければならないサービスを積極的に利用できるんじゃないかって。そそ、そうなのかー?
 なぜエステかというと、まだまだ田舎ではケバい化粧をしてるとコミュニティで眉をひそめられるからだそうです。えええ、まだそんな土地?化粧でばりばりに顔をデコレーションして見場をよくしても「あそこの家の娘がまたアバズレなかっこして」(アナクロな表現)と言われるけど、皮膚そのものがきれいなのは素直にほめてもらえるから、そっちの需要の方が多いって分析なんですよ。まぢで?
 まあ、確かに地場の会社はびっくりするほど男尊女卑な社風のとこがありますけど。社内の男だけ三十年くらいタイムスリップ(鬱)なとこってまだまだ残ってるのは事実ですけど。
 脱ぐのに抵抗がないという開放感とムラ社会ちっくなコミュニティの目を気にする感覚が同居した分析がなんともなあ。何度も言うけど「九州の人って冬でもムームー着てるんですよね!」なんて認識はおかしいですから…。

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2005.06.30

確かに邦画よく見てるわ

 サンケイのビジネスニュースサイトでアメリカで映画が不振だというニュースを読みました。今年、興行収益が確実に期待できそうなのは「SW」くらいみたいです。
 他にも、いくつかアメリカの映画不況を伝えるニュースを見たので、こりゃ真剣にヤバそうです。
 という私も、今年になって見た映画、ざっと思い出しても邦画が多い。こんな年、過去20年ばかり振り返ってもありません。洋画は、「バットマン ビギンズ」の前が「ロング エンゲージメント」だもんなあ。これも中身はおフランス映画だから、純粋なハリウッド映画とはちと違う。
 前にもちょくちょく書いてるけど、もうハリウッドの対策の予告編見ても「おおお、見に行かなくっちゃ!」って気にならないんです。なんとなく予告編でお腹いっぱい。驚かないちゅーか、心が躍らないっちゅーか。邦画は、画面的にはしょぼいだろうなと思いつつ、DVD出てからでもいいんじゃないって気もしつつ、でもふらっと劇場に行ってみたり。いったいいつからこうなっちゃったんでしょうか。私のココロが老けてスレたせいだと思ってたけど、アメリカだけじゃなく全日本的にもこういう傾向なのかしらん。
 今後も見に行こうとはっきり思ってるのは「逆境ナイン」とか「姑獲鳥の夏」とか「亡国のイージス」とか邦画ばっかりで、洋画は「人が減ったら、いちおーSWIIIは押さえとくかなー」「『宇宙戦争』はどうしたもんだかなー」なんてユルい意欲しかわきません。
 でも、さすがの邦画ラッシュ(私の気分的な)も、秋以降は途切れるんだが。

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2005.06.27

命名

 ↓とか書いてたらYAWARAちゃん(という呼び名にもあちこちでご意見があるようだが)がご懐妊とか。ママでも金、とかほんとにやりそうで怖い。リアル母シャチ。個人としておつき合いしたい人かどうかはともかく、すでに平成史に残る勢いのジュテーム、じゃなくて。すでに伝説に残ることが確約されてるスポーツ選手だからなあ。
 子どもが谷突進太だったらどうしよう。<絶対にない。
 女の子だったら突進子。だめ?

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2005.06.20

男同士だと違う

 同じ監禁事件でも、被害者が女性と男性では結末がかなり違ってくるものなんですね。
 と思わされた埼玉での男子大学生殺人事件の顛末です。王子様の監禁事件では、被害者の女の子はひたすら抵抗心を失って、逆襲どころか隙をついて逃げ出すのが精いっぱいだったけど(その後事件について触れられるようになるまでにもかなり時間を要している)、男だと事態はバイオレンスになって被害者が加害者に。この差はどこから来るんでしょう。プライド?男同士でも体格差はあるから、力に自信があってのことじゃないでしょうし。

 性犯罪というと、成人男性のほとんどは自分が被害者になる可能性を考えたりしないものでしょう。乱暴に言えば、いくらなんでも加害者にはなるめー?と思ったら、後は他人事です。父親だったら、子どもが被害者になるかもと不安になる人はいるでしょうけど。だから満員の公共交通機関の中や人気のない夜道で命やお金以外のものを盗られる恐怖をリアルに理解できないし、そのせいか対応に今ひとつ真摯さが見られない気がします。
 正直、あまり真剣みが足りないと感じるときは、男性の性犯罪者は全員男性にレイプされるという刑に処して欲しいと思ったりしますが、襲う側にも好みがあるでしょうから無理にお願いもできません。
 そんなわけでこういう事件はレアかもしれませんが、男性にとって性犯罪の被害者になることは全くの対岸の火事ではないってことで。年を取っても体格がどうでもリスクは発生するものらしいですよ。

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2005.06.09

これって私?

 共同通信社のニュースで紹介していたアンケートを読んでちょっと青ざめ。
 シチズンが「時の記念日」に寄せて実施したアンケートによると、夫の2割、妻の3割が相棒のパソコン使用時間を「長い」といらついているのだそう。
 ひえー。ほぼ毎日きっちり一時間はネットしてる(日によってはもっとヘビー)私は激マズかも。相方をいらつかせてるかもー。
 でも、もっといらついているのはいつでももれなく遊んでほしいアインだろうなあ。今もふてくされた視線で恨めしそうにこっちを見ているよ⋯。

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2005.06.03

気持ちとしては同情します

 十歳の男の子に「おばさん、怖い」と言われた29歳の女性が子どもをボコ殴りして逮捕されたそうです。
 犯罪です。しかも相手はいたいけな子どもです。許しがたいことです。
 と考えるのが普通でしょう。
 でも、ボコ殴りは確かにいけないけど、わたくし、この人の気持ちもわかる気がするのです。
 だって、子どもの集団ってけっこう残酷じゃないですか?七人にもなれば増長しまくって子どもなりに腹に据えかねることを言ったりやったりしますもん。十歳くらいじゃ言っていいことと言ってはいけないことの加減がわかってない分、暴言吐きまくりだし(特に男の子)。
 29歳にもなると、女性は社会的に不安が増してきます。少子化だ晩婚化だと言われていても、友だちはじりじり結婚・場合によっては出産で祝い事の出費が次々にやって来る。職場では上司や同僚から「おー、まだ結婚せんのかー」と全く悪意なくあいさつされる。(これは実際に派遣の同僚が言われてる)求職率は上がってるなんて記事が出てるけど、経費を切り詰めたい会社はまだまだたくさんあって、女性は育てる気が無いんだなとか、年が行ったら肩叩かれそうとか、会社の社風がわかってきて先行きが暗くなってくる。
 そんな週の中日。考えなしのガキドモにお気楽におばさん呼ばわりされたら、心の中でぷちっと何かが切れる音がする可能性も、それはあるかもと思うのです。
 この方は風俗店にお勤めとのこと、年齢的なことが会社勤務より一層身に染みてつらいのかもしれません。
 取りあえず、子どもの物言いには普段から気をつけておいた方がいいでしょう。よけいな危険を抱え込む可能性も減るし。ご自分が29歳から30歳に至るあたりの気持ちの揺れを考えたら、「思っても言ってはならない」のは同性としてわかっていただけるのではないでしょうか>お母様方。
 もちろん、大人もおばさん呼ばわりされても相手をボコ殴りしたりしない分別を身に付けなくちゃいけませんが。

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2005.05.31

もっと他の何か

 実はちょっと前のニュースだったらしいんですが、名古屋で無職の30代男性が約二年間に70件もの婦女暴行を行っていたという記事を読みました。高層階はベランダ側の戸締まりが緩めだからとカーテンの色などで住民の性別を判断し、雨どいなどをつたって侵入していたとのこと。
 70件ですよ、二年間で。一年に36回、月三回もこんなことをやっとったんかい。
 というか、高めのビルの屋上から雨どいつたって降りるなんてあんまりやりたいと思わないんですが。もしものときは命に関わるし、生きてても後々後遺症残りそうだし。70回もそんなリスクを犯す気力があったら、もっと他に建設的なことができるんじゃないかと。それじゃだめなんですかね?
 エロに賭ける男のエネルギーには呆れるっつーか、なんつーか…。
 被害にあった方の心中を思うと重罪にしてほしいけど(宦官の刑とか)、世の男性におしなべてこんなエロパワーがあるとしたら、取り締まっても締まりきれません。こんなやつはイレギュラーだと思いたい。

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