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2008年5月

ハイスクール・クイーン

 先週あんなだったのに今週はこうかよー?(笑)
 がっつりアクションでメカメカしていた6話・7話のことはすっかり忘れて、今週は120%学園ラブコメです。命がけで戦ってる側でこんな生活。フロンティアの人たちってどんな精神状態。
 事務所に所属して本格的な芸能活動を始めたランカだけど、事はそうそう順調に運ばない。フォルモで巨大な人参の販促のために着ぐるみを着て歌ったり、TVのちょい役を受けてみたりと全体に地味な仕事ばかり。だけど、いきなりスポットライトを浴びて根拠もなく持ち上げられるのもうそっぽいと思うわけです。きちんと下積みやりました、の後に大ブレイクが来てこそ「なるほどなー」となるので、つらくても今はランカには辛抱のとき。徳川さんみたいな同僚から学ぶことも多いはず。(てゆーか、いい人だ>徳川さん)
 メゲそうになることも多いランカにもたらされた吉報は、美星学園への転入が認められたことでした。やはしお嬢様学校でげーのー活動は許されませんでしたか。SMS入りして以前にも増してミハエルやルカにいじられ放題のアルトとしては、いじられネタを増やしてくれるランカの登場はちと「えー?」だった模様。この子はほんとに乙女心に疎いなあ。ミハエルがあきれるのも仕方がないけど、学園でも「姫」の呼び名が定着しているくらいの容貌で女あしらいがうまかったらそれはそれでいやんな感じ。繊細そうな外見と粗暴な中身、というちょーアンバランスがアルトの持ち味ということで。
 忙しい毎日、せめて学校でくらいアルトと一緒にいる時間が作れたらな、というランカの切ない思いは、しかし突然乱入したシェリルによって無惨に打ち砕かれるのでした。なんというバッドタイミング。しかし、シェリル、ひまなのか? 現地の人たちとの交流のためという名目での活動とはいえ、それなりに時間とられるのに。その上、銀河の歌姫ともあろう人がファンにもみくちゃにされる可能性もあろうに、堂々一人で(マネージャーとかなしで、という意味)学内を歩き回るとは。
 このところ気になるのは、銀河に散らばる地球人類の間でスーパーアイドルとして知られるシェリル・ノームという設定だけど、ちまたでの人気ぶりが今ひとつ画面から伝わってきにくいところ。生徒の皆さんがシェリルの来訪にどよめいてるシーンはあるものの、その人気の絶対性が打ち出し足りないというか。この辺はモブの背景化というか、「その他の皆さん」が血肉通って書かれてないのが大きい気がします。なんちゅーか、メインの皆さん以外の、フロンティアという生活圏のにおいがないんですよね。その分、名のあるキャラの描写が濃いのかもしれないけど、このキャラたちの背後に1000万人だかが生活している移民船団があるという実感がない。
 なので、あのシェリル・ノームが学園に! という衝撃度が小振りな印象だけど、とにかく美星学園は大騒ぎ。動揺する一般大衆など目にもくれず、シェリルはアルトを奴隷呼ばわりして学内の案内を申し付ける。この辺のシェリルの描写がすごい。(あと、ルカもへんだ。おまいの頭の中は「腐」か?)なんちゅー突き抜けたキャラだろうと。図太さとたくましさとあつかましさと、その裏に見え隠れする本音のバランスが動かしてる方もおもしろいんだろうなあ。
 で、やっぱりアルトはシェリルのイヤリングを無くしていたのか…。あの状態ではどうにもならんかったろうけど、でも人の母の形見だと聞いた品なのにー。細かい状況の把握も無く行動してしまうアルトは、まんまスーパーロボットもののヒーローキャラです。自分の失態を指摘されては、アルトもシェリルの言うことをそうそう無視できません。
 女王様のご希望でパイロットの練習用EXギアを着用させたはいいものの、歌と機械では勝手も違う。失敗しまくる女王様。この後、女子キャラのみなさんでシャワーシーンという展開があざとい。シェリルは堂々としたもので、ランカに仕事の口利きをしてあげてもいいわよ、という言葉に食って掛かるナナセにも涼しい顔。もっともシェリルはたぶんランカの本気を試そうとして言ったのだろうけど。
 洗濯機の使い方がわからず四苦八苦しているシェリルの脇で、あのみどり色の生き物がシェリルのぱんつを強奪。えー? なんですかー、この展開! 女王様、のーぱんのままワンピースの裾を結わえてEXギアを装着、ぱんつをかぶって学園内を逃走するみどり色の生き物を追いかける。いいんですか、トップアイドルがこんなギャグシーン背負って。なんてカバー域の広いキャラなんだ、シェリル。壁を廊下をぶちこわしながら突進するシェリルは、屋上でやっとぱんつをきゃーっち! しかし、ロックがかかってなかったEXギアがこの大事なときに外れ、空中に投げ出されるシェリル。そこをEXギアに身を包んだアルトが救う。
 んまあ、空中飛行しながらお姫様だっこですよ! まったくアルトってのは罪作りなやつです。普段は気の利かないこと甚だしいのに、いざってときに見事なタイミングで劇的なことをしでかしてくれる。こんな中身がさつで精神年齢低々の男にランカみたいなうぶい子がつい惹かれてしまうのも、これじゃしかたがないってとこ。
 人工とはいえ自然の景観とは縁遠いギャラクシー育ちのシェリルには、絵に描いたような夕焼けの景色もきれいに見える。そんな状況で一緒にいるのがアルト。あああ、スキー場の恋心理が働いてしまいます。役得だ>アルト。(でも、「なまなましいんだよ、お前はっ」というやりとりがなかなかよかったり)
 一方、駆け出し歌手には様々な障害が待ち受けています。貴重なTV出演の機会をシェリル出演の特番で失ってしまったランカ。傷心の彼女が訪れたグリフィスパークの丘には、なんとあの謎のバルキリー乗りが! しかも、なぜかアイモのメロディーを知っている、という新たな謎を振りまきます。もしや、こいつ、ランカの身内? ってーか、あんた、その格好、なに?<妙に露出の多い服着てる。ランカは全然気にしてないみたいだけど。
 ブレラの登場で十分「えー?」感のあるオチだと思ったんですが、なんとそれだけでは済まず。シェリルがパイロットコースに転入ですとー
? 女王様、そっちにも才能がおありで?(転入試験があるってことは、それなりの成績出さないといかんのですよね?)これで完全に、学園内三角関係ラブコメを展開する準備ができましたね。手堅いなあ。

 まっとーなメカものでないのはとうの昔にわかってましたが、先週からの落差がすごい。そして、作画もなんかくせが強くてすごい(笑)。TVシリーズに絵柄の統一なんか求めないんでかまいませんが。ある程度のレベルが維持できてりゃーたいしたもの。
 しかし、エンタメとして外さない作りはほんとにうまいなあと思います。一本まるまるギャグみたいな話にもさりげなく次回へのフックを潜ませてあるので、謎が気になる人も三角関係が気になる人もとりあえず次回も見なくちゃって思っちゃうだろうし。…それで終盤、ちゃんとまとめきれなかったら、なんだかなー? ですけど。ぜひがんばっていただきたい。

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 「マクロスF」の感想とその周辺をだらだら綴るブログ。熱意がある限りの期間限定。
 意外と暴言さんなところがあるので、ちょっと読んでみて心が痛んだ方は回れ右をお勧めします。
 感想はネタばれ満載でかなりクドいです。あと、回を追うに連れてシェリル寄りの姿勢が明らかになっていくので、ランカ好きは地雷かも。
 モノローグだったり色気低だったりする小話も多少。これもシェリル寄り多めな感じで。
 基本、らぶへの関心は薄め。強いて言えばノーマル推奨で。
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